暑すぎる,寒すぎる,雨降り過ぎると,すぐ「異常気象」だ,「温暖化」だとやかましい。
「異常」というからには,「基準・基本」があるわけだが,何と比較して「異常」気象なのかと言えば,「観測記録」である。観測史上云々かんぬんというやつだ。100年に1度の集中豪雨とか異常気温,という具合だ。
ところで,観測史上初とか100年に1度とか言われると,えらいこっちゃさんやでぇ,と思ってしまうが,きちんとした観測記録があるのはせいぜい100年程度である(気温の記録自体は150年前に始まった)。100年に1度と言うのは,そもそも100年分しか正確な記録がないからである。
地球は生誕以来46億年の歴史を誇るわけだが,それをたかだか100年程度の記録で比較しようってのはおこがましいにもほどがある。全球凍結を地球は22億年前,7億年前,6億年前の3回経験しているそうだが,全球凍結後の世界では一気に30度以上も気温が上がっている事が研究の結果分かってきている。これと比較したら0.5度上がった下がったなど可愛いものである。というか誤差でしかない。
なにが「異常」なのだろうか。極論すれば,これまでの100年間が地球の長い歴史から見れば「異常気象」だった可能性もあるくらいだ。「異常」と言うと何かおかしな事が起こりつつある,というイメージがあるが,気候変動が起きつつあるのかもしれない,が正確であろう。そしてこの「変動」自体は「異常」でもなんでもない。異常だと騒ぐのは,変動の結果が現時点での人類に「都合が悪いから」である。この都合が悪いというのも,実際問題何がどう都合悪いのか分かったようでよう分からんところが多い。
温暖化の話がしたいわけではないので,話を本筋に戻しますが,要は,「異常」って何をベースに異常なのか,ということを考える事が大事なんだと思う。「都合が悪い」のも誰にとってなのか,で大分変わってくる。良い意味での「疑いの姿勢」というのが大切だと思う。
色んな書物で指摘されているが,「世論調査」や「データ」というのは本当に危険である。有名な話では,レーガン,ブッシュ(パパ),クリントン,ブッシュ(ジュニア)の4人の大統領で一番人気があったのはクリントン,という馬鹿げた世論調査である。こんなもん調査する前から分かりきった話だ。何故なら民主党大統領はクリントンしかいないからである。共和党支持者の票は3人に分かれうるが,民主党支持者の選択肢はクリントンしかいない。1位になるのは目に見えている。
疑いの目を持つということは重要だってことである。
「異常」というからには,「基準・基本」があるわけだが,何と比較して「異常」気象なのかと言えば,「観測記録」である。観測史上云々かんぬんというやつだ。100年に1度の集中豪雨とか異常気温,という具合だ。
ところで,観測史上初とか100年に1度とか言われると,えらいこっちゃさんやでぇ,と思ってしまうが,きちんとした観測記録があるのはせいぜい100年程度である(気温の記録自体は150年前に始まった)。100年に1度と言うのは,そもそも100年分しか正確な記録がないからである。
地球は生誕以来46億年の歴史を誇るわけだが,それをたかだか100年程度の記録で比較しようってのはおこがましいにもほどがある。全球凍結を地球は22億年前,7億年前,6億年前の3回経験しているそうだが,全球凍結後の世界では一気に30度以上も気温が上がっている事が研究の結果分かってきている。これと比較したら0.5度上がった下がったなど可愛いものである。というか誤差でしかない。
なにが「異常」なのだろうか。極論すれば,これまでの100年間が地球の長い歴史から見れば「異常気象」だった可能性もあるくらいだ。「異常」と言うと何かおかしな事が起こりつつある,というイメージがあるが,気候変動が起きつつあるのかもしれない,が正確であろう。そしてこの「変動」自体は「異常」でもなんでもない。異常だと騒ぐのは,変動の結果が現時点での人類に「都合が悪いから」である。この都合が悪いというのも,実際問題何がどう都合悪いのか分かったようでよう分からんところが多い。
温暖化の話がしたいわけではないので,話を本筋に戻しますが,要は,「異常」って何をベースに異常なのか,ということを考える事が大事なんだと思う。「都合が悪い」のも誰にとってなのか,で大分変わってくる。良い意味での「疑いの姿勢」というのが大切だと思う。
色んな書物で指摘されているが,「世論調査」や「データ」というのは本当に危険である。有名な話では,レーガン,ブッシュ(パパ),クリントン,ブッシュ(ジュニア)の4人の大統領で一番人気があったのはクリントン,という馬鹿げた世論調査である。こんなもん調査する前から分かりきった話だ。何故なら民主党大統領はクリントンしかいないからである。共和党支持者の票は3人に分かれうるが,民主党支持者の選択肢はクリントンしかいない。1位になるのは目に見えている。
疑いの目を持つということは重要だってことである。