Harry Edison Swings Buck Clayton and vice versa/Harry Edison
(Verve MGVS-6016)
(Verve MGVS-6016)
ハリー・エジソンとバック・クレイトンはともにカウント・ベイシー楽団のブラスセクションを勤めた重要なプレーヤーでしたが、彼らのベイシー楽団での競演は初期の録音で聴けるのではないかと思います。(思いますと言うのはこんな古い録音は多分所有していないからなんですが・・・)このアルバムのライナーノートによればクレイトンとエジソンの競演は、テナーのLester YoungとHerschel Evansの競演に匹敵するようなベイシーバンドの目玉的存在であったと記載されています。
このアルバムはその両者の再会セッションとも言うべきアルバムで、40年代前半以来の両者の競演が聴かれます。メンバーは2人のトランペットに加え、当時エジソンのレギュラーグループに居たテナー奏者ジミー・フォーレスト、リズムセクションには”ザッザッザッ”のフレディ・グリーンのギター、ピアノには長らくサラ・ヴォーンの伴奏をつとめていたジミー・ジョーンズ、ジョー・ベンジャミンのベース、チャーリー・パーシップのドラムの面々です。かなり渋好みのメンバーですよね。B面はVERVEのblowing sessionではおなじみのバラードメドレー、メイキンフーピー等が収録されていますが、A面はすべてエジソンのオリジナルで固められて、両者とフォーレストのblowingが聴かれます。
所有盤はVerveのstereophonicレーベルです。カバーが秀逸だと思ってバックカバーを見てみるとBurt Goldbatttの文字が・・・。さすがですね!