とうとう昨日は新型コロナウイルスの感染者が全国で一万人を超えた。
東京は緊急事態宣言が出されているにもかかわらず、
土用の丑じゃないけど鰻上りの4,000人近いとは深刻だ。
これだけ深刻なのに国のトップからは、
「人流は減っているから」とか「ワクチン接種が進めば」と言うのみで、
危機を乗り越えるため心から国民へ訴えるメッセージが伝わってこない。
こんな中での東京オリンピックは誰もが想像しなかったとはいえ、
選手の頑張りとは裏腹にコロナ禍の中でやっていていいんだろうかと、
冷めた目で見てしまう。
ネットニュースを見ていたらこんなのがあった。
東京五輪が招致に際し東京の7、8月について、
「穏やかで晴れた天候が多く、選手が最善を尽くすために理想的な気候を提供する」とアピールし、
今もこの文言が東京五輪アプリで公開されている点を指摘。
「組織委員会は、選手が直面する気象条件について虚偽の主張をしているようだ」と批判した。
すでに米ヤフーでも、
「東京は地獄のような嘘を付いた。代償を払うのは選手だ」と大ウソつきだと糾弾。
嘘で大会を招致してきた東京に厳しい視線が向けられているのだ。
大会が始まってから猛暑に対し選手からクレームが殺到している。
テニスの世界ランキング2位・ダニル・メドベージェフ(ROC)は、
「死んだら誰が責任を取るのか」と批判。
同1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)もスケジュールの変更を強く要求した。
ビーチバレー選手は砂が暑すぎ立てず、
トライアスロン男子では金メダルを獲得したクリスティアン・ブルンメンフェルト(ノルウェー)がフィニッシュラインで倒れこみ嘔吐。
地獄絵図となっているのだ。
高温多湿な日本の夏はそこに暮らす日本人でさえ、
熱中症の危険にさられされているのに、
外国から来たばかりの人にとっては如何に強靭でも対応不可と思っていい。
商業主義のオリンピックになったが故の真夏開催らしいが、
今大会で死者が出ないことを願うばかりです。
< 酷暑とコロナ平和の祭典が泣く >