Midnight Session/Mary Mulligan
(Dot DLP25254)
(Dot DLP25254)
Mary Mulliganについては情報が極めて少ないですが、ニューヨーク出身の子持ち女性シンガーであり、どうやらこのアルバムがデビュー作と言う事でしょう。声質はハスキーと言うよりはしわがれた風邪ひき声に近いでしょうか?、時にはリー・ワイリーやフランセス・ウェインのようにも聞こえます。
このシンガーをバックアップするBud Freeman5重奏団の演奏が聞き物になっており、全10曲中に彼女のヴォーカルが聴けるのは4曲です。後はBud Freeman Quintet【Bud Freeman(ts), Dick Cary(tp), Jimmy Jones(p), Leonard Gaskin(b), George Wettling(ds)】の演奏が6曲で、インスト/ボーカルが交互に現れる趣向です。Maryは"A Foggy Day", "I Got it Bad And That Ain't Good", "They're Playing Our Song", "Try A Little Tenderness"を結構ジャジーに唄ってくれてて風邪気味の声にも慣れてきます。これが個性でしょうが、"A Foggy Day"の料理の仕方などなかなかのモノです。
Dotのボーカルもあまり所有してないですが、Dotにしては上出来のカバーじゃないでしょうか?コントラバスとサックスの向こうで微笑む美女のカバーなんですがバックカバーのMaryのポートレイトと比べると、表の女性は単に美人モデルでも使用した感じで、Maryじゃないと思うのですが・・・
(追記)
サイケおやじさんからバックカバーのMary Mulliganをアップしてよとのコメントを戴きましたので。下がそうですよ! やはりフロントカバーとは別人に見えるのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/93/3352516d0cf61bd4dbc91e11e113dd16.jpg)