現役続行!!

2010-08-20 17:56:35 | 雑感
ここ数年の夏の風物詩とも言える騒動を経て,今シーズンもブレット・ファーブはフィールドに戻ってくる事になった。もうすぐ41歳,20度目のシーズンインである。

NFLの開幕までいよいよ3週間だ。期待に胸膨らむ時期にビッグニュースが飛び込んできた。例年に比べれば,7月辺りから色々出てきた「間接事実」に基づき,現役続行はほぼ間違いないと思われていたが,それにしても嬉しい限りだ。試合に出るだけで,NFLの記録がほぼ自動的に更新されていくという文字通りの「生きる伝説」ファーブの存在はやはりでかい。昔は大っ嫌いだったが(49ersのファンにとって,グリーンベイ・パッカーズQBであったファーブの存在は許容できない),レジェンドが次々に引退していった現在,「最後の恐竜」ファーブは理屈ぬきで応援したくなる。これでミネソタ・ヴァイキングスは今年もスーパーボウル進出の可能性が高いチームの一つということになる。

個人的には,AFC王者インディアナポリス・コルツ対NFC王者ミネソタ・ヴァイキングスというスーパーボウルが見たい(今季の49ersは,とりあえず10何年ぶりかに勝ち越してくれれば御の字だ)。

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給与制か貸与制か

2010-08-20 14:22:24 | 司法試験関連
いよいよ10月末をもって,修習生の給与制度が廃止され貸与制に移行する。現行では年間約300万円弱程度の支給がなされており,2000人に対して給付する為には予算として60億円が必要な計算だ。これが仕分けされた格好である。3000人だと90億円だ。

研修医の制度(給与制)と比較する向きもあるが,現場に出ている研修医と現場に出る前の修習生を同列に論じられるのかという批判があるそうだ。ん?現場に出る前?修習生は「実務」修習の期間中,何やってんですかね,と突っ込みを入れたくなるところではある。遊んでんの?それは研修医制度に比べ,「実務」修習のやり方に問題があるって自分で言ってるようなもんじゃないのかね。

ま,それはさておき,このままだとロー時代の借金に上乗せして更に借金が増えることになる。月額23万円貸与がベースらしいので,1年間で276万円の借金を事実上「強制」されることになる。無利息とはいえこれは相当しんどい。ロースクール卒業後から修習までの間の8ヶ月間に及ぶ「強制ニート生活」も凄いが,こいつはもっと凄い。おまけに弁護士になっても仕事の当ても無い。先日行われたアンケートでは,回答者1300名弱のうち500名強が就職先が未定だそうである。これは回答者のうち43%にあたるらしいが,アンケートに答えていない700名全員が内定持ちとはとても思えないので,実際にはほぼ半分の1000名近くが現時点で内定無しの可能性もある。

俺が思うに,刑事弁護や国選弁護を一定数引き受けたら,返済免除等にするのが落としどころとしては,一番良いような気がする。一旦借金するとはいえ,返済免除の道は残る。おまけに刑事弁護等であれば,国民全体の利益にもなる。「とにかく返せ!」よりは数段ましだ。
霞ヶ関の論理からは給与制維持は難しそうである。1度決めた事を裁判所法の再改正という大仕事をしてまで撤回するとは思えない。そして1度導入されたら,4,5年は何があっても変えないのがお馴染の霞ヶ関の論理。まぁ,1年で給与制復帰と言うのも1年だけ貸与の期があることになりこれはこれで大問題だ。その処理も大変。

なんにせよ,給与制維持はこの2ヶ月間にかかっている。一度貸与制に移行したら暫くはそれで固定されてしまうであろう。法改正の必要もあるので残り時間は少ない。残り数秒で逆転タッチダウンパスがヒットするかどうかにかかってきた。

なんか,もう合格者増とかの話じゃなくなってきてしまったねぇ。制度自体がマグニチュード8.7の勢いで揺れてる。なんとかせぃ。
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