NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

菜種の刈り取り

2011年05月16日 | 二宮町商工会の紹介
今日は、二宮町商工会館の隣地で冬の間にきれいに咲いてくれた菜の花を刈り取りました。





莢(さや)から種を収穫。
また、来年に備えて秋には蒔きたいと思います。






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横浜山下公園のバラ園

2011年05月15日 | 日記
今日はお天気に誘われて、横浜山下公園のバラ園に行ってきました。









横浜市では平成元年に市制100周年を記念してバラを市の花に制定しました。
ここには60種類400株のバラが植えられていますが、6月中旬ぐらいまでは楽しめそうです。









休日に公園めぐりができるのは、ワンコがいるからこそなんですよね。







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湘南なぎさ市

2011年05月14日 | 日記
いま、江の島の湘南海岸公園で開催している「湘南なぎさ市」のお手伝い中です。









このところ地震や雨にたたられて、久々の開催です。

東日本大震災の被災地を支援する活動をしている人たちも大勢参加しています。









7~9月を除いて毎月第二土曜日に開催していますので、ぜひお越しくださいな。

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震災による神奈川県経済への影響

2011年05月13日 | 日記
浜銀総合研究所は5月10に、「震災によるサプライチェーンの途絶と電力不足が神奈川県経済に及ぼす影響について」と題するレポートを発表しました。

同レポートでは、「サプライチェーン(調達・供給網)の途絶の影響については県内GDPを0.2%下押す程度とマクロ的にみれば影響は限定的にとどまると見込まれるものの、一方の電力不足の影響については大きく見積もれば県内GDPの4.0%に及ぶ大幅な下押し圧力を生む恐れがある」と試算しています。

この数字は全国平均の2倍近い大きさですが、神奈川県内には電力不足の影響を強く受けやすい企業が多いためで、特に機械修理やビルメンテナンス、情報通信などの「対事業所サービス」、化学や鉄鋼といった「基礎素材型製造業」などでは下押し圧力が大きくなっていますが、神奈川県経済は全国的に大きな割合を占めていますので日本経済全体への影響も少なくないものと思われます。

もう一つ気掛かりなことは昨日お伝えした「茶葉の出荷制限」ですが、こちらは他の一次産業に拡大しないことを祈るばかりです。

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神奈川の農産品もピンチ!

2011年05月12日 | 日記
神奈川県は5月11日に、南足柄市で採取した茶葉から食品衛生法の暫定基準値(1㎏当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表し、農協などに対して製品の自主回収と出荷自粛を要請しました。

衝撃的なニュースですが、幾つか考えさせられることがあります。

(1)県はホウレンソウ(平塚市)とコマツナ(相模原市)の検査も実施していますが、セシウムは検出されていません。
   何で茶葉なんでしょうか。
(2)南足柄市は福島原子力発電所から300㎞も離れています。
   埼玉県と東京都を飛び越えて、何で神奈川県なんでしょうか。
(3)神奈川県では11市町村で茶葉の生産が行われており、ほとんどが「足柄茶」としてブランド化されています。
   南足柄市とは関係のない他の10市町村で生産された茶葉も同じ扱いになってしまうのでしょうか。
(4)厚生労働省の暫定基準値では、「野菜、穀類、肉・魚・卵・その他」が1㎏当たり500ベクレルという数値です。
   茶葉を葉物野菜のように食べる人はいないわけで、お茶として飲料になった時点で検査しないのでしょうか。

ともあれ「風評被害で困っている地域の農家を支援する」なんて言っていたのが、自らのお尻に火がついてしまたんですから大変なことになりました。



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これって、総会屋?

2011年05月11日 | 二宮町商工会の紹介
ゴーロデンウィークをはさんで各種団体の総会が続いていますが、二宮町商工会が関連しているものだけでも随分とありますね。

青年部と女性部は先週までに終わりましたが、今日は観光協会、明日は法人会の総会です。

来週になっても、私どもの総代会、青色申告会、商店連合協同組合、建設工業会、工業団地協同組合とまだまだ続きます。

民間企業は総会屋対策で定時株主総会を集中させる傾向にありますが、地域の団体では来賓の出席を考慮して開催日をできるだけ重複しないようにしていますので、出席させていただく総会はかなり多くなります。

これって、一種の総会屋でしょうか?



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江戸商人の繁盛しぐさに学ぶ

2011年05月10日 | 江戸
昨日は、神奈川県商工会女性部連合会の総会の後にリーダー研修会があり、私が日ごろからお世話になっているNPO法人江戸しぐさの桐山勝副理事長に「江戸商人の繁盛しぐさに学ぶ 今の時代に求められるリーダーとは」と題する講演をしていただきいました。





最近の我が国のリーダー達がなぜダメなのか、
では江戸時代の大店の主はどのように振舞ったのか、
女性はどのような役割を果たしたのか、
大店の家訓、もしドラまでを折り込みながら話した後に、
現代における女性リーダーの重要性について訴える構成は流石です。

著書の即席サイン会も行われて、とても充実した講演会となりました。

持参された著書の「人づくりと江戸しぐさ おもしろ義塾(MOKU出版)」「豪商と江戸しぐさ 成功するリーダー列伝(MOKU出版)」は私も何度か読み返していますが、新刊の「万年筆国産化100年 セーラー万年筆とその仲間たち(三五館)」には驚かされました。

うーん、奥が深い・・・




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身の丈にあった営みとは何か

2011年05月09日 | 日記
ゴールデンウィークの間、多くのイベントが自粛の名のもとに中止になりました。

震災後の不安感、被災地域への配慮、開催費用を義捐金に充てるためなど様々な理由が挙げられますが、行政が関与するイベントの幾つかは協賛金不足を懸念したようです。

必要な経費を全額予算化しないで、他からのお金をあてにするということは、身の丈を越える計画であったとも考えられます。

平成20年度の国の財政状況を家計に例えると、1ケ月の給与が40万円なのに、必要経費は58万円(ローンの元利払い:14万円、家計費:33万円、田舎への仕送り:11万円)という生活をしている状況です。

毎月の不足分18万円は借金で穴埋めしていますので、ローン残高は4,600万円に膨れ上がっていますが、これは国に限らず多くの地方自治体でも同じような状況です。

この先、震災による経済への影響や多額の復興費用の捻出が必要なことなどを考えると、「がんばろ、日本!」という掛け声だけで乗り切れるとは到底思えません。

私たち一人ひとりが、改めて「身の丈にあった営みとは何か」について真剣に考え直す必要があるようですね。



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江戸に学ぶエコロジー「吾唯足知」

2011年05月08日 | エコでボランタリーな江戸の町
ゴールデンウィークの間、江戸時代が環境循環型社会であったことを様々な側面からご紹介しました。

先祖たちが苦心して築き上げた持続可能な社会システムは崩壊し、今の私たちは膨大なエネルギーを消費する飽食の時代に生きています。

こうした社会が永遠に続かないことは明かです。

学ぶべきことの真髄は、京都・龍安寺の蹲踞(つくばい)に刻まれた「吾唯足知」という文字にあると考えます。




http://pics.livedoor.com/u/steeler2/1940434参照


龍安寺のHPには、次のように説明されています。
-中央の水穴を「口」の字に見立て、回りの四文字と共用し「吾唯足知」(ワレタダタルコトヲシル)と読む。これは釈迦が説いた「知足のものは、貧しといえども富めり、不知のものは、富めりといえども貧し」という「知足」(ちそく)の心を図案化した仏教の真髄であり、また茶道の精神にも通じる。また、徳川光圀の寄進とされる。-

知足は、「あるものでがまんする」という消極的な意味ではなく、「限られた資源、限られたエネルギーの中で持続可能な社会を築くこと」と積極的な意味で捉えることが出来れば、希望に満ちた社会が描けるのではないでしょうか。

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江戸の学ぶエコロジー「リサイクル」

2011年05月07日 | エコでボランタリーな江戸の町
 今日は、江戸時代に行われていた「リサイクル(再資源化)」のお話です。

<紙のリサイクル>
 紙は大変貴重なものでしたから不要になった帳簿などの古紙は「紙屑買い」が回収し、専門の業者が浅草紙として漉き返して再生使用されました。

<着物のリサイクル>
 着物は高価なので普段着は古着ですが、回収業の「古着買い」、再生業の古着仕立屋、商人の「古着屋」の分業が確立していました。

<生ごみのリサイクル>
 江戸の生ごみは、下総方面から薪などを積んでくる運搬船が「ごみ取り」として戻り船に積んで堆肥として持ち帰りました。

<金属のリサイクル>
 子供たちが集めた古釘などの金属は、「とっけえべえ飴売り」が飴と交換して、専門の業者に回されて再生されました。

<その他のリサイクル>
「湯屋の木拾い」  銭湯の従業員は、ひまさえあれば燃料費を節約するために燃えそうな木屑を拾い集めていました。
「蝋燭の流れ買い」 蝋燭の燃えたあとに残るしずくを買い集めて再生の原料にしました。
「灰買い」       灰は貴重な資源として取引され、土壌改良剤、染め物の色止め、釉薬、アク抜き、研磨剤、洗剤、
             保温器、芋の植え付けなどとして使われました。

 リサイクルは比較的新しいものと考える方もいらっしゃると思いますが、既に江戸時代には立派なリサイクルシステムが整っていたことがお分かりいただけたでしょうか。



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江戸に学ぶエコロジー「リユース」

2011年05月06日 | エコでボランタリーな江戸の町
今日は、江戸時代のリユース(物の再使用)についてのお話です。

江戸時代は、ほとんど全てのものが修理可能なつくりになっていましたので、今なら捨てるほかないような品物でも専門の業者に修理を依頼して大切に使っていました。

破れたり変色した紙の部分の張り替えをする<提灯の張り替え>
錠前直しとともに金物一般を修理する<錠前直し>
算盤の修理と販売を兼ねた<算盤屋> 
こわれた眼鏡は修理し、合わなくなったレンズを下取る<眼鏡屋> 
鍋や釜などの金属製品を修理する<鋳掛屋> 
すり減った下駄の歯を新しいものに入れ替える<下駄の歯入れ>  
樽や桶の周囲を円筒形に締めている箍を新しい竹で締め直してくれる<箍屋(たがや)> 
石臼の目を立て直す<臼の目立て> 
壊れたり破れたりした傘を買いとって再生業者に回す<傘の古骨買い>
古樽を専門に買い集めて再使用する<古樽買い>
こわれたりした行灯を下取りし、新品を売る<行灯の仕替え(しかえ)>
しゅろ箒を販売し、下取りした箒を植木用の縄やたわしなどに再利用する<箒売り>

今では想像もできない商売もありました。
瀬戸物の焼き接ぎ : 割れた陶器を白玉粉(ガラスの粉末)で接着して修理をしました。
羅宇屋(らおや)  : タバコのヤニで詰まった煙管の掃除と交換、販売をしました。
鏡研ぎ        : 曇った銅鏡の反射面を砥石で研ぎ、水銀とすずの合金に砥の粉、焼みょうばん、梅酢などでメッキをし直しました。

現代は「使い捨て○○」という商品が氾濫していますが、江戸時代のものを大切に使うという文化を見習いたいものですね。

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江戸に学ぶエコロジー「リデュース」

2011年05月05日 | エコでボランタリーな江戸の町
環境配慮に関するキーワードとして3R(リデュース:ゴミみを抑制する、リユース:繰り返し使う、リサイクル:再資源化)が使われますが、今日からは江戸の3Rについてご紹介したいと思います。

江戸時代の経済は米を基本としていましたが、稲作はゴミが出ない「リデュース」の典型例と言えるでしょう。

収穫の秋を迎えると、成熟した稲は玄米ともみ殻と藁に分けられます。

・玄米を精米するときに出る糠は、漬物や調理、肌の手入れなどに使いました。

・米を食べた後の排泄物は、貴重な肥料(下肥)として農家が購入しました。

・もみ殻は、つや出し、枕の詰め物、重りなどに利用されて最後には堆肥や燃料になりました。

・藁には、わらじ、笠、蓑、むしろ、米俵、縄、屋根材、燃料など多様な用途があります。

・藁で作られた製品は古くなると堆肥や根覆い、燃料として燃やされた後の灰は土壌改良剤、染め物の色止め、釉薬、アク抜き、研磨剤、洗剤、保温器、芋の植え付けなど様々に使いました。

余談ですが、江戸時代は馬もわらじを履いていたんですよ。




「四ツ谷内藤新宿」 安藤広重


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江戸に学ぶエコロジー「持続可能な都市」

2011年05月04日 | エコでボランタリーな江戸の町
天正15年(1590年)に徳川家康が入城した当時の江戸は、浜松町あたりから日比谷、大手方面にかけて大きな入江(日比谷入江)が入り込んでおり、日本橋、京橋、有楽町一帯は半島状の低湿地帯(江戸前島)で、その東側も遠浅の海(江戸湊)という地形でした。

家康は先ず西丸築城工事のときの堀の揚げ土で日比谷入江を埋め立て、次に駿河台、お茶の水付近にあった神田山を削り崩して日本橋、京橋、新橋付近を埋め立てて市街地を形成していきました。

江戸中期には百万人を超えていたと言われる江戸の町は、人間の居住地と自然のシステムが相互に依存する機能的な統一体を構成していたと考えられています。

各地からの物流を支えた掘割
重力を利用した水の供給システム
天然の冷却システムである未舗装の道
ガーデニングのように配置された緑地
再利用できる建材を使用した建物
最高の共同体である長屋
供給者と消費者が緊密に関係するミクロ経済
都市近郊農業に不可欠な下肥

数え上げると切がありませんが、都市が周囲の自然を破壊することなく一定水準の暮らしを持続させるためには、当時としては百数十万人が限界であったと思われます。

現代の都市は、化石燃料と原子力が無ければ成り立たない規模に膨張してしまいました。

では、現代ではどの程度が適正な規模なのでしょうか。私は、そのヒントは江戸の町にあると考えています。

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江戸に学ぶエコロジー「持続可能な農業」

2011年05月03日 | エコでボランタリーな江戸の町
パーマカルチャーという考え方をご存じでしょうか。

パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語で、オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。

パーマカルチャーは、自然のシステムを観察し、伝統的な農業の知恵を学び、現代の適正技術を融合させることにより自然の生態系よりも生産性の高い「耕された生態(cultivated ecology)」を作り出そうとするもので、次の5つの考え方を基本としています。

①動植物、水路、建物、道路など、敷地内に配置される構成要素は、相互に助け合うように配置する。
②その土地内での生産活動及び生産物は、リサイクルの形態をとる。
③敷地内に多様な植物を育成し、混植をしながら森と畑を作る。
④節水保水のために、等高線に沿って畝を作り野菜や木を栽培する。
⑤よい土を作るため、表土は常に枯葉等でマルチをする。




公益社団法人日本国際民間協力のHPより参照


パーマカルチャーの考え方は東アジアの伝統的な持続可能な農業と共通する部分が少なくありませんが、江戸近郊で行われていた農業は正にその実践例と言えるものだと考えます。

私たちが江戸時代の先祖から学ぶことは、まだまだ沢山ありそうです。

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江戸に学ぶエコロジー「太陽エネルギーで生きる」

2011年05月02日 | エコでボランタリーな江戸の町
現代社会の大部分は化石燃料と原子力のエネルギーで動いていますが、江戸時代は基本的には衣食住のすべてが太陽エネルギーだけで廻っていました。

<衣>
ほとんどの着物は木綿か絹で作られていますが、どちらも太陽が育てたものです。当然のことながら化石燃料を原料とする化学繊維は存在すらしていませんでした。

<食>
最も重要な食べ物であった米は、太陽光と太陽によって循環する水、太陽の副産物である堆肥と下肥により成長します。副食となる野菜や魚も太陽により育てられたものです。

<住>
建物は木(竹)と紙、土と藁(萱)が主な材料ですが、土以外はすべて太陽エネルギーで育ったものが使われていました。

燃料となる薪や炭は、化石燃料や原子力とは無縁の太陽が育てた里山の産物です。

行灯は菜種かイワシの油、ロウソクは櫨(はぜ)の実を生成した木蝋で、いずれも過去数年以内の太陽エネルギーで育った動植物から作られたものです。

和紙はコウゾやガンピ、ミツマタなどを原料としますが、これらも太陽が育てた植物です。

現代社会に生きる私たちは、石油から作られた繊維、石油を燃やして育てた野菜や果実、化石燃料や原子力から作った電気をふんだんに使いながら快適な生活を送っていますが、こうした生活が永久には続けられないことは明らかです。

江戸時代の先祖に学んで、太陽の恵みで生きる社会を一日も早く確立する必要がありますよね。

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