黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

テレビ離れした人が見る番組

2015年12月14日 15時25分57秒 | ファンタジー

 この一週間、出張続きでブログから遠ざかっていた。また明日から千キロメートルばかり、地上を移動しなければならない。ああ疲れる。
「教えて!goo」に、テレビ離れした人が見る番組は何?という質問があったので、ちょっと参加してみたい。
 私は、テレビによって行動を制約されたくないので、自分の空き時間にだけテレビ鑑賞するようにしている。なので、ライブで観るのは、ほとんどが夜遅くのニュースと天気予報。それらはdボタン、ネットでも一日数回程度、確認している。その他のテレビ番組は録画して後日観る。
 録画する番組は決まっている。美の巨人たち、地球ドラマチック、サイエンスゼロ、日曜美術館、世界遺産、美の壺、猫のしっぽ。このうちの面白そうなものを選んで、一週間かけて観る。ちなみにこれら全部で四時間半ほど。その他に思いつきで録画する特番もある。最近では、アガサ・クリスティのミステリー、沖縄返還や認知症のドキュメントなど。録画したのに観る気をなくしたり、三チャンネルもあるディスクが満杯状態になったりで、消去してしまう番組も多数ある。
 ドラマや歌、スポーツ番組など、観なくなるといよいよその気持ちがなくなるものだ。ところで、今年のNHKの大河ドラマは散々な視聴率だったようだが、たまたま最終回の予告を見る限り、年寄りの道徳の押し売りみたいな台詞ばかりで、なんだか顔が赤くなりそうだった。あの時間の番組は、伝統の重みに耐えるだけで並大抵ではないだろう。しかし、どこかで聞いたような上品で堅いばかりのお話になってはつまらない。画面を射通す眼差しを持つ視聴者は、番組に登場する人や時代の奥深くを見つめている。以前放映された「坂の上の雲」がそうだったように、完成されていなくてもいい。考えるに値するような素材がなければ、貴重な時間帯にわざわざ観る意味がない。
 今年は、政体の変革者、松陰が登場したのに、ホームドラマ仕立ての内容だとわかって、みんな肩すかしを食らったのだと思う。どうせなら批判を覚悟して、彼が思い込んだ尊皇攘夷、戦争するぞ、という思想の功罪を、現代の視点から検証するような番組にした方がよかったのではないだろうか、もう間に合わないが。(2015.12.14)
コメント
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