昨晩、はなは、宝物入れの中から、久しぶりに、アルミ箔を丸めた硬いボールをくわえてきた。二メートルくらい離れたところに腰を落として座り、そのボールを投げろと言う。写真をご覧いただけないのが残念だが、はなの悠然とした態度は、根っからのゴールキーパー振りだ。
若いころは、かなり離れたところを飛ぶボールにでも、ジャンプ一番、ぶっ飛んでいって短い手でボールをはじいたものだ。
今は無理しない。手を伸ばして届く範囲のボールだけ、肉球のグラブで器用につかんだり、はたき落としたりする。それ以外には一瞥もくれない。手さばきはまだまだ健在だが、脚を使うことはほとんどない。
でも、投げるスピードを加減すると、つまらなそうな顔をして、キッカーの父さんの方にじりじりとにじり寄ってくる。近距離のスピードボールをピシッと決めたときなどは、どうだ、と得意気な顔をする。(2016.4.5)
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