写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

「花王」「花神」とも呼ばれる<牡丹> 

2023年04月26日 | 写真日記
    [唐紅の ]

  咲きにけり唐紅の大牡丹 正岡子規
「牡丹」という季語で俳句などを探しているとさすがに「花王」、花の王とも呼ばれる牡丹の花を詠った句はたくさんあります。
正岡子規は上記の句で「・・・唐紅の大牡丹」と最大級の形容で牡丹の花の美しさと艶やかさを詠っています。
私は研究者でないので子規がどのような心境でこの美しい花の開花を詠ったのかはよくわかりませんが病の床に臥せているときに咲いた牡丹を詠ったように感じています。

    [寂として]

   寂として客の絶間のぼたん哉 蕪村 
少し雨の気配のする牡丹寺、工事のために駐車場を使い難くなっているせいか例年ならば参詣の方たちの姿も多いときですが、この日は人の姿が少なくてゆっくりと写真を撮ることが出来ました。

    [垣間より]

  垣間より隣あやかる牡丹かな 千代女
「あさがおにつるべとられてもらいみず」の作者、加賀の千代女も上記の牡丹を詠った句があります。
金沢には民家の垣根越しに牡丹の花を咲かせているお宅が時々あります。
垣根の隙間から鮮やかな牡丹の花にレンズを向けることもあります。
千代女もそんな牡丹の花をしばし見入っていたことがあるのでしようか。

金沢市議選も終わり、この季節に毎年行っている金沢の牡丹寺で撮った牡丹の花写真をアップして[写真師の新カメラ日記]を更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
コメント
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