新司法試験 短答答練 

2010-08-27 18:20:05 | 司法試験関連
8月の頭に,短答対策についてのオープンスクールをやりました。その際に,問題演習の仕方という話もしました。フルスケールで解くべき時と,肢別的な演習でよい時と2つあるという話です。

短答の配点比率が1対8に下がった事で,ハイスコアを現実的にゲットしなければいけない必要性は下がった事,系統別に試験が行われるので,5時間半のフルスケールのものを何回か受ければ十分である事をお話しました。

その際,個別質問で「伊藤塾も短答模試やるんですよね?」と質問されたのでお答えしますと,今年から「新司法試験 短答答練 全4回」が開講します。2月から2週間おきくらいで5時間半の模試を受ける形です(正確なスケジュール等は,最近出たばかりの「新司法試験総合講座案内パンフレット2010秋」を見て下さいね。カナリどうでもいいと思われますが吉野の講師写真がおニューです。HPのとも違います。見てね☆)。札幌,仙台,福岡でも代ゼミで行う予定だそうです。

http://www.itojuku.co.jp/41shinshihou/kouza_ichiran/14901.html

5時間半を何回か体感する必要性はあること,1回の模試で問題数もこなせるという意味で,4回程度という規模は適切ではないかなと思います(多すぎると負担が大きくなり過ぎます)。2月までにある程度の「基礎体力」をつけるというお話をいつもしていますが,その「基礎体力」の「測定」と言う工程を試験対策スケジュールにいれると良いと思います。

まずは自分でインプットが大切ですので忘れずに。早め早めに対応しましょう!

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

刑場公開

2010-08-27 13:12:39 | 雑感
法務省は27日、東京拘置所内の死刑の刑場を報道機関に公開した。写真を見る限り,予想外に室内が開放感がある感じがした。もっと狭くて暗い感じかなと予想していた。イメージとしては壁等の色も黒っぽいのかなと思っていたのだが,寧ろどこかのホテルの部屋みたいである。

「執行室」は本当に広いですね。部屋の中央部に台があるのかと思いきや,踏み板があって下の部屋に落ちる仕組みになっていたんですね。やや広すぎて落ち着かない感じがしますが,「前室」で死刑囚に目隠しがされるので本人にとっては関係ないのかもしれません。ボタンを押す部屋も鰻の寝床みたいで,執行官は立ちながら押すんですね。

妙に明るい色合いが逆に無機質に感じられて,何か考えさせられます。死亡を確認する部屋や,踏み板は開かれない状態でのみの公開でしたが,十分インパクトがあります。

死刑執行を生公開するアメリカと比べると随分差がありますが,法務省も色々情報公開し始めましたね。重要なのは,これからどう議論していくのかということでしょう。

前から不思議なのは,「冤罪の危険性」を死刑廃止の理由にする場合,現行犯逮捕の場合はどうなんだろかということ。例えば秋葉原の事件なんて,冤罪の危険性なんてまるでないわけで,この場合は死刑廃止のロジックが成り立たない。もちろん,廃止論の理由はこれだけではないのですが,廃止論であれ,存続論であれ,十分説得的なロジックを展開して欲しいと思います。極刑の判断を迫られる裁判員の立場も考えないといけません。

しかし朝から見る写真ではなかった(苦笑)。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする