10月中旬の平日、仕事の合間に昼食を摂るために立寄りました。14時30分頃に入店すると店内は8割方の埋まり具合。カウンター席に案内されそうになりましたが、店員さんのご機嫌を損ねいながらも、ゆっくり出来そうなテーブル席を強く希望しました。
ねぎラーメン(塩味変更)+サービスライス+炙り焼豚ご飯セット。
ねぎラーメンの具材は焼豚とメンマとねぎ。
縮れの強さが目を引く麺。
表面はにゅるんとして滑らかな喉越しです。
加水率が高いせいか全体的に軟らかく、モチっとしています。
焼豚。他にも破片が丼の底に。
繊維の存在が印象に残ったもの。
脂身は提供時点で既にとろけてしまったような状態。
表面に僅かに液体脂の粒が浮かぶスープ。
豚の旨味と塩味をバランス良く伝えるも、繰返しレンゲを上下させていると段々と、そして確実に塩が豚と液体油を従えてゆくイメージ。
ねぎを沈めると、今度は辣油が瞬間的にそれらを凌駕してしまうも、じんわりと拡がる塩の前には直ぐに脇役に甘んじてしまいました。従って、キレのあるサッパリとした後味なのですが、確かな塩の足跡がいつまでも口の中に残っていました。他の味である醤油とは喧嘩を、味噌ではその前に霞んでしまう気がして、ねぎには塩が最も合うんじゃないかと。
なよやかなメンマ。
白髪ねぎには辣油とごまが絡められて。
サービスライスは半ライス相当。
噛み締めるとかすかな甘みを覚えました。
福神漬け風の漬物は甘めの味付け。
炙り焼豚ご飯。
香ばしさの隙間に炙られたことによる仄かな苦味が伝わります。
さっくりと歯が入る肉質。
炙ると旨味が凝縮されたように感じました。
みりんとお酒が暫くの間舌に残る、ドロッとしたたれがご飯と良く合います。気のせいか、サービスライスよりも粘り気を強く感じました。
こちらのねぎはシャキシャキとして瑞々しさのあるタイプ。
最後は黒胡椒を振って。スパイシーさが加わってさらに箸が進みます。
味玉。
ねっとりとした触感の黄身とプリッとした白身。そのままでも美味しく頂けました。
15分程で完食。毎日食べても飽きない、がお店のコンセプトのようですが値段的に私には毎日は・・・というのが正直なところも、味は間違いなく、月に一度位はとついつい足が向いてしまいます。