ヒトは、一般に自分の命の残年数には鈍感だ。なのに、はな が十二歳半にもなったのを思い出すたび、今さらながら時の流れの速さを肌身に感じて少し気持ちが落ち込む。はな は、自身の命に関しどう思っているのだろうか。死の気配といったものを想像することができるのだろうか。
実は今、はな のラグビーチームの姫子は、どんどん体重を減らし弱ってきた。もうゲームに出られる状態ではない。歳は十七歳を超えたので、ヒトなら八十歳半ばにもなる。お知らせしなかったが、いっしょに暮らしていた大御所のドンは、今夏亡くなった。二十歳だった。(二匹の写真は、本年五月の「ネコっ子一匹」に掲載)
これでチームは はな だけになり、ラグビーチームの看板をどうしようか思案中。はな としては、今、注目浴びている卓球か、これから伸びしろのあるスカッシュボールか、それとも相撲部屋にかけ替えようか(ぴったりすぎる?)と迷っているようだ。
ところで、つい最近、ネコの寿命を決定する大きな要因の腎臓病を克服する薬が、マウスから作られたというニュースがあった。五年ほどで臨床試験に着手できるとのこと。驚くなかれ! これにより、ネコの平均寿命はおよそ二十五歳になるという。ネコ国が世界の趨勢を左右する時代が到来するのも遠くないだろう。(2016.11.21)
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