ワーク・エンゲイジメントを高めるために、私たちができることを考えてみましょう。そのひとつが「ジョブクラフティング」という手法です。
ジョブクラフティングとは、退屈な作業や“やらされ感”のある業務を、自身で考え行動することで“やりがいのあるもの”へ変容させる手法のことです。
「3人の石工」の物語をご存じでしょうか。同じ石工という仕事でも、どう捉えるかによって、仕事に対するモチベーションや幸福感はまるで異なる例をお話します。
むかし、むかしのこと、一人の男が、旅の途上で
石を切り出している場所を通りかかりました。
石を切り出している場所を通りかかりました。
そこでは、三人の石工が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、石工に尋ねました。
「あなたは、何をしているのですか?」
1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的。
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的。
この中で一番モチベーション高く仕事をしているのは、明らかに3番目の職人です。目的がしっかりしていて、その目的を果たすためにどのような貢献ができるのかを自分で考えるからこそ、より良い仕事をしようとその仕事に積極的に関わる姿勢が生まれます。
たとえば、多くの人が使っている車両のタイアを例に挙げると、タイアは人やモノ、サービスを運んでいます。地球上のいろんな場所で利用されています。飛行機や車、さまざま動力機にはタイアが装着されており、命やモノを運ぶ役割を果たしています。
一見地味で目立たない存在ですが、タイヤがないと、車も飛行機も動けません。タイアをつくっている人の仕事の意義のひとつは、ここにあるのではないかと思います。
このように、目の前の仕事にどんな意味と価値を見出すか、自身で考え行動することで“やりがいのあるものへ変容させることが大切です。
たとえば、多くの人が使っている車両のタイアを例に挙げると、タイアは人やモノ、サービスを運んでいます。地球上のいろんな場所で利用されています。飛行機や車、さまざま動力機にはタイアが装着されており、命やモノを運ぶ役割を果たしています。
一見地味で目立たない存在ですが、タイヤがないと、車も飛行機も動けません。タイアをつくっている人の仕事の意義のひとつは、ここにあるのではないかと思います。
このように、目の前の仕事にどんな意味と価値を見出すか、自身で考え行動することで“やりがいのあるものへ変容させることが大切です。