地域づくり活動に目覚めたのは、Oさん(当時27歳、女性)との出会いです。21歳の時でした。積極的で、行動力があり人を巻き込む力に惹きつけられました。
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写真左端がOさん、隣が私。初めての主催イベントにて
そんなOさんに惹かれ、Oさんの活動に参加する機会が増えました。そんな折り、Oさんのお父さんが経営する会社の創立記念パーティをおこなうので、手伝って欲しいとの声がかかりました。
「はい」喜んでと答えました。Oさんは、同パーティへの思いを3つ語ってくれました。手作りであたたかい雰囲気をつくりたい。創業の原点となっている最初の工場跡地(屋外)でおこないたい。感謝を伝える行事にしたいとのことでした。
何ができると尋ねられましたので「会場の撮影」でしたら、趣味でもおこなっているので、お手伝いできますと答えると「お任せするね」と依頼を受けました。撮影のすべてを任せていただいたので、準備から当日の計画まで漏れなくおこないました。
当日は晴天に恵まれ、手作りの料理、社員全員で準備した会場設営、出し物など、たくさんの記録写真を撮影し、Oさんの会社に提供できました。
この行事を通して、いろんなことを学びました。ひとつは、「行事への思いが大切」だということ、表現するための「場の力」「人の力」「アイデア」です。
また、私の他にもさまざま仲間が協力しており、それぞれの持ち場でいきいきと活躍していました。この行事を通して、仲間が成長していく姿や自分自身も成長実感を感じることができました。
振り返ってみると、Oさんは小さな仕事を任せてくれて、その過程をよく観察してその人の持つ能力を使って適所に割り当て、イベントを成功させ人も育てるということをされていたんですね。
コーチングやティーチングのほかに、ディレクションという育て方があります。このように大きな指針だけ握って、具体案の答えはメンバーに委任するという考え方です。私の場合はこのディレクションが良いと判断されたのだと思います。
・ティーチング・・・答えを教える。相手の経験が浅い場合、緊急時、複数人に同時に育成する時に使用
・コーチング・・・答えを引き出す。主体性を持たせるモチベーションを上げたいとき、1隊で育成するときに使用
「よく気づいたね」とか「それは良い考えね」など、その人に合わせて言葉を選んでいたように思います。Oさんも大学で教育学を専攻されており、理論的な裏付けがあったかと感じましたが、身体全体から滲み出る指導者としての力量は、圧巻でした。
その10年後、Oさんたちは、インドにて、インド国際こども村を設立し活動を開始されました。Oさんは、37歳でJCI JAPAN TOYPは国際青年議所の事業であるTOYP(The Outstanding Young Persons 「傑出した若者たち」)を受賞しました。
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また、私自身も人の成長に関わる仕事に就き、日々活動できていることもOさんからの指導や影響が大きいと思います。出会いの大切さと行動することの重要性を実感しています。
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また、私自身も人の成長に関わる仕事に就き、日々活動できていることもOさんからの指導や影響が大きいと思います。出会いの大切さと行動することの重要性を実感しています。
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