先週の日曜日に、宮崎県西都市の「西都原ふるさと元気音楽祭2010」に出演。
県内のプロ・アマ合わせて9アーティスト。私の演奏時間は、20分間。先輩ご夫妻も来てくださり、その上花束までいただき、思い出残る西都デビューとなった。
ステージを終え、音楽祭も終盤になろうとした頃、すれ違ったのは、懐かしい顔。
「原田先生?」思わず、呼んだ。原田先生は中学時代の先生で、担任としてはお世話にはならなかったものの、生徒想いの厳しい先生だったと記憶している。
「T君じゃない!」「お久しぶりです。先生も音楽祭に?」「私の幼なじみが歌っているのよ。それとね、こちらで作品を販売しているの?」
それから、先生の作品が展示してある施設内へと向かった。
館内の一角では、「ふくろう」の置物やストラップが沢山並べてあった。「好きなのを選びなさい、プレゼントするから・・。遠慮しなくていいの、
実はね、この売上の中から1個につき、100円づつ貯めて、1万円になったら福祉施設に寄付しているの。」と先生は楽しそうに話してくれた。
仕事をリタイアした後も、生徒達を気遣い、また新たな活動へと挑戦している姿に、尊敬の念と数十年の時の流れが一気に縮まったような気がした。
ふくろうは、 「不苦労」 ともいい大変縁起の良い鳥。
今日も「ふくろう」の置物が見守ってくれている。
先生、オレ頑張ります!