黒猫 とのべい の冒険

身近な出来事や感じたことを登載してみました。

最近買った本、読んだ本

2021年03月16日 17時35分04秒 | ファンタジー
 仕事に行っていたころは、勤務時間中どんなに暇でも読書はかなわなかった。ひたすらパソコンと対話する日々、ブログ記事は書き放題だった。仕事を離れてからは、趣味の本作りや飲み会、町内会活動にそこそこ時間を費やしてきたが、コロナ時代に入った昨春以降、そもそもインドア派の性格なので、空き時間の大半を読書につぎ込むようになった。ブログを書く時間がないわけではないが、本がおもしろくてつい読書優先になってしまい、ブログを忘れがちになる。
 ところで、このところ購入した本を列挙すると、
「アイヌ文化で読みとくゴールデンカムイ」(中川裕著 集英社新書)
「渡来系移住民」「文字とことば」「前方後円墳」(岩波 シリーズ古代史をひらく)
「中世武士団」(石井進著 講談社学術文庫)
「ニューエクスプレス アイヌ語」(中川裕著 白水社)
「前方後円墳の時代」(近藤義郎著 岩波文庫)
「僕が批評家になったわけ」(加藤典洋著 岩波現代文庫)
「漢字學研究 第五號」(白川靜記念東洋文字文化研究所) など。
 アイヌ文化系の本は、今春から大学の講義を受ける準備のため購入した。中川裕先生が、岩波の月刊誌「図書」に連載中のアイヌユカㇻ「虎杖丸(いたどりまる)の曲」も読んでいる。
 急逝した加藤典洋氏の著作は雑誌連載の記事以外、読んだことがなかった。
 中世武士団を買ったのはちょっと衝動的だった。古代日本史を読みながら、中世の幕を開けたのはエミシに由来する東北の武士団だったかもしれない、という一節に出くわしたから。
 近藤先生の「前方後円墳の時代」を読んで、弥生から古墳時代末期までの時代の推移について多くの示唆が得られ、頭の中の整理がついたような感じがした。たとえば、広瀬和雄先生の「前方後円墳の世界」(岩波新書)などの本をもう一度読めば、古代に関する理解のレベルや幅がより深く広くなるのだろう。岩波の古代史シリーズ「前方後円墳」もじっくり読んでみたい。
「漢字學研究 第五號」は、在庫を探して注文した。この号に、大学の同じ教室にいたKが、金文学関係の論考を投稿している。在学中、彼がこの分野の勉強をしていることを私はまったく知らなかった。五十年ものブランクとはどのようなものなのか、今さらそのころには戻れないと知りながら、恐る恐るページをめくってみた。(2021.3.16)


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