NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

江戸に学ぶエコロジー「持続可能な農業」

2011年05月03日 | エコでボランタリーな江戸の町
パーマカルチャーという考え方をご存じでしょうか。

パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語で、オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。

パーマカルチャーは、自然のシステムを観察し、伝統的な農業の知恵を学び、現代の適正技術を融合させることにより自然の生態系よりも生産性の高い「耕された生態(cultivated ecology)」を作り出そうとするもので、次の5つの考え方を基本としています。

①動植物、水路、建物、道路など、敷地内に配置される構成要素は、相互に助け合うように配置する。
②その土地内での生産活動及び生産物は、リサイクルの形態をとる。
③敷地内に多様な植物を育成し、混植をしながら森と畑を作る。
④節水保水のために、等高線に沿って畝を作り野菜や木を栽培する。
⑤よい土を作るため、表土は常に枯葉等でマルチをする。




公益社団法人日本国際民間協力のHPより参照


パーマカルチャーの考え方は東アジアの伝統的な持続可能な農業と共通する部分が少なくありませんが、江戸近郊で行われていた農業は正にその実践例と言えるものだと考えます。

私たちが江戸時代の先祖から学ぶことは、まだまだ沢山ありそうです。

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