goo blog サービス終了のお知らせ 

シーズン・ファイナル接近

2010-08-23 13:45:43 | 司法試験関連
そろそろ新司法試験シーズン5もシーズン・ファイナルが近づいて来ました。発表まで17日ですね。

毎年の事ですが,今くらいの時期から発表待ちの受験生は何とも表現しようの無い妙な気分になってきます。人間ですから仕方がないのですが,本当に辛いしもどかしいし,じれったく感じます。物理的に時間が過ぎ去るのを待つしかないので,自分の力では如何ともしようがありません。落ち着かない日々が続きます。正に最後の産みの苦しみで耐えるしかないところです。受験生同士で色々話でもしてストレス発散するくらいしかないです。

今年も発表は16時からで,ネットの方は16時半です。ネットの方はこれまた恒例行事ですが中々繋がりやがりません。自分の発表の時は18時になったら突然繋がり,完全に不意をつかれ驚いたのを覚えています。去年は17時半くらいから繋がりやすくなったと聞きました。

ダイレクトに見に行くか,ネットで確認してから見に行くか,この時期最大のテーマ・難題です(笑)。ネットの場合,ネックは中々繋がらない点で,確認するタイミングを自分でコントロールできません。これも相当ヤキモキします。覚悟を決めてパッと確認するなら直に行くのが一番です。

因みに,17時過ぎから妙に空いてきて,寂しい雰囲気になります。このタイミングで一人ぷらっと見に来るのもこれはこれで嫌かもな,と昨年思いました。18時を過ぎるとネットで合格を確認してから見に来る人が増えますし,法務省で早めに合格を確認してから何となく同じローの人とたむろしている人が多いので,この時間帯は合格者ばかりになります。

人がたくさんいてワサワサしている時に確認したい人は,16時から17時ちょい前までの時間帯を狙った方がいいと思います。

ネットで合格を確認した場合も,是非掲示板まで行く事をお勧めします。19時半過ぎまで開放されています。時期的に周囲はもう結構暗いんですが(夏の終わりを感じさせます),何とも言えない良い雰囲気です。日比谷公園等で,遠くの夜景を眺めながら,勝利の余韻に浸るのもEかもしれません。

そして,伊藤塾の合格祝賀クルージングですね☆あともう少しだけ耐えましょう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現役続行!!

2010-08-20 17:56:35 | 雑感
ここ数年の夏の風物詩とも言える騒動を経て,今シーズンもブレット・ファーブはフィールドに戻ってくる事になった。もうすぐ41歳,20度目のシーズンインである。

NFLの開幕までいよいよ3週間だ。期待に胸膨らむ時期にビッグニュースが飛び込んできた。例年に比べれば,7月辺りから色々出てきた「間接事実」に基づき,現役続行はほぼ間違いないと思われていたが,それにしても嬉しい限りだ。試合に出るだけで,NFLの記録がほぼ自動的に更新されていくという文字通りの「生きる伝説」ファーブの存在はやはりでかい。昔は大っ嫌いだったが(49ersのファンにとって,グリーンベイ・パッカーズQBであったファーブの存在は許容できない),レジェンドが次々に引退していった現在,「最後の恐竜」ファーブは理屈ぬきで応援したくなる。これでミネソタ・ヴァイキングスは今年もスーパーボウル進出の可能性が高いチームの一つということになる。

個人的には,AFC王者インディアナポリス・コルツ対NFC王者ミネソタ・ヴァイキングスというスーパーボウルが見たい(今季の49ersは,とりあえず10何年ぶりかに勝ち越してくれれば御の字だ)。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

給与制か貸与制か

2010-08-20 14:22:24 | 司法試験関連
いよいよ10月末をもって,修習生の給与制度が廃止され貸与制に移行する。現行では年間約300万円弱程度の支給がなされており,2000人に対して給付する為には予算として60億円が必要な計算だ。これが仕分けされた格好である。3000人だと90億円だ。

研修医の制度(給与制)と比較する向きもあるが,現場に出ている研修医と現場に出る前の修習生を同列に論じられるのかという批判があるそうだ。ん?現場に出る前?修習生は「実務」修習の期間中,何やってんですかね,と突っ込みを入れたくなるところではある。遊んでんの?それは研修医制度に比べ,「実務」修習のやり方に問題があるって自分で言ってるようなもんじゃないのかね。

ま,それはさておき,このままだとロー時代の借金に上乗せして更に借金が増えることになる。月額23万円貸与がベースらしいので,1年間で276万円の借金を事実上「強制」されることになる。無利息とはいえこれは相当しんどい。ロースクール卒業後から修習までの間の8ヶ月間に及ぶ「強制ニート生活」も凄いが,こいつはもっと凄い。おまけに弁護士になっても仕事の当ても無い。先日行われたアンケートでは,回答者1300名弱のうち500名強が就職先が未定だそうである。これは回答者のうち43%にあたるらしいが,アンケートに答えていない700名全員が内定持ちとはとても思えないので,実際にはほぼ半分の1000名近くが現時点で内定無しの可能性もある。

俺が思うに,刑事弁護や国選弁護を一定数引き受けたら,返済免除等にするのが落としどころとしては,一番良いような気がする。一旦借金するとはいえ,返済免除の道は残る。おまけに刑事弁護等であれば,国民全体の利益にもなる。「とにかく返せ!」よりは数段ましだ。
霞ヶ関の論理からは給与制維持は難しそうである。1度決めた事を裁判所法の再改正という大仕事をしてまで撤回するとは思えない。そして1度導入されたら,4,5年は何があっても変えないのがお馴染の霞ヶ関の論理。まぁ,1年で給与制復帰と言うのも1年だけ貸与の期があることになりこれはこれで大問題だ。その処理も大変。

なんにせよ,給与制維持はこの2ヶ月間にかかっている。一度貸与制に移行したら暫くはそれで固定されてしまうであろう。法改正の必要もあるので残り時間は少ない。残り数秒で逆転タッチダウンパスがヒットするかどうかにかかってきた。

なんか,もう合格者増とかの話じゃなくなってきてしまったねぇ。制度自体がマグニチュード8.7の勢いで揺れてる。なんとかせぃ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バブルへGO!

2010-08-19 13:42:42 | 雑感
4月~6月期のGDPで中国が日本を遂に抜き,世界第2位の経済規模となったニュースが世界中を駆け巡っている。1月期~6月期通算ではまだ日本が世界第2位であるが,通年では逆転されると見られている。もし逆転すれば,日本が西ドイツを抜いて世界第2位に浮上して以来,40数年ぶりの逆転劇となる模様。

もっとも人口で10倍の規模を誇るため,一人当たりGDPで見た場合,アメリカ46000ドル,日本40000ドルと比べ,中国3600ドルとまるで比較にならない。世界ランキングで100位以下でありアルジェリアと肩を並べる規模だ。

というわけで,中国当局は今回の逆転劇を踏まえても,未だに「発展途上国である」と言い続けている。改めて「発展途上国とは何ぞや」,という議論が必要な気がする。今までは,グロスベースと一人当たりベースでこんなに落差のある国は無かったというのが実情だ。中国は極めて異例の国と言える。

アメリカ,日本,ドイツのBIG3は,グロスベースだけでなく一人当たりベースでも世界のトップをひた走る。また,経済力の源も最先端技術などが売りだ。ところが中国の強みは,安い労働力であり,市場の大きさである。中国がハイテク産業のトップ争いに加わるのはまだまだ先の話である。何より,貧富の差が激しい。金持ちはトンでもない金持ちがいる反面,圧倒的多くの国民は貧民である。日本で言う,中間富裕層というのが中国には2億人いるそうである。これだけ聞くと,物凄いパワーを感じる。しかしこのことは同時に10億人以上の貧困層を抱えているという事も意味する。この落差が凄い。凄すぎる。

中国は産業構造を変えていかないと,経済の発展に伴い物価が上昇していけば,賃金の上昇が伴い,最大の強みである低賃金労働力をいずれ失う事になる。既にそれを見越してインドなどに目をつけている企業も多い。これをどう乗り越えるかが一つの試金石になると予想している。またいつまでも人民元を人為的にコントロールできるわけでもない。マーケットの大きさも,文字通りの10億人市場ではないのは事実だ。しかし2億人の中間富裕層を擁する巨大マーケットがアジアに出現したのも事実だ。この意味での強みは当分失わないであろう。欧米先進国がこぞって自国商品を中国市場で売りさばけば,中国経済自体は過熱していくのだろうが国内から大量のマネーが流失していくことを意味する。この点も留意事項だろう。

なんにせよ,世界経済における存在感は圧倒的だ。アメリカ,日本,ドイツ,中国の4強が世界経済をリードしていく事になる。

ところで,最近中国人が日本の物件を買い漁っている,会社を買収している,というニュースを良く見かける。恐らく報道のスタンスには,「中国人にわが国が買われている」と言う悲壮感,諦め感があるんじゃないかと思う。で,それを聞く日本人の方も「中国に買われるかぁ」的な感じがあるのではないだろうか。

なんて情けない。しょぼすぎるぞ日本人,と俺は言いたい。それだけまだ日本に魅力があるという風になぜ捉えられないのか不思議である。興味も無ければ価値も無い国に,大量の観光客は来ないだろうし,買い物もしないだろう。しょぼい国の不動産を誰が大枚叩いて買うというのか?金融市場に至っては日本にチャイナ・マネーがなだれ込んでいるという事を意味する。喜ぶべきであるし自信を持つべきである。何を凹んでいるのか分からない。

大金出して買ってもらって,中国経済がクラッシュした時に安く買い戻せば良いだけの話だ。バブル期の日本がアメリカにやった事と同じだ。日本企業は,ロックフェラーセンタービルを丸ごと買い,コロンビア映画,コロンビア・レコード,ユニバーサル映画,アラモアナショッピングセンターも購入した。で,今だに日本企業が所有しているのは一体幾つあるのだろうか。アメリカ人はかなりの安値で買い戻しているのだ。バブル期も結局最後に笑ったのはアメリカだ。

日本全体を覆うこの悲壮感何とかならんのか,といつも思う。最近バブル経済が妙に懐かしい(笑)。

「東京23区売れば,アメリカ4つ買えるらしいぜ?」。

凄い会話をしていたもんだ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動機の再強化

2010-08-18 13:45:46 | 雑感
18時半に35度あった,という話をしましたが,あの日は20時半過ぎでも34度ありました。因みに昨日は23時過ぎに渋谷駅前は30度でした。「なんだ,30度か。道理で暑くないはずだ」と思った吉野は夏族。裸族ではないので注意。ま,普通は,日中30度で真夏日というのだが今年は30度では温い温い,である。

なお今夏も未だ家ではクーラー使用せず。なんて地球に優しい男。俺にエコ減税すべきであろう。

暑い時にビールは最高だが,最高なのは呑んだ瞬間だけ。その後はアルコールなので体温が上がって単に暑苦しい。悩ましい…。なんか最近ビールの話ばかりだ(笑)。

集中力が続くかない,「集中できない」という悩みを持った事が無い受験生はいないのではないか。かく言う吉野も中々な精神拡散振りである。歩く拡散波動砲と呼んで欲しいくらいだ。気がついたら「妄想の世界~Yoshino in wonder」なんて日常茶飯事である。ま,弁解すれば,万が一集中すればこれまた中々なこんせんとれーしょん振りではある。

さて,「集中」するにはどうすればいいのだろうか。思うに人間何かしらに「集中」しているのだと思う。「集中できない」,というのは,本当に意識が分散しちゃっているわけではなく,今集中すべき事に集中できていない,というだけの話じゃなかんべか。他の事に「集中」している状況を受験生的に「集中できない」と悩んでいるわけである。

何に集中するかは恐らく,個々の動機付けの強さで決まるのでは無いか。どうしても合格したいという動機付けが一番強ければ勉強に集中できる。しかし,あの子と付き合いたい,という動機付けの方が強ければ,「あの子の事」に集中してしまうわけだ。言われてみれば当たり前の話だ。

だから他の事に気を取られている時に,「気にしないようにしよう」とかしてもそりゃ無理な話である。結局,やるべき事に対する動機付けを再強化するしかない。「合格後を考える」,というのもそういう面でも意味があると思う。だから,リアリティがなければいけないし具体的にイメージしていなければ駄目なのだ。ほわぁ~んとしたイメージでは動機付けとして弱すぎて「あの子」に勝てないのだ。文字にしろというのも,具体的なイメージが無ければ文字で書けないからである。「書ける」ということはそれだけ具体的なビジョン,イメージがあるということである。そこまでしないと動機の再強化にならない。

なんて事に気がついたのは最近なんですが,結構的を得ているんじゃないかな,と思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「横浜です」

2010-08-17 16:14:01 | 雑感
横浜に住んでいる人に,お住まいどこですか,と聞くと個人的経験では100%,「横浜です」と答える。「神奈川です」とは本当に言わない。横浜市民のプライドが垣間見える一品である。

学生時代,道東を旅していた時。摩周湖近くの牧場で可愛い女の子と仲良くなった。どちらから来られたんですか?と聞かれ,細かい事言っても(千葉県の幕張近くですとか)こっちの人にはよう分からんだろう,と思い,「東京です」とえらいザックリとした答え方をした。するとその子に,「へー,東京なんですか!私は千葉から来たんですよ。」と言われてしまった。

引っ込みがつかないので,最後まで東京都民で押し通した事がありまする。嗚呼,お馬鹿。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

警察の前で半裸

2010-08-17 12:27:58 | 雑感
あたふたしていたのだろうか,今日家を出て駅に向かってチャリンコ爆走中に,Tシャツを表裏逆に着ていることに気がついた。

「あちゃー」。流石にみっともないのでこれは着替えたいところである。しかし,住宅街で,住宅と木々しかない。遮蔽物なし。

「こまたで」。

警察本部の建物が近くにあるので,建物の前にすすすーと音も無く進み停車。吉野はおもむろにそこでTシャツを脱ぎ,サッと着替えを済ませました。あえて警察の前で脱ぐという慎ましさ。

なんでわざわざ警察の前で着替えたのか,その心境は今もって謎である。

いやー,職務質問されないで良かった良かった。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予備試験受験料

2010-08-16 20:13:22 | 予備試験関連
予備試験受験料は,17500円だそうな。新司法試験の28000円よりは安いですね。

としか言いようがありません。

http://kanpou.npb.go.jp/20100813/20100813h05375/20100813h053750002f.html
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予想外の続く2010夏子

2010-08-16 19:22:43 | 雑感
18時半頃の渋谷駅前の気温。

35度だと。

激笑う。

猛暑炎暑酷暑どない暑,残暑でござんしょ。

夏もお疲れちゃん。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぺリリュー

2010-08-16 13:22:02 | 雑感
全国的にお盆休みが終了した模様である。終了したも何も,そもそもお盆休みが始まらなかった吉野には,「街に人が戻って息苦しい」以上でも以下でもない風情である。職種によっては,一斉休暇=お盆休みというのは無く,時期をずらして夏休みと言う形でまとめて休みを取る場合もある。因みに吉野はそのような夏休みも予定していない。事前に気張って調整すればまとめて休む事も出来なくは無いが,そこまで気張る動機がまるで無いので,「嗚呼,モルディブ行きてぇ」,と唸りながら海の写真集を眺めつつビールを呑む日々である。

外人が,昼間からビールを電車内で呑んでいても下手すれば格好よくさえ見える。ところが,日本人が電車内で缶ビールなんぞ呑もうものなら,もう間違いなく,だらしない人間にしか見えないのは何故なのだろうか。「この人無職?」推定まで働いてしまうほどである。これは日本人に対する日本人吉野の人種的偏見なのか!?そんなわけで,最後のプライド防衛ラインとして電車内(普通車両ね)でビールを呑むのは避けている吉野である。もし万が一,呑んでいる姿を見かけたら,何かあったんだろうな,と大人の対応で生温く見守って欲しいものである。

く,くだらん。


サプライズ慣れした人にサプライズを企むのは困難を極めるな,と痛感。アイディア不足に陥っている。


昨日The Pacific第5章 ぺリリュー前編を見た。全くもって想像できないのだが,上陸作戦のときってどういう心情なんだろうか。ぺリリュー上陸作戦が凄惨さを極めた事は以前書いた。ドラマでは,主人公の一人が,いよいよ上陸するシーンがメイン。水陸両用車で,海上から砂浜へ乗り上げ,そこから徒歩で日本軍のいるジャングル地帯まで進撃するシーンである。このとき内陸にいる日本軍が凄まじい猛攻撃を仕掛けていて,砂浜に着く前に海上で撃沈されたり,上陸後も,車体から飛び降りるのは,日本軍の一斉射撃が止まらない状況下でやらねばならない。飛び降りようとした瞬間,流れ弾に被弾し死傷する者も多い。まだ何もしていないのに戦死する可能性が高いのである。砂浜には既におびただしい数の米軍死傷者が累々と横たわっている。要は制空権を全く握れていない状況での大規模上陸作戦である(現在では米軍は制空権を完全に握ってからでないと海兵隊による上陸作戦は行わないし,陸軍戦車部隊も投入しない)。

このような状況を熟知しながら,輸送船から上陸車両に乗り込み出撃命令を受けた時の心情とは如何なるものなのだろうかと考えてしまった。下手すれば出撃してすぐ海上で撃沈されかねないし,遅くとも数分後には砂浜に上陸するわけだが,ここで相当数の死傷者が既に出ている。正に死地である。あと数分で死傷する可能性が非常に高い命令を受けた時,人はどう対処するのだろうか。これは考えさせられた。もちろん想像なんて出来ない。この場面を見ながら,「俺は絶対嫌だな・・・」と思った。例え敵前逃亡卑怯者と罵られようとも何としても生きたいと思った(敵前逃亡で軍法会議にかけられると死罪の可能性もあるが)。

このドラマは「強烈な生」を描いていると書いたが正にそうだ。戦争ドラマにありがちなどっちが勝ったとか,だれそれが英雄的な行為をしたとかそういう視点では製作されていない。主人公が如何に自分の死を間近に感じ,精神を病みながら生還したかだけが描かれている。次回中編では,なんと360度視界の開けた空港滑走路を,日本軍の猛攻撃を受けながら突っ切っていく場面が描かれるようだ。強烈に迫る死の恐怖が描かれていそうである。

しかしこういう質の良いドラマを見ると,戦争は本当に馬鹿馬鹿しい行為だと思わされる。大将同士で腕相撲でもして決めればよいではないか,と思ってしまうほどだ。みんな死にたくないしみんな行きたくないのである。でも何故かやってしまう。万物の霊長,人類は賢いのか馬鹿なのか。ザ・パシフィックの前に,トランスフォーマー・リベンジを見ていたのだが,全然痛そうじゃないんだよね(笑)。爆撃振りとかもう本当にド派手なんだけど,死を全く感じさせない。完全にゲーム感覚だ。確かにこういう世界観ばかりに浸るのはいかんかもしれない。現実の世界では,大腿部に一発くらっただけで出血死ないしショック死してしまうのだから。

色々考えながら夜中にNHKが集中放送している兵士達の証言シリーズも見入ってしまうのである。

あ,もちろんビール呑みながらね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明白性の原則適用の前提

2010-08-14 12:20:06 | 司法試験関連
精神的自由などが問題となる事件で,明白性の原則を適用する事に違和感があるのは,明白性の原則は,「広い立法裁量の存在」を前提とした審査になるので,そのように言える場合に限り使用すべきだからである。

従って,表現の自由の領域でこのテストを使うのには違和感がある,というのが一つの考え方ではないだろうか。精神的自由の領域で,初めに広い立法裁量ありき,というのは中々想定できない。少なくとも原則論とは言えない。

また,精神的自由の領域では,積極目的規制自体がありえない。消極目的規制のみが許されるということも確認しておこう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明白性の原則の適用場面

2010-08-13 16:08:30 | 司法試験関連
経済的自由に対する積極目的規制の場合の違憲審査基準としてかの有名な「明白性の原則テスト」があります。

明白性の原則。
規制措置に関する立法府の広い裁量を認め,ただ,立法府がその裁量権を逸脱し,当該規制措置が著しく不合理であることが明白である場合に限ってそれを違憲とするテスト。

ちなみに,あの超ゆるゆる審査が行われた「猿払事件」では,この明白性の原則を使っていません(合理的関連性のテストが行われました。戸松先生は,「実質的には単なる合理性の基準(=明白性の原則などのことを指している)と異なるところが無い」,と評価しています)。どうせ合憲にするんだから使えばいいものを,しかしながら使っていません。何故なのか考えてみましょう。明白性の原則を正面切って適用するのは,なんか違和感ありますよね。それを考えて見ましょうと。頭の体操です。ヒントは,猿払事件で問題となった人権はなんだったか,と言う点でしょうか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポニーテールとしゅらしゅしゅしゅ

2010-08-13 13:18:12 | 雑感
今日も@渋谷なぅふがふが。

家を出る前,物凄い勢いでスコールのような雨が降っていた。土砂降りとは正にこのことじゃ。「あー,ちゃりんこ漕ぐのまんどくさい」と思っていたが,普段の行いが良いので,家を出る頃にはやんでいた(ちなみに今シーズンの雨季も吉野は殆ど傘をさしていない。雨に降られないからである)。「よし!」というわけでチャリンコすいすい。ほいでふと途中で気がついたのは,「あれ,道路が濡れていない」。

なんと,我が家と駅までの中間点くらいで降雨ゾーンとそうでないゾーンの境目があったようなのだ。実はこの辺りで「雨の境目発見」というのは過去にも何回かあり,単なる偶然なのだろうが不思議な感じがする。

ま,そんだけの話。おわり。


昨夜は付き合いの長いスタッフと帰りに呑んだ。ま,呑みに付き合わせた,が近いような気もするが事実の評価の問題である。

かなり楽しく呑めた,楽しくストレス発散できた(注「ストレス」:純粋私的事項に関するものである)。しかし残念ながら「安かろう不味かろう」であった。その為オーダーの際,種々の要素の錯誤を連発したような気がする。一部動機の錯誤もあったが,タッチパネルでオーダーするので,動機を明示し,契約内容とする事ができないのである。嗚呼,どうでもいいそんな話。

俺も朝フレンチトースト作りたい(って書いても3人くらいしか分からんだろうな)。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法科大学院と予備試験

2010-08-12 19:45:02 | 法科大学院関連
新司法試験の受験資格取得のルートが来年から2つになる。そして法科大学院ルートの方が単純に考えれば資格を取得しやすいと言えそうである。

こういうのって他には無いのかと思ったら意外にある。有名ところでは運転免許。教習所経由ならペーパー試験だけで合格できるが,教習所経由でないと実技試験を課されこれが異様に厳しいのは有名だ。

他には,保母さん(保育士)がそうらしい。専門学校や大学を出れば,卒業時に資格を取得できるが,そうでない場合(例えば高卒),実務経験を2年積んでから漸く試験を受けられるようになるらしい。そしてこの試験の合格率がえらく低いんです,という話を聞いた。

なんか予備試験と法科大学院の関係に似てる。共通点は,時間とお金をかければ比較的楽に何らかの資格を取得できるルートがある,という点だろう。実際問題,教習所に払う余裕のない人,専門学校等へ通う経済的余裕の無い人はいる(特に後者はそうだ)。そう考えると法科大学院は金持ちじゃないと行けない,だからおかしい,というのは,他にも似たような事例あるぞ,という意味で主張としては案外弱いような気がしてきた(もっとも,分かりやすい主張ではある。特に旧司法試験との対比で何故このような制度にしたのか,不公平だと言うのは説得的である)

恐らく決定的に違うのは,じゃぁ,法科大学院ルートならではの専門的な教育効果ってあるんですか,という点ではないだろか。教習所や専門学校経由の場合,そうでないルートと比べスキルにおいて上回っている,教育効果がある,と言いやすい。しかし法科大学院の場合,そこまでの優位性を見せられていない,というのが一番大きいような気がする。専門職養成機関と銘打った以上,それなりの教育効果を示さなければ存在意義を疑われても止むを得ない。そういう意味で,法科大学院としては,教育内容の更なるレベルアップを図る必要があると思う。そして個別の法科大学院ごとに当然アップして行かなければならないレンジは違ってくるだろう。そしてそれが出来ない法科大学院は名誉ある撤退をすべきであろうと思う。

予備試験組vs法科大学院組の対決は,実はそういう側面,つまり受験資格取得までにおける教育効果の戦いであるような気がしてきました。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒れてる

2010-08-12 12:58:14 | 雑感
こういう事書くと敵が増えそうですが,他人のツイッターとか見たとき,「~なう」「~うぃーる」と書いてあるのを見ると,こいつ頭悪そうだな,と感じてしまう吉野です。やさぐれてるんでしょう,皆さんお元気ですか。

・・・・・@渋谷なう。

台風の影響で湿度が上がり,天候も安定しませんな。とっとと消えて欲しいものです。しかし風が一晩中凄かったなぁ。

最近精神医学の本を読むことが増えた。別に自分自身が病気なわけではないのでご安心下さい(笑)

って,病気な人は言うんだよね,と誰かが言い。

・・・・いやいや本当に大丈夫です!

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする