先日、65歳となった。前期高齢者の仲間入りか・・・。定年により、リタイアする同級生や友人が増えて、改めてそんな年齢になったのだと実感する。
定年のない生き方を選んだ私は、ちょっと羨ましくもある。毎日好きな音楽を毎日続けたらスキルが上がるだろうななどと考えたりする。しかし、週末も仕事をしている私は、好きな音楽の練習も、なかなか時間が取れなかったり、疲れて、何となく練習をしていることも多く、思ったようにスキルが上がらない。
でも、私の父の場合で考えてみると、65歳で定年になり、することやいく場所がなくなり、好きな釣をするも、家にいることが多くなった。そして、身体の調子が悪くなり体調がすぐれない日が増えてきた。ある日、気分転換のため釣にでかけた折り、顔見知りの船渡しの方が海外にボランティアに数ヶ月でかけている話を聞き、働こうと思ったそうだ。
その後は、なんでも屋さんのような「お墓や駐車場の掃除、受付、片付け、ゴミ捨て」などを見習いから始め、その後、個人から請け負う仕事を85歳まで続けた。
そんな父は、自分より年齢が上の方や年下の方など、老若男女の方々と、お酒を飲んだり、カラオケにいったりと、楽しそうな生活をしており、世代を越えた知人友人がいることの大切さを身近に感じた。
改めて考えてみると、60歳を過ぎてからの1日、1週間、そして1年は瞬く間に過ぎていく感じだ。だからこそ毎日を大切に生きていくことが悔いのない1年を過ごすことになるのではないか。
人生には、ライスワーク(食べるため)、ライフワーク(生きるため)、ライクワーク(やりたいこと)があるといわれます。
人生には、ライスワーク(食べるため)、ライフワーク(生きるため)、ライクワーク(やりたいこと)があるといわれます。
ライスワークは、賃金に関わらず家族のお世話、ボランティア活動など、さまざまな活動があると思います。
年齢に関わらず、3つのワークを大切にしていく生き方がこれから求められるのではないかと感じます。
老後を生きるとは今でも思ってはいませんが、新しい人生のステージを生きていくという感覚です。それまでの生活のシガラミを脱ぎ捨てて自由に生きています。やりたいことの場に顔を出すと、若い人や同年輩の方がいて楽しいです。新しい繫がりもできたりします。
因みに私は72歳、お父さんの生き方から、これからもこの調子でいいんだと感じました。ありがとうございました。
メッセージいただき、ありがとうございました。父も、仕事していた時とは違って、生き生きとしていました。仕事していたときも、全力で頑張っていましたが、定年後は、少年のように純粋に、感じたり発言したりと、ある意味自由を手に入れ、楽しんでいたのだと思います。
100人100通りの生き方、それができる環境が整っていると思います。また、なければつくれる時代なのかなとも思いますので、チャレンジと体力、楽しむ力を身につけたいと思います。