67camper's Blog

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Vice Pres! Paul Quinichette

2006-08-15 00:14:45 | jazz & vocal
Moods/Paul Quinichette
(EmArcy MG36003)


 Presとはテナーの巨匠、レスター・ヤングですが、彼とソックリに吹く事から“バイス・プレス(副大統領)”と呼ばれているのが、皆さんご存知のポール・クィニシェットですよね。彼はコロラド州デンバーの出身ですが、カンザスシティで活躍し、ベイシー楽団の重要なメンバーでもありましたよね。ベイシーアイツのプレステッジ盤やドーン盤が有名ですが、エマーシーにもこんな良いアルバムがありますよ!

 サイドAはラテンフレイバーです。ハービー・マンとクィニシェットのフルート、テナーのソフトなアンサンブルと3人のパーカッショニスト(Tommy Lopez, Manny Oquendo, Willie Rodriguez)の競演が聴かれます。さらにアレンジャーとしてアナザー”Q”、若き日のクィンシー・ジョーンズが参加し、3曲のオリジナルを提供しています。サイドBは、当時のレギュラーグループの演奏です。Sir Charles Thompson(p), Harold Wing(ds), Jerome Darr, Barru Galbraith(g), そして若干19歳のPaul Chambers(b)の演奏が聴かれます。フルートはサム・モストです。

 おそらくエマーシーのオリジナルだと信じています。バックカバーはモード盤などにも見られるblue~navyの文字・画像が印象的です。コーティングは当時のエマーシー盤としては良く残っています。ご存知の方も多いと思いますが、古いエマーシーのコーティングは小さな泡状の白けが見られるモノが多いですよね。なんであんな風になるのでしょうね?