12月下旬の土曜日のことです。この日は午後から所用の為に都内へ。それは夜にまで及ぶ、と想定していたのですが、事は思惑通りには進まず夕方には終了。どうしようかと迷い、前回、年末のご挨拶を済ませたばかりの年内最終営業日のこちらへ向かいました。19時08分に到着すると行列は73人。それから、後続に28人が続いた21時12分にロット6人の都合上、前の2人組を追い越すようにして入店し、21時22分にラーメンが配膳されました。なお、20時51分に閉店となるも、21時07分に訪れたお客さんに対し、丁度外に出ていた助手さんが、列に加わることを承諾すると同時に、改めて宣告人役を依頼していました。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
麺。
およそ8分間鍋の中を滞留した後に、平ざるによって、2分弱を要して取り出され、6つの丼に取り分けられました。
表面には堅固さを感じるも弾力はそこまでではなく、それを突き破ると現れた、もちっとした食感が印象に残りました。
総じて軟めの仕上がりと言えます。
別丼なので、他の食材への影響を考慮することなく唐辛子と胡椒を振って。
もやしがぐったり、緑色に輝くキャベツはほっくりと茹で上がり、共にそのままでも甘さを醸し出して。
豚。
ザラッとした舌触りと、スーッと溶けるような軟らかさが共存していた豚。
カチッとした噛み応えのある赤身、トロッとしてコクのある脂身、甘めのタレが染みたゴロっとした破豚等、様々な部位の特徴が楽しめた豚。
スープ。
箇所によって白っぽく濁ったもの、醤油色に染まったものが存在していたが、攪拌すると茶色が勝ることに。その味わいは、主に味醂によると思われる、ギラつきのない甘さと奥行きを感じ、豚出汁は脇役としての役割を果たして、甘じょっぱい。また、後味に重さを覚えることはありませんでした。
カリッピリッとした大蒜。
トロンっとした背脂に混じり込むようにほぐし豚が。
14分強を要して完食し、店主さんにお礼を伝え、一旦退店しました。
店内でのラーメンの配膳が全て終わった22時40分頃から持ち帰り用の麺の販売(醤油と脂付麺700g、700円。追加麺1玉150円。)が、20食限定1人1つまでという条件で再開され、無事購入することができました。そしてその時、思いがけず店主さんと助手さんの双方から年末のご挨拶をいただき、心地良い気分に満たされて、帰路に就きました。
短めの茹で時間で、何も味付けせずに食べると、硬めでほんのり甘みを感じてとっても美味しかったです。
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