67camper's Blog

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'77年、ボクはマイケル・フランクス・マニアだった!

2006-08-16 00:30:07 | jazz & vocal
Sleeping Gypsy/Michael Franks
(Warner Bros. P-10306 jp reissue)


 これはジャズか?でもポップボーカルも守備範囲にしている我がブログ、当時を席巻していたクロスオーバーミュージックとして紹介されたマイケル・フランクスを上げても大間違いではないでしょう。おそらく今ジャズ吉として君臨しているおやじ世代には、このやや中性的なボーカル(みんながチェットベイカー風と評した)とバックの演奏に魅せられていた輩がいるのではと思います。

 先日、シルビア・テレスのログに初めてコメントをしていただいたソフィアさんが良い曲に上げていた”アントニオの唄”を収録しているのが本日のアルバム”スリーピングジプシー”です。日本盤ライナーを書いている”かまやつひろしさん”(彼もマイケル・フランクスマニアですよね!)が一押しの曲として上げているナンバーです。ご存知のとおりボッサの帝王、アントニオ・カルロス・ジョビンに捧げた曲ですよね。この美しい曲とアンニュイなマイケルのボーカルだけでも必聴ですよ!このアルバムは’76のデビュー作"The Art of Tea"につづくセカンドアルバムです。デビュー作同様に当時のクルセイダース(ジャズの名はもうなくなってしまって、サザンの歌詞でも有名なラリー・カールトンが入っています)がバックでマイケル・ブレッカーやデビッド・サンボーンもバックミュージシャンという当時としては超豪華バッキングです。

 このアルバムのリリースされた77年、あえてタイトルに“ボク”と書いたように20歳前だったと思います。東京の彼女のアパートの安プレーヤーからリピートをかけて流れてたのがこのスリーピングジプシーとアートオブティーなんです。この2枚の後も次々とクロスオーバー的なアルバムがリリースされましたが、この2枚を越えるモノはなく、そういう意味で77年ボクはマイケル・フランクス・マニアでした。その後、自分はどんどんメインストリームジャズに傾倒していきました。その彼女と別れたのも言うまでもありません!(笑)