心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

急がば回れ

2008-03-15 | つれづれ
                          (はがき)



10代の頃の私は、父に「お前は四角四面だな」と言われるくらい
真面目で疑うことを知らず、素直で  無器用な方だった。

今も実はあまり変わらないのかもしれないけど、
そうじゃない自分になりたいっていう自分が同居しているから、
多少弛んではいるとは思うけど。

あの時、父にそう言われてから、変わりたいって強く思った気がする。
父に対する反発ではなくて、自分でもそうかもって思ったから。

人はたぶん、本来の自分と、その逆の自分と両方を持っているんだと思う。
そのことは、書を始めて実感した。

作品を書いていても、本来の自分はどうしたって、出てきちゃう。
でも、どこかで、本来の自分とは逆の自分を探したくなることがある。
で、その回り道の過程で知る自分っていうのもある。

自分が一番わからない。
自分を知りたくなったら、少し回り道をしてみるのもいいのかも。

美味しくないものも時々食べると、美味しいがよくわかる。
好みじゃない音楽も聴いてみると、意外といいって思うこともあるかも。
興味がないと思っていた世界に足を踏み入れたら、虜になったり。

新たなるよろこびを得るためには、急がば回れってことですかね 
コメント (11)
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