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還暦同窓会、中学校愛にあふれたひととき。何故なら同窓生が卒業校の校長に

2019年08月13日 21時11分35秒 | 家族、仲間の話題
あと1週間あまりで還暦を迎える私。先日、8月11日(日)に昭和50年卒業東海中学校還暦同窓会がおこなわれ参加した。今回も司会をして欲しいとのリクエスト。2回目の司会、おだてられるとのってしまう私は、即引き受けた。

今回は、同窓生が同中学校の校長として赴任していること、還暦同窓会ということも手伝って、連絡のとれた県内外の同窓生170名あまりのうち、約半数の78名が参加した。

当日午後2時に中学校への見学、30名あまりが参加したとのこと。そして午後6時からは、会場となったキャトルセゾン松井で、浴衣姿や和服姿に身を包んだ同級生達が会場を訪れた。

男性は顔が赤くならないうちに、そして女性はお化粧が落ちないうちにと、集合写真。カメラマンは、市内の小中学校、11校の卒業アルバムを制作している木村君。美しい集合写真を提供いただいている。

その後全員が着席したのち、私は赤いちゃんちゃんこならぬ赤い帽子を被って、司会進行を進めた。まずは世話人代表挨拶のあと、来場いただいた3人の恩師方の紹介、そして世話人の大崎君から乾杯音頭。始終和やかな雰囲気で進められた。

途中各テーブルを回った際、ショックなことがあった。それは女性から「鶴ちゃん、覚えてる?」と聞かれ、顔を思い出せなかった。正直に覚えてないと答えたところ「もう話はしない」とバッサリ!。ひー。思い出せない自分自身にもショックを受けたが、1時間後気をとりなおして、新たな関係をつくればいいかなと、彼女に積極的に話しかけ新しく友達になることができた。そして1日が経った頃、ようやく思い出した。あー卒業生アルバムを見て、参加すればよかったと反省。予習は必要だな、自分の記憶を過信していたことに今更ながら気づいた。

しばらく歓談のあと、先生方からのメッセージ。高森先生からは、年齢の重ね方について実体験をもとにお話しいただいた。現在、82歳になる先生からは、還暦はおめでたい行事、その後古希、喜寿、傘寿と節目をくぐることになった時に感想、そして最近葬儀で、集めるメンバーが施設に入ったり、痴呆になったり、あるいは亡くなったりして、その同窓生が激減しているとのこと。そのうち自分の葬儀には誰もこなくなるので、早めに逝った方がいいかもなどと話して、笑いを誘っていた。私にとって、年齢を重ねるってどういうことなのかという実感がなかったので興味深く聞き入った。

次に音楽教諭を務めていた西垣先生は、音楽の素晴らしさ。歌う際に、腹式呼吸をつかうことの大切さ、また声を大きく発声することでお腹の筋肉が鍛えられ、病気することがなかった自身の体験談。発声を通しての健康法について話していただいた。

最後に、原田先生からは教え子たちの思い出や関わりなどから、変わらぬ生徒への熱い思いを感じる、原田先生らしいお話だった。その上、手作りのネックレスを全員にプレゼントしてくださった。費用や時間、大変だったと思う。感謝。

続いてはDVD鑑賞、内容は卒業アルバムの写真と中学校にドローンを飛ばして撮影された風景。360度、さまざまな高さから現在の母校を見ることができた。写真からあふれる中学校愛が、伝わってきた!またしてもカメラマンの木村君によるものだった。ありがとう!

余興では、千葉県に住む甲斐君による漫談。彼はコンピュータのソフトウェアの開発をしているとのことだった。TVにも漫談で出演したことのある彼からは、還暦のことをさまざまな情報を交えて、楽しく紹介していただいた。

次の余興は、私のギター弾き語り。演奏曲は中島みゆきさんの「糸」。みんな元気で顔を合わせられたこと、45年前の縁がつながっていることへの不思議さに思いを込めて歌った。

会の進行中、幾度となく金子君がテーブルごとに声をかけて回っていた。そういえば二次会もそうだったけれど、同窓生に気を配っている彼を見ながら、日頃の仕事ぶりが垣間見た思いだった。

今回参加できなかった同窓生のひとりからは、20万円の寄贈があったり、20年ほど前に亡くなったKさんのご家族からビールの差し入れがあったりと、それぞれの人生の中で中学校の意味や重みが違うのだと改めて思いつつ、自分にとっての中学校の意味を問い直す瞬間でもあった。

同窓会の締めは校歌斉唱。歌詞が4番まであることが、今回発表された。こちらも中学校愛があるからこそ、4番までつくられたのだと勝手に感じ入ったところ。高らかにそして清々しく歌い切ったことで、なんだかとても元気になれたように思う。還暦同窓会というこのタイミングで校長として異動となった金子君のこと、縁の不思議を感じた。

フィナーレでは、今回準備から運営まで携わった世話人の皆さんの紹介、そして世話人松田君による万歳三唱で、楽しい同窓会を結ぶことができた。

みんなまぁるくなって、男性ならではの優しさや女性ならではの気づかいに、あたたかい何かを感じた。一夜漬けの司会だけれど、みんなが声をかけてくれて、やっぱり接待されるより、お世話役がいいなと思い直したところ。

日記みたいになったブログ。参加できなかったメンバーにも伝えたかったこと、そして自分自身も忘れないように記録した。

ありがとう、還暦同窓会!元気になりました。また、会える時を楽しみに。

9月6日 新たに追加
同窓会の会計報告、返金、DVD、写真が届きました。
最後まで、本当にお疲れ様でした。

同窓会への寄付は、母校の体育祭の大会旗として寄贈されました。