数日前のこと、珍しく2日連続の飲み会があり、両日とも危うく午前様になるところだったが、そのお陰で皆既月食のちょうどいい塩梅の時間に家にたどり着いた。大きな満月を狼男は好むというけれど、あんな赤っぽかったら酔っぱらい狼男になりはしないかと心配になった。その日の最低気温はマイナス25℃の大台を突破した。とすれば狼男は寒すぎて出張ってこられなかったろう、と酔っぱらったついでに想像した。
用事は重なるもので、2週間前の胃の検査結果がわかったのはその日の昼過ぎ。予約したのに1時間以上待たされていささか気分悪し。しかし、いい年して、医者の前で「心配なんてしてやせんっ!」と、いかにも物事に動じないといった言葉を口走ってはいけないと思い、待ち合い所で表情を引き締めたり緩めたり準備運動をした。待つ間、こんな症状があったらすぐ当病院へ、というポスターを見ていると、体のあっちこっちが何だか痛むような気がしてくる。これもまたストレス。
手短に言うと、検査結果は慢性胃炎につき要観察、年1回の胃カメラ検査をしなさい、というもの。年1回ならこれまでと同じジャン、と言おうしたが思いとどまった。口にしたらどれほど気まずい雰囲気になるか、試してみたらよかったのに。
「安心しました」
自分の口からこんな言葉が漏れ出るとは、ほんとうは心配だったんじゃないの?(2018.2.5)
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