黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

根っからのゴールキーパー振り

2016年04月05日 10時41分35秒 | ファンタジー

 昨晩、はなは、宝物入れの中から、久しぶりに、アルミ箔を丸めた硬いボールをくわえてきた。二メートルくらい離れたところに腰を落として座り、そのボールを投げろと言う。写真をご覧いただけないのが残念だが、はなの悠然とした態度は、根っからのゴールキーパー振りだ。
 若いころは、かなり離れたところを飛ぶボールにでも、ジャンプ一番、ぶっ飛んでいって短い手でボールをはじいたものだ。
 今は無理しない。手を伸ばして届く範囲のボールだけ、肉球のグラブで器用につかんだり、はたき落としたりする。それ以外には一瞥もくれない。手さばきはまだまだ健在だが、脚を使うことはほとんどない。
 でも、投げるスピードを加減すると、つまらなそうな顔をして、キッカーの父さんの方にじりじりとにじり寄ってくる。近距離のスピードボールをピシッと決めたときなどは、どうだ、と得意気な顔をする。(2016.4.5)


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