心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

「悲」の文字遊び

2008-03-11 | 書の話
                         (はがき)



たとえば。
「悲」という文字を、丸、三角、線だけで抽象的に表現してみる。

文字の形はあくまでもヒントで、文字を追わず、探さず、頼らず。
文字を意識しつつ、文字から離れる。

こうあらねば、こうあるべきだから・・。
そんな思い込みを、どこまで取りはらえるか
脳をやわらかく、心も自由に。

この作業は、自分探しでもあり、自分革命でもある。

この際「悲」の意味は忘れてもいい。
その意味にこだわると、また別の思い込みに支配されてしまうから。

ただただ、丸と三角、四角、線だけで、
「悲」の文字を変化させていく。

読めるか読めないか、そんなことは問題ではない。。

1枚2枚書いた位では、発見も革命も起こらない。
何枚も何枚も無心に書く書く書く・・

そうすると、微かに、自分の奥底の感覚に触れる瞬間がある。
その瞬間を掴むために、繰り返し繰り返し、書き続ける。

そうしていると
書することも、生きることも
そんな繰り返しなのかもしれないって思えてくる 
コメント (4)
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