今年のお盆のころの話。真夜中、いつものようにうつらうつらと夢が始まると、自分の右腕に柔らかく暖かいものが引っかかっていることに気づいた。何か生き物のようだ。目を凝らすと真っ黒な毛のネコだ。まだ大人になりきっていない小柄なネコ。とのだ。とのが、おとなしく私の腕の中でブラブラ揺れていた。久しぶりだねと話しかけていたら、背後に何やら気配を感じる。振り向くと、足元に別のネコ。はなだ。ずいぶん遠くまで父さんについてきたんだねと言うと、はなは、父さんの行動はお見通しだよと澄ました顔で答えながら、毛繕いを止めようとしない。こんなお盆の夢だった。(2018.8.22)
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