はなが、まだ幼かったころ、ネコにしてはいけないことは何もない、という不埒な本を父しゃんが読んでくれたことがある。でも、はなは、世間には道理というものがあると知っていたので、家族の前ではそれなりに行儀よくしてきた。
はなが17歳になったころのこと。ヒトの年齢なら80歳過ぎて、テーブルの上に寝そべったり、テレビ画面をたたいたり、朝早く父しゃんの手や足をなめて起こしたり、といったルール違反が、あの本に書いてあったとおり、実に楽しいってことに気が付いてしまった。
ヒトの世界では年取って童心にかえるというけれど、ネコもおなじなのかな? 今では母しゃんもお手上げ状態。はなは家族の中で最年長、もう怖いものなしだ。(2021.5.21)
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