11月中旬の土曜日に訪れました。午前中に秋葉原で成分献血を行おうとするも、血圧を何度測定し直してもこれまでにない位に高い状態が続き、開始までに1時間以上を要すことに。そろそろ降圧剤のお世話になることを考えなければ。
献血会場から30分弱歩いて店頭への到着は14時25分で43人の行列の最後尾へ。この日は、新型コロナウイルスの感染状況が大分落ち着ていたこともあってか。6人と5人のロットが交互に入店する方式で運用されており、16時30分に店内へ。そしてそこから8分程でラーメンが配膳されました。
大ラーメン(硬め)、大蒜脂+生卵。
麺丼。
入店から2分後に麺を投入する店主さんの所作を確認し、その3分後には早くも麺上げに。私の顔を見て追加した動作を目撃したのかと思いましたが、その後の硬さを指定しない方の茹で時間は4分程でしたので、やはり私が見たのが最初の作業だったよう。
箸を通じて重量感が伝わる、グルエースが振りかけられた麺は、ボソボソとしてブッチンという風に千切れる食感で香りも強く。そして、ほんの僅かに粉感も持って。
てっぺんに乗った固形脂は石鹸の泡のようにフワフワとしてカエシが回し掛けられていました。
時間帯から乳化気味のスープを想像するも配膳時点では栗色が目を引く見ため。口に含むと、舌に痛烈に醤油の風味を届ける切れ味鋭い日本刀のような味わい。混ざり込んだ固形脂のアシストにより深みは増すものの、終始サッパリとした後味でした。
野菜丼。
熱々でしんなりとしつつもバリッと咀嚼音を響かせた、キャベツ多めの野菜。
豚。
健康的ながらしっとりとした赤身を持つ豚。
プルプルとしてプチっと弾けた脂身を備えていた豚。どちらも木前よく厚めにカットされていました。
醤油ダレにたっぷりと浸されて「豚の浅漬け」と表現したくなるほぼ脂身で構成された豚。
他店に比べて艶があるように思う大蒜。
約16分で完食。私の分だけを作り終えた後にその他の方の分の麺を投入するという、店主さんの心遣い?のお陰で時間的に余裕を持って食べ進めることができました。食後は「もう何も入らない。」という状況ではないものの限られた時間の中では今回のオーダーが最適かな、と感じつつ16時に閉店となった後も形成されていた15人の行列を横目に、入店から25分弱で退店しました。