黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

仕事を愛す

2014年09月18日 15時17分05秒 | ファンタジー

「やる気がなくても仕事をする方法(抜粋)」
          Mihir Patkar(原文/訳:堀込泰三)

仕事に対するモチベーションが枯渇してしまった。でも今は、辞められる状況ではない。
そんなとき、あなたならどうしますか?

○自己非難ではなく、自己責任を!
 モチベーションは、内部に起因します。たしかに外的要因の影響も受けるのですが、最終的にモチベーションを下げているのは、それらに対するあなたの反応なのです。
 勘違いしやすいのが、自己責任と自己非難。しばしば私たちは、後者を選んでしまうので注意が必要です。
 確かに、仕事がつまらないと感じる原因は、自分自身にあるのかもしれません。でも、そのことで自分を責めて恥じ入るのではなく、責任を持ってその問題を修正することの方が重要です。

○自分を責める人の発言:
 自分を直さなきゃ。自分には罰が必要だ。自分のやったことを後悔しなくちゃ。

○自己責任を持つためには、こう自問します。
 「自分は何かを変えたいのか?」
 「そうであれば、どんな方法が考えられる?」
 「変えるために必要な行動は?」
 これらの質問をすることで、常に未来に向けた前向きの姿勢を保つことができます。
 そして、自分の行きたい方向に歩みを進めることができるのです。

○あなたの今後の仕事人生を考えるなら、パーフェクトな仕事を見つけなくちゃというプレッシャーから自分を解放することが何よりも大切。
 そのような期待や高度な基準は、捨ててしまいしょう。
 それらを捨て去った瞬間、いま自分にあるものの素晴らしさに気がつくはず。
 何かとの比較ではなく、そのものに目を向けることができるようになるのです。

○仕事が嫌いでも、仕事以外の人生の充実に生きがいを感じている人はたくさんいます。
 だから、誰が何と言おうと、仕事を愛せなくてもまったく問題はありません。
 「仕事を愛せ」という圧力に、屈する必要はないのです。

○モチベーションの回復は、一筋縄ではいきません。
 時間をかけて、あらゆる手段を講じるよりほかないのです。
 幸運にも長期休暇が取れる人は、それを利用しましょう。
 そんな贅沢は許されないという人は、J. D. Meierさんが提唱する生産性向上メソッド「3つの法則」、毎日その日に達成したい成果を3つ書き出すことを勧めます。
 毎日を、毎週、毎月、毎年に変えても構いません。
 でも、気をつけてほしいのは、ここで書くのはあくまでも成果であり、行動ではないこと。

○あなたが目指すのは、3つの結果です。
 手段ではなく最終結果を視野に入れつつ、アプローチには柔軟性を確保しておくことが、結果を出すための最善の策なのです。
 ここでいう成果とは、複数の行動による結果を意味します。
 ですから、「チームと豪華なランチをとる」は成果であり、そのためには、全員の都合に合った場所と時間を決め、ハッピーな環境であることを確認するなど、たくさんの行動が必要になります。

 以上、ネットで見つけた記事の抜粋を掲載しました。仕事嫌いな私としては大変参考になりました。この記事の終わりに、バーンアウト(燃え尽き症候群)について言及があります。勤務時間終了後、仕事以外に楽しみや打ち込めることがなければ燃え尽きの危険水域だということのようです。人のすばらしさは仕事によって決められるのではなく、その人自身の価値、つまりその人が何を目的に生きているかによるということなのでしょうか。
 今さら、申し上げるまでもないのですが、私は、人生の目的をひたすら探し続けています、仕事中、パソコンの中に。(2014.9.18)
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加藤九祚氏の本を読む

2014年09月18日 11時38分53秒 | ファンタジー

 加藤九祚(かとう きゅうぞう)氏は、一九二二年(大正十一年)五月、朝鮮の生まれ。一九五三年上智大学文学部ドイツ文学科卒業。文化人類学者で、専攻は、北・中央アジア文化史。現在、国立民族学博物館名誉教授・創価大学名誉教授・ロシア科学アカデミー名誉歴史学博士。
 著書に、「シベリアに憑かれた人々」(岩波新書)、「中央アジア遺跡の旅」(NHKブックス)、「シルクロード文明の旅」(中公文庫)などのほか、訳書も多数。(ウィキペディアほか)
 加藤氏は、九十二才を過ぎた現在も、現役の学者として、広大無辺の中央アジアにおいて発掘調査に当たっている。その情熱は驚嘆の一語に尽きる。昨年(二〇一三年)九月には、調査報告を兼ねた「シルクロードの古代都市ーアムダリヤ遺跡の旅」(岩波新書)が出版された。 

☆著書紹介(岩波書店より)
 中央アジアの大河アムダリヤは、パミール高原の氷河に発し、北西へ流れて、中央アジアの沙漠をカラクムとキジルクムに二分してアラル海に注いでいます。まさにシルクロード文明の中心となったさまざまな都市を流域にもっている河。本書は、九十歳を超えてなお発掘現場に足を運ぶ著者ならではの生きたシルクロードの歴史の紹介です。

☆著者メッセージ
 ここでとりあげた古代遺跡はいずれも世紀の大発見であり、極めて興味深く、その記述は自分の能力にあまると思いながらも、あえて紹介を試みました。
 私はただいまウズベキスタン南部、アムダリヤの右支流スルハンダリヤの上流部にある紀元前後の大遺跡カラテグバパを発掘中です。多くの建物からなる約五千平方メートルの遺跡全体が、古代ギリシア人によって中央アジアにもたらされた工法(砂利と粘土を混ぜた土台、アイハヌムと同じ)の基礎の上にあり、私どもとしては目ぼしい成果を期待しています。

 加藤氏は、六十才を過ぎてから、本格的に考古学の道に踏み込んだという。もちろんそこに至る学究の積み重ねがあったからこその展開なのだが、身を捨てるような研究心と努力にはひたすら頭が下がる。人の行いに不可能なんてない、という生き様に驚嘆を禁じ得ない。
 私は、この本を手にして、久々に若き日に目指した中央アジアの「さまよえるロプノール」に関する記憶を取り戻し、思わず本の表紙を撫で回した。(2014.9.18)

 

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