7月の4連休初日のことです。某所での所用を済ませ、前日までの計画では松戸駅前店へ向かうつもりだったのですが当日になって臨時休業のお知らせが届きました。そこで、つけ麺のみ提供という形式で営業しているこちらに訪れることにしました。
14時15分頃に到着すると行列は31人。入店までは約70分で、その数分後につけ麺が配膳されました。尚、並び中数人後ろに並ぶ常連さんと助手さんとの「1時間に30杯弱しか提供出来ない状況が続いているので、この位置だと後1時間後位でしょう。」との会話が聞こえて来ました。
また、告知された営業終了時刻の16時に店頭の「OPEN」の文字が消え、助手さんより30人近い行列の最後尾の方に宣告人役が依頼されたようです。
つけ麺大盛、大蒜。
麺丼。野菜と豚と大蒜はこちらに。
麺は丼の縁まで達していて「多いなぁ」というのが第一印象。
9分間茹でられた後に、店主さんによってざるに移され水道水で丁寧に締められていました。
最初はつけ汁に浸けずにプレーンなものを一口二口と。ツルツルとした喉越しで押し戻す力が強く、舌に僅かながら粉っぽさを残しながら、ブチッブチっと千切れる特長を持っていました。
ドボンッとつけ汁に沈めて。すると一気にソフトな舌触りに変化したように。
ピンと立ってパリパリとしたもやし。
キャベツもザックリとして大きめ。
豚。
カチッとした赤身とタレが染みたトロリとした舌触りの脂身。
脂身と赤身との比率がバランスが丁度良いことで、しなやかさを身に付けていた豚。
カリカリと音を発する大蒜。
つけ汁。麺丼に先立つこと2分で提供されました。
胡麻と唐辛子が浮かぶスープは、麺丼が届いた頃には表面に薄い透明な膜を形成して。つけ味に比べると甘じょっぱさは抑え気味で、後味にお酢が強めに効いてスッキリサッパリ。ただ、十分な満足感を得られる旨味を含んでいました。端的に言うと「中華風乳化、結果的に非乳化っぽく」というイメージです。
10分弱で完食もロット最後。年に数度しか提供されないという事実を抜きにしても、大行列も納得の味でした。