晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

サポーター募集始まる

2025-02-23 06:03:35 | じねんじょ
2月23日からは七十二候の一つ『霞始靆(かすみはじめてたなびく)』です。
霞始靆とは霧やもやのため遠くの山や景色がほのかに現れては消え、
山野の情景に趣が加わる頃のこと。
春に出る霧を霞(かすみ)と呼び、
夜の霞は朧(おぼろ)と呼ばれます。
ぼんやりとかすんだ風景にも、
美を見いだしてきた日本人の繊細な感性は凄いですね。

現実にはそんな趣に浸れない冬の厳しさが続いています。
昨日は一日中雪が降ったり止んだりで、
午後からは霰まで降った。
 

犬山市の3月1日号の広報誌が届きました。
ここに自然薯栽培のサポーター募集を掲載しました。

4月から一年間にわたって共同畑で種イモと職イモの栽培応援と、
栽培実習するもので毎年10人程度が応募されている。

サポーター制度は当時会員減少の苦境を打開したいと、
10年前から始めたもので今では20人余いる会員の80%が、
サポーター出身者で占めるほどの効果を出しています。
更に栽培はしないが引き続いて2年目以降も応援者として、
会で活動するサポータプラスが8人となり、
来期のサポーターが加わると40人を超える農業集団となります。

既に6人が先行応募されており、
自然薯「夢とろろ」の人気の高さとすそ野の広がりを実感です。
「農業は楽しく」が会のモットーで女性比率の高さも嬉しいね。
JA愛知北の広報誌「すまいる」3月号でも募集しているため、
これから2週間くらいは電話応対で忙しくなります。

< サポーター求む会の行方に光 >
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共同畑の土壌診断

2025-02-21 06:11:15 | じねんじょ
じねんじょ部会が管理している共同栽培畑の土壌診断が届きました。
依頼していたのは種イモを増殖させる「網室」2棟と、
食薯の栽培法を実地研修する研修畑の3ヶ所分です。

網室の種イモは来月掘るため生育の評価はこれからだが、
充分な蔓葉の張りでなかったので来期に向けての準備です。
これが東棟です。

こちらが西棟です。

共にほぼ同じグラフとなっているが歪だこと。
隣り同士で同じ環境条件で育てているので当たり前と言えばそうなんだが、
生育状況が少し違うためそれぞれで診断してみた。
概ね「腐植」「苦土」「Mg」「EC」少なく、
「pH」「リン酸」「加里」「石灰」が高いと出た。
診断処方箋のコメントを参考に対策するが、
県の農業改良普及員にも検討してもらっている。

取り敢えず「腐植」「EC」の欠乏対策で牛糞堆肥とゼオライトを入れ、
「苦土」「Mg」の対策で水酸化マグネシウムを入れようと思う。

研修畑はどうだろう。

こちらは一部過剰な要素があるものの、
ほぼ健全な値となっています。
今回は特別な対策をとらなくて良さそうです。

正に農業は科学ですね。
土づくりが豊作への道です。

< 豊作は土に聞けと天の声 >
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二つの嬉しいことが

2025-02-20 06:15:46 | じねんじょ
今朝は冷え込んでいますね。
名古屋では今季最低温度を記録したとか。
今週を我慢すれば春がぐっと近くなるのかな。

昨日は嬉しいことが二つほどありました。
味付き冷凍自然薯を作っていたら電話があって、
先日私が講演した内容に関心があるので、
30分ほどしたら来園するという。

程なくして夫婦で来園された。
聞けば三河の西尾で自然薯栽培を始めて数年とのこと。
今期はB品が多発して処理に困っており、
私の話が渡りに船でないかと思い小牧へ用事のついでに来園された。
保健所対応や栽培の話など1時間ほど歓談した。
私のつたない話が一つの契機になってくれることは嬉しいですね。

もう一つは市内にある高級ホテル「ホテルインディゴ犬山有楽園」から、
納品のオファーが来たこと。
3月上旬にイベントがあって自然薯料理を出すらしい。
月内に5kgの冷凍すりおろしを納品することにしたが、
こちらも今後に繋がる嬉しい話です。

先日の中日新聞に載っていたが、
愛知県が海外の超富裕層向けのインバウンドで、
県内で五つの観光コースを設定したと出ていた。
その中の一つが「犬山でお城と船遊覧」があり、
日本料理でおもてなすとあった。
このホテルを通じて自然薯が調理される可能性大です。

余談だが昨日はもう一つ我が地に関係するテレビ番組があった。
小島よしおのファミリーヒストリー(NHK)です。

菩提寺からは薄々聞かされていたが、
彼の先祖も私と同じく、
400年前に今の入鹿池の底にあった「入鹿村」出身者だったということ。
人の縁は広いようで狭いもんですね。

< インバウンドにも広がる夢とろろ >
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用事はまとめて

2025-02-19 06:13:45 | じねんじょ
2月18日からは七十二候の一つ『土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)』です。
土脉潤起とは冷たい雪に代わり温かな春の雨が降って、
寒さに固くなっていた大地がうるおうという意味です。
土の中で眠っていた生き物たちとももうすぐ会えますね。
しかし今週は寒波の再来とのことで、

我が地方は晴れていても北風が強く、
外に居ると思わず背中が丸まる。
昨日の午前中は「産直市場」で商品を追加しがてら
感謝値下げセールを開始です。

例年この時期になると売り上げは差ほどでなく、
年末年始の感謝の意味も込めてのセールです。
カットパックが税込1,400円なのが1,100円になります。

ついでに近くの「ホームセンター」でハウスの補修材を購入し、
もう一つついでにかかりつけの「内科医」へ薬を貰いに行き、
50kmぐらいを走ったかな。
ガソリン代が高騰しているゆえ、
出来るだけ用事は一回の外出で済ませています。

午後からは自然薯仲間が来て、
最終で掘った自然薯の持ち込みを全て買い取った。

今期は特にマイ畑が不作であったため、
売り先の少ない人の処分とのマッチングが進んで、
大型冷蔵庫の中は結構在庫で溢れています。
ちょっと今冬は来園者が少ないけど、
直売所では
「一本もの「カットパック」「味付き冷凍」「冷凍すりおろし」
とバリエーション豊かに取り揃えています。

< あっちこっちと用事まとめて燃費減 >
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皮つきがいいが・・・

2025-02-18 06:06:38 | じねんじょ
2月18日は二十四節気の一つ『雨水(うすい)』です。
このところ寒波が来ていますが立春から2週間過ぎ、
暦の上では確実に春に向かっています。
雨水とは文字通り雨と水のことで、
降っていた雪は雨に変わり、
冬の間積もっていた雪や張っていた氷が解けて、
水になる頃という意味です。
この頃から草木も芽を出し始め、
昔から雨水は農作業の準備を始める目安とされました。

『冷凍すりおろし自然薯』を納品している城下町の店から、
皮つきで処理できないかと要望がきました。
自然薯の表皮は薄くて爪で触っても傷が出来るほど繊細ですが、
実はこの皮に香りや風味が隠されているのです。

ただ近年猛暑の影響か土の中にあっても日焼けしたかの如く、
色黒で濃い皮になってしまい、
これをそのまま店で何も知らない観光客へ出したら、
ゴミが入っていると言われかねないと敢えて剝いていました。

皮つきでと要望されたので、
これからは濃い皮は剥くものの、
原則皮つきで納品することにした。
昨日たまたま仲間から持ち込まれた薯が濃くなかったので、
洗って擦ってみました。
土を束子で落とし濃い部分を剥ぐとこんな感じです。

これを擦ってから冷凍するため、
バットへ250gづつ入れた状態です。
皮はそんなに目立たないですね。
3月2日の週が納品当番日なのでこれを使います。


ただマイ畑で採れた薯は相当色黒なので、
剥かざるを得ないかなぁ。

< 薯は皮つきがいいと言われ腐心 >
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