失敗は成功のマザー

2010-08-04 17:42:36 | 雑感
失敗は成功のマザーと人は言う。

全くそうだな,と思う吉野です。勉強に限らず,仕事や人間関係なども含め,今こうこう上手く行っているのは,あの時の(失敗)経験がモノを言っているな,と感じる事が多いのです。

確かに失敗した当時は,辛い思いをしたり哀しい思いをしたり,「何でやねん!」と感じます。楽しくなんか無い。前向きに捉えろと言われても正直その当時は無理でしょう。どうしても上手く行かなかったという事実に対する辛さが先立ちます。

ただ,後にあの経験が役立った,となることも非常に多い。同じ失敗を繰り返さないようにできるかがステップアップできるかどうかの分水嶺となります。

ところで,失敗から学べと言うものの,失敗した当時,将来それがどういう場面でどのように役立つかなんて全然分からんと思う。それじゃ,意味無いじゃん,と思うところですがさにあらず。人間の行動パターンってそうそう変わらないので,いずれまた似たような状況になるんですよね~。ここがポイントです。再びやってくる「いつかどこかで見た風景」です。この時どう振舞うかです。ここで「あ,そういえばあの時~して失敗した」とか思い出せればしめたもの。正に失敗は成功のマザーというのはこのことを言うわけです。

ですから「失敗の記憶」から本件類似の適当なケースを引っ張って来られるかどうかにかかってきます。「喉もと過ぎたら熱さ忘れてばっかり」じゃ成長しません。また同じ失敗を繰り返す事になります。あ,あの時と同じ状況だ,と気がつくとここで猛烈なブレーキがかかるようになり,上手く処理できることが多くなりました。

さて,失敗した直後,「ああすればよかった,こうしなければよかった」と嘆くことが多いと思いますが,一般的にはこれらは推奨される行為ではないですよね。今更どうしようもない,事実は変わらない,後ろ向きに過ぎる,めそめそしている感じがします。

しかし実はそうでもないのでは,と思います。なぜなら,また同じような状況に遭遇した時,「あ,以前似たようなことあった!あの時は失敗したけど今度は上手く対応するぞ」と思えたとしても,じゃぁ,今回どうすればいいのか,というのが実際には重要です。前回と違う対応をしても,結局失敗したら意味がありません。失敗した事実から明確な事は「あの時,こうしたから駄目だった」くらいで,では「どうすれば上手く行くか」は分からない。さて,どうしようかとなる。

ここで先程の話。経験が生々しいうちにああだこうだ分析をしておく意義がここにあります。恐らく「ああ,こうすれば良かったんだろうなぁ。」というのは出てくると思うんですよ。それですよ,それ!今回取るべき具体的対応は。「あの時,こうすれば良かったなぁ」,を今回こそ実践するのです。恐らくかなりの割合で上手く行くはずです。

私は,非常にイライラしたりしたときは,家でごろんと横になり,まずぶつくさ文句を言います(笑)。結構感情的になってきますが,そこは感情の赴くままにしておきます。一人しかいないし誰にも迷惑かかりません。まぁ,一種のガス抜きですね。で,似たような事無かったかを考えて(いわゆる,またかよ~,事例),あんときどうすべきだったか,どうすべきでなかったかを思い出します。ここまで来たら随分クールになってきますので,ほいじゃそうすっか,となっておしまいです。同じことやりそうになったら(人間の怖いところは,ここまで来ても感情に流されそうになる事があるということです),それこそ「痛み」を思い出す。「またああなっちゃうけど,いいのそれで?」と自問自答する。この頃には完全に力が抜けてきています(笑)。「はにゃ~,それはもう嫌だな」,と感じるので,ブレーキがかかります。

以上,失敗は成功のマザー吉野説でした。
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葉月カウンセリング日程他

2010-08-04 13:22:33 | 司法試験関連
葉月のカウンセリング日程が塾のHP上に(多分)今日からアップされます。是非ご利用下さい。
日時は,『8月19日木曜日 17時~19時』です。いつもより遅めの時間帯になっています。

今年も,『本試験シミュレーション 短答+論文編 2010年<9月コース>&2009年版 8/18(水)~8/22(日)』が実施されます。是非夏の間に,まずは本試験を疑似体験してみて下さい。受けてみると,普通に「こりゃ,受験対策せなあかーーん!!」ってなりますから,秋以降の受験対策の「本気度」が違ってくると思います。心からやる気になったら勝ち,です。人に言われて,では限界あります。夏休みくらいしか,4日間もかけてやろうなんて余裕は無いと思うので是非今のうちにクリアーしてしまいましょう。

2010年(第5回)か2009年(第4回)にするかは好みの問題だとは思いますが,「正攻法」じゃないのは,第5回の方でしょうね(笑)。
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