関東地方の梅雨明けが発表された直後の7月中旬の土曜日に訪れました。9時30分頃に到着すると行列は7人とかなり少なめ。その後も、10時時点で16人、10時15分時点で18人、10時30分時点で26人、10時45分時点で31人、10時53分に開店した際でも36人の行列と、ここ数回ではかなり落ち着いた混雑具合でした。また、11時29分に退店する時でも入店を待っているのは27人のみでした。そして、開店から4分経った頃入店しその約10分後にラーメンが配膳されました。
小ラーメン豚入り、野菜脂。
茹で時間は7分強だった麺。
厚みのある形状で表面には張り詰めた薄い膜の存在を覚えました。
が、それ以下では程よい弾力を備えていました。
口に入れるとバキバキという音を立てるもシャキシャキさは伝えない、どちらかと言えばしんなりという感じの絶妙な茹で加減の野菜。
スープをドレッシング代わりにして。
豚は7つ。尚、豚入りの食券は私の退店時には売切れランプが点灯していました。
脂身が多くは見えなくとも、上質なハムのようにしっとり軟らか。
ツナに似た赤身も、はんなりとした豚。
サシがバランス良く入った豚。
ポロポロと繊維の層に沿って崩れた豚。
表面に脂身が張り付いてクチャクチャとした歯触りの豚。
血合いに思える部分も臭味はありません。
スープに沈んでいたこともあって、軟らかく食べ易い豚。
赤茶色のスープ。
レンゲを刺し入れるとドロリという具合に流れ込んできました。
液体にも関わらずこんもりと盛り上がったと言いたくなる位にたぷたぷとした舌触りで、豚を調味料由来のものがやや上回って表現された、力強い旨味をふんだんに受取れました。ただ、何度もレンゲを上下していると徐々に塩味が強まっていきました。
グツグツと溶岩のように煮立つ寸胴から救われた脂と解された豚がミックスされて完成する固形脂。正直、これが無料とはビックリです。
最後は焦りながらロット最後に約12分で完食。乳化スープのせいか、食後はかなりの満腹感で今日はこれで何も食べなくてもよいと思う位になりました。