あしたのタネをまく、アシタネブログ!

今日よりちょっといい、明日にしませんか

全国研修交流会 宮崎大会を終えて

2024年12月29日 07時40分39秒 | まちを良くする活動
第40回地域づくり団体全国研修交流会 宮崎大会が11月1日(金)より3日(土)まで、県内外の参加者、スタッフを合わせて約300名にて開催しました。

参加対象者は、全国の地域づくり団体関係者、行政関係者、地域づくりに関心がある方などです。

主催は、地域づくり団体全国協議会、第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会実行委員会、宮崎県地域づくりネットワーク協議会。(パンフレットはこちら)私は、県内8分科会のうち、第5分科会(宮崎地域)の担当を務め、無事成功裡に終えることができました。



これまで45年間、仕事の合間を縫って、さまざまな活動をおこなっていますが、よく頑張ってこれたなと思っています。周囲からは、そんなことができる暇があっていいねとか言われたり、自分自身も仕事で精一杯なのに・・と挫折しそうな時期もありました。しかし、これまで学んだきたことを発信できる機会を得たことは、これまでの活動へのご褒美かも知れません。

本大会では、宮崎地域の景色や歴史、食文化などの魅力をつたえるべく、青島地区をメインにプログラムを作成。約2年間の準備を経て、実施しました。
記録写真を通して、大会の3日間を振り返りたいと思います。

11月1日(金)、1日目は、全体交流会を18:00より宮崎市内のザ・メイビア宮崎にておこないました。地酒や郷土料理、地元芸能でおもてなしをしました。



参加者による集合写真。


11月2日(土)2日目
本日から、県内8会場に分かれて各分科会に参加いただきました。当分科会は第5分科会で、参加者、運営スタッフを含め約50名にておこないました。

宮崎市は神話をまちづくりに活かしています。祝詞(のりと)のなかには「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」と詠まれている、宮崎市の阿波岐原のみそぎ池、江田神社を見学しました。



しかし、朝から大雨・・どうなることかと心配しましたが、1時間後雨は上がりました。良かった~♪



次に向かったのは、浦島太郎が辿り着き祀られたという伝説のある野島神社。神社境内は、国の天然記念物に指定されている「アコウ」の樹で覆われ、バナナの木も自生するなど自然豊かです。



神社の紹介・地域づくりのお話では、野島地区(約100世帯)は70代が若手と呼ばれる程、高齢化が進んでおり、同地域の活性化を進めるため、地域で竹灯籠をつかった行事や米づくりに始まる農業体験などをおこなっています。
また、野島神楽を参加者のため、特別に舞っていただきました。

お話のなかで、河野さんは神社経営、地域経営を担っており、発想力の豊かさ、行動力などの人間的な魅力を感じました。



午前のプログラムを終え、昼食タイム。神社から約50メートル先にある日南水産にて海鮮丼を準備しました。



新鮮で美味しいとの声をいただきました。



午後からは、「海幸彦」と「山幸彦」の舞台となった青島神社の長友宮司より、「青島地域活性化と未来」と題して、お話を伺いました。


地区での活動は、ごみ拾いからスタート。キャンドルナイトなど多数のイベントも実施するなどの取り組みをおこないました。その後、大手広告代理店によるまちづくりが始まりましたが、途中で、「コーヒー」「助成金」による街づくりから脱却しなければ、街はよくならないと気付き新たな活動に取り組みました。


民間手法を取り入れ、若者のスタートアップの場所として場の提供をすることで、サーフィン移住などによる若者の流入が増え、青島ビーチパークなど、さまざまな地域づくりが進んできました。

課題としては、国内・海外資本の流入にて、地域の土地単価が5倍に高騰、商工会34社の会員の高齢化。特に、商工業者については、事業承継への中間組織づくりが必要だと考えており、解決のカギはITを利用した技術革新であると、具体的なイメージについてもお話いただいた。

約1時間のお話のあと、青島地域のまち歩きと3つの体験プログラムに参加いただきました。



周囲1.5kmほどの小さな青島は、島そのものがパワースポットと言われています。豊かな自然に恵まれ、ビロウジュをはじめとする亜熱帯性植物も多く茂り南国の雰囲気が漂います。島の中央に位置する青島神社は縁結びにご利益があると大人気!
島を取り囲む有名な奇岩「鬼の洗濯板」も見どころです。



青島神社から、宮崎県立青島亜熱帯動植物園、青島ビーチパーク、青島フィッシャーマンズビーチホステル特設会場への向かいます。海の方向には、奇岩「鬼の洗濯岩」が見えます。


3つのグループに分かれてまち歩きを楽しみながら、3つの体験プログラムをおこないましたので、ご紹介します。まずは、うずら車の絵付け体験。



1200年以上の歴史があると伝わる国富町の郷土玩具「法華(ほけ)岳うずら車」。法華嶽薬師寺の建立が起源ともされる、イヌタラと呼ばれる木などを使った玩具。

2023年、町にひとりしかいない法華岳うずら車の製作者が75歳を迎え、「うずら車を次の世代に残したい」との思いを受け止め、その跡を継ぎたいと昨年から、地域の若者が活動を開始。本イベントに参加いただきました。

続いては、地域のお宝再発見かるたの体験です。



かるたを制作したのは、私が所属する宮崎地域づくりネットワーク協議会 宮崎・東諸県ブロック。約30のまちづくり活動団体が所属しています。コロナ禍の2021年~22年は、「地域のお宝再発見「かるた」を企画・制作しました。

 この企画は、「こどもの笑顔に力をもらえるよね」そんなメンバーのひとことから、スタートしました。地域の魅力を再発見できる風景で、かつ子どもの写り込んでいる写真の公募、選定、読み札の言葉選びなどを通して、一番、地域の魅力を再発見したのは、私達かも知れません。

続いては、とんところ地震の紙芝居上演体験。



江戸時代前期に日向灘で発生した「外所(とんところ)地震」はマグニチュード(M)8級の巨大地震。外所地震は発生年から「1662年日向灘地震」とも呼ばれています。

この地震について、宮崎「橋の日」実行委員会では、この地震について調査・研究。2014年、県民の防災意識向上のための取り組みに活用していただくよう、とんところ地震をテーマにした紙芝居と DVD を制作、県教育委員会を通じて、県内小学校へ寄贈しました。また、宮崎県防災士ネットワーク宮崎支部と協働して上演活動を続けており、これらの活動について、両団体より活動紹介もおこなっていただきました。

16時30分から、「青島から始まる私の挑戦とこれからの思い」とのテーマで、スタッフの一員でもある宮崎大学地域資源創成学部 3年生 天畠響希さん「(大分県佐伯市出身) から、お話を伺いました。


大学での授業で青島地域を学ぶ過程で、『青島を盛り上げたい』という思いから宮崎大学の学生1年生が立ち上がり、始まったのがこの青島学生プロジェクトです。 その過程で地域の方と交流し、現在では実施したプログラムが地域の新しい行事に育っていること、学生から見た青島地域の魅力についてお話いただきました。詳細は、こちらから

その後、ひと休みしたのち、交流会を地元料理店「鬼扇」にておこないました。たくさんの観光客はもちろん、キャンプシーズンには、プロ野球の選手なども訪れる有名人気店。壁一面に、選手のサインや写真が飾ってあります!


新鮮な刺身や地鶏のたたき(肉質は柔らかさの中にも適度な歯ごたえがあり、噛めば噛むほどに旨みが広がります)、めひかりの天ぷら(メヒカリは、主に日本各地の海で捕れる魚で、小型ながらも身が脂っぽく独特の風味があります。特に天ぷらにするとその美味しさが引き立ちます)。

また、チキン南蛮、みやざき牛、冷や汁(「冷や汁」は魚のすり身に味噌やゴマを混ぜてだし汁や水で伸ばし、輪切りにしたきゅうり、豆腐、大葉などを加えてご飯にかけて食べる宮崎県の郷土料理です)などを楽しんでいただきました。また、参加者より地元のお酒を持ち込んでいただき、全国のお酒も堪能しました。



2日目の最後のプログラムは、午後8時15分より青島神社本宮を巡るナイトイベント&オカリナ演奏をおこないました。



普段は日暮れとともに閉門するため、 夜間には入場することができない青島神社に特別に入場することができました。このプログラムは、宮崎大学地域資源創成学部 3年生 天畠響希さんに企画したものです。



演奏は、アコースティックライブで一緒に活動しているN-Oneさん。ふるさとんなどの3曲程演奏いただきましたが、心に染みました。演奏に涙される方もいました。青島神社からの星空もキレイでした!


その後、宮崎市内のフルーツカフェに出かけたメンバー、ホテル内で26時まで交流したメンバーなど、青島の夜を楽しんでいただきました。

11月3日(日)3日目
宮崎県立青島亜熱帯動植物園にて、7時より希望者によるヨガ体験にてスタートしました。


インストラクターは、横山香澄さん。ヨガを通じて人々の心が安定し、誰もが生きやすい世の中を造りたいという思いで活動を続けています。横山さんは、当ブロックの会員です。

食事のあと、宮崎キネマ館に向かいます。同館は、特定非営利活動(NPO)法人が運営する映画館として、日本で最初に誕生した映画館 です。


理事長より、1995年より開催している“宮崎映画祭”を企画・運営し、宮崎映画祭実行委員会のメンバーが中心となって、宮崎県内で18番目となる特定非営利活動(NPO)法人“宮崎文化本舗”を設立し、2000年10月3日に宮崎県からの認証を正式に受けました。宮崎文化本舗さんには、県央地区のさまざま活動団体の支援のほか、災害時には宮崎市内の災害支援拠点として、全国の被災地支援を支えています。


 みやざきアートセンター(アートセンタービル3~6F)は展示スペースや小規模ホールなどを備えており、市民が気軽に利用できる「まちなか」の活動拠点として、宮崎市中心市街地活性化のシンボルになることを目指しています。

運営は、指定管理者みやざき文化村(特定非営利活動法人 宮崎文化本舗+特定非営利活動法人 みやざき子ども文化センター)が行っています。みやざき文化村では、より多くの方に日常的に文化・芸術に親しんでいただけるよう、さまざまなジャンルの展示・イベントを企画しています。

続いて、宮崎県庁へと向かいました。


宮崎県庁本館は、現役の県庁・本庁舎としては日本で4番目に古い。(国登録有形文化財に指定)
 この宮崎県庁見学ツアーは、県庁を新たな観光資源として活用するため2007年より始まりました。
 観光目的で宮崎県庁を訪れた県内外からの観光客に対して、県庁の隠れた魅力をより深く知ってもらうため、ボランティアガイドがその成り立ちや魅力を解説しながら案内するツアーとなっています。

お昼を挟んで、最終プログラム全体会。各分科会の開催結果の報告を通じて、全体での情報共有・意見交換を行いました。来年開催予定の栃木県の紹介など、会を締めくくる楽しい時間となりました。



2年間にわたる準備を経て、多くのプログラムを無事に実施できました。参加者の皆様には宮崎地域の魅力を存分に楽しんでいただけたと思います。一方で、時間に余裕のないスケジュールであったことも反省点として挙げられます。
私自身、この大会を通じて多くのエネルギーをいただき、活動へのモチベーションをさらに高めることができました。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

地下400メートル、九州最大級の小丸川発電所を見学

2024年12月14日 17時31分15秒 | 8月4日は「橋の日」記念日!
所属する宮崎「橋の日」実行委員会で11月30日、「土木遺産・土木インフラの魅力をSNSにて配信するツアー」に実施し、大学生から社会人までのインフルエンサーに参加いただき、土木の魅力を発信していただきました。


小丸川発電所は、小丸川の支流大瀬内谷川の最上流部に上部ダムと、小丸川中流部に下部ダムの有効落差約650mを約2.8kmの水路で連結し、毎秒222立方メートルの水を使い、地下に設けた発電所で最大出力120万kWの発電を行っています。



地下を掘るための掘削機。ダムを結ぶ管や4メートルとのこと。
平成11年2月に着工、約400名の土木作業員と関係者にて工事が進められ、平成23年7月に4つの発電機が稼働しました。


いよいよ地下400メートルへ。


小丸川発電所は、揚水式水力発電所であるため、通常の水力発電所とは異なる運転方式を採用しています。揚水式水力発電は、電力の需要と供給のバランスを取るために使われる仕組みで、電力需要が少ない夜間や深夜などの時間帯に、安価な電力を使って、下流の貯水池から水を上流のダムに汲み上げます。これにより、貯水池に水を蓄えることができます。


電力需要がピークに達した昼間や夏の高温時などの時間帯に、上流に蓄えた水を放流してタービンを回し、発電します。こうして、ピーク時に必要な電力を供給することができます。


現在は、止まっていますが、この発電機が1台が30万kW を発電します。30万KWとは、一般的に、1世帯あたりの年間電力消費量が4000kwといわれており、75世帯分と数字上では計算できます(理論上ですが)。

昼食は、ダムから車で5分位のところにある鹿遊茶屋。木城町産のそば粉を使った素朴な手打ちそばがお勧めです。 私は、手打ちそばと地元の食材が食べられる、鹿遊定食(煮しめ、季節の天ぷら、山菜そば、小鉢、ご飯 )1200円をいただきました。


名物はもうひとつ、「ダムカレー」。上部ダムと下部ダムをコンセプトにした2種のダムカレー(900円)があります。写真は、上部ダムカレーです。


流域治水について、模型をもとに、一緒に参加した県庁職員から説明していただきました。流域治水とは、流域全体で行う総合的かつ多層的な水災害対策のことを指します。水害の対策が課題となっていますが、河川管理者が主体となって行う治水対策に加え、氾濫域も含めて一つの流域として捉え、その河川流域全体のあらゆる関係者が協働し、水害を軽減させることを目指します 。

大雨時に、庭にバケツやこども用のプールをつくったり、学校ではプールに雨水を貯めたりして、雨が去ったあとに放水することで、一度に流域に水が流れないよう水害を提言させる活動です。

当会では初めての取り組みでしたが、皆さんに喜んでいただきました。事務局を預かる私としては、無事、ツアーを終えることができ、肩の荷を下ろしているところです。

通潤橋の放水シーンを動画にまとめました!

2024年12月07日 16時41分27秒 | 8月4日は「橋の日」記念日!
通潤橋の放水シーン


通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡甲佐町に位置する、歴史的な水路橋で、江戸時代に建設されました。1995年に「重要文化財」に指定され 、2023年(令和5年)9月25日、橋などの土木構造物としては全国初の国宝に指定されています。

この橋の特徴的な点は、放水機能を持っていることです。具体的には、通潤橋は水路の一部として、周囲の田畑に水を供給するための灌漑用の橋であり、橋の上部にある水路から水が放水される仕組みになっています。

放水の目的は、農業用水を田畑に供給するためで、特に乾燥期や水源が不足している時期に、橋から放水される水流が田んぼなどに供給され、農作物の生育を助けていました。また、この放水は橋の機能とともに観光名所となっており、観光イベントや祭りの際に放水が行われています。今回は、放水時間に合わせて見学にいきました。晴天にも恵まれ絶好の撮影日となりました!

放水は、通潤橋の建設当初から行われており、今でもその機能は一部で活用され続けています。また、放水の際に見られる力強い水流や音が、通潤橋の魅力を一層引き立てています。

まちおん延岡〜X’mas LIVE〜に出演します!

2024年11月25日 06時44分25秒 | アコースティックライブと音楽
まちおん延岡〜X’mas LIVE〜に出演します!
当日は、会場にちなんで「駅:竹内まりや)」、「ホームにて(中島みゆき)」、「なごり雪(イルカ)」、「君といた夏(オリジナル曲)」を演奏予定です。
また、多くの演奏者がフォークソング、ポップスを中心にギターやオルゴールで演奏や弾き語りをします。ライブ感たっぷりのステージをお楽しみください!
■日時:12月1日(日)13:00〜15:45
■場所:延岡駅 エンクロス 2F 待合ラウンジ
■参加費:無料
駐車場は、延岡駅北駐車場、延岡駅西駐車場をご利用ください。
くわしくは、延岡市駅前複合施設 エンクロス (encross-nobeoka.jp)
フォークソング、ポップスを中心にギターやオルゴールで演奏や弾き語りをします。

(ひとこと)
3年前、肩を痛めてギターが弾けなくなり(1年後回復)、就職後ピアノを習っていたこともあり、40年ぶりにピアノの先生について練習を開始しました。ピアノの素晴らしさを改めて感じ、これからも学び続けたいと考えています。あのケガがなければピアノを始めてなかったと思うと、ピンチはチャンスに変える大切を感じています。




地域の再発見ツアーin熊本 行ってきました!(2日目)

2024年11月20日 13時30分44秒 | 8月4日は「橋の日」記念日!
熊本城は、阿蘇の火砕流が堆積した「茶臼山」と呼ばれる丘陵に築かれています。関ヶ原の戦いの頃には現在の位置に築城が始まり、慶長 12(1607)年に完成しました。


その城郭は周囲5.3km、総面積 98 万㎡に及ぶ広大なものです。往時の熊本城は大小天守をはじめ、櫓49、櫓門 18、城門 29 程度を数える。熊本城は明治 10(1877)年の西南戦争開戦直前の火災で天守、本丸御殿などが焼失したが、その後籠城に耐え、難攻不落で堅固な城として有名です。



明治時代に撮影された熊本城の写真。
しかし、2016年の熊本地震では、 重要文化財建造物 13 棟全ての建造物が被災しました。

中でも熊本城の北東に近接して位置する東十八間櫓、北十八間櫓は全壊した。宇土櫓の五階櫓は、屋根・外壁・建具破損で済んだが、続櫓は倒壊しました。不開門、長塀が一部倒壊し、他 8 棟が破損を受け修復が必要となっています。



今回の地震で最も大きく被害を受けたのが石垣です。熊本城の石垣は、 973 面・約79,000 平方メートルに及び、そのうち築石が崩落したのは 229 面、約 8,200平方メートルで全体の約 1 割、緩みや膨らみのため積み直しを要するのは 517 面、約 23,600 平方メートルで全体の約 3 割の面積に及びます。

1 平方メートルの築石の数は平均して 3~4 個程度と考えると、約 7 万~10 万個の築石を積み直すことになると言われています。


天守閣から、熊本市内を望む。いろんな場所で修復作業(詳細はこちら)がおこなわなれています。

宇土櫓の解体保存工事は、解体された部材を守るため鉄骨製の素屋根で櫓を覆って行われています。解体後の部材も素屋根内に保管され、できる限りもとの部材を使って再建される予定です。この日は、月1回の公開日で、工事の様子を見ることができました。



ちなみに、宇土櫓は、大天守や小天守より建築年代が古いと考えられており、清正が最初に入城した古城(隈本古城)に創建した天守の移築という説もあります。
次は、阿蘇神社へ。



阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した 健 磐 龍 命(たけいわたつのみこと)をはじめ家族神 12 神を祀り、 2, 000 年以上の歴史を有する古社です。

阿蘇神社の社殿群は、天保 6 年(1835)から嘉永 3 年(1850)にかけて、熊本藩の寄進によって再建されたもので、神殿や楼門などの 6 棟が国重要文化財に指定されています。中でも楼門は九州最大の規模を誇り、「日本三大楼門」の一つともいわれます。

平成 28 年熊本地震により重文の楼門や拝殿が倒壊するなど社殿のほとんどが甚大な被害を受けましたが、令和 5 年 12 月に復旧工事が完了しています。

食事は、阿蘇ジビエカレー


スパイスがしっかり効いてて美味しい阿蘇ジビエカレー。


2021 年3月に開通した、新阿蘇大橋(全長 525m、最大橋脚高 97m)。
近くには、新阿蘇大橋や長陽大橋、白川第一橋梁(南阿蘇鉄道)を望むことができます。



続いて山都町馬見原にある馬見原橋へ。その前に、 新阿蘇大橋展望所「 ヨ・ ミュール」にて、美味しいソフトクリームを!


南阿蘇自然派ソフト。



宮崎との県境を流れる五ケ瀬川に架かる橋で、かつて宿場町として栄えた馬見原商店街の入り口にある夫婦岩の間を抜けて渡る橋です。

上側幅5.8メートル、下側7.5メートル。上下の幅の隙間から歩行者は自然に橋の下側へと吸い込まれる設計になっています。



地元の杉材を使用した床の中央に開いた2つの円を覗けば、足元を流れる五ヶ瀬川の清流が眺められる仕掛けです。

唇のような形をした遊び心あふれるデザインは、1995年にくまもと景観賞さわやかまちかど賞を受賞しています。


晴天時は、さらにキレイに見えるかと思います。詳細はこちら

そして一路、宮崎市へ。
13年間で初めての雨天の旅。また、来年が楽しみです。