心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

久々の書展巡り~池田満寿夫展へ

2008-03-12 | 書展・展覧会情報
                奎星展俊英作家展(上野の森美術館)      



昨日は午前中書道教室。
ランチを軽く食べて、久々に上野へ。
先日ご紹介した東京都美術館での奎星展と創玄展 へ出かける。

奎星展は、今年は落ち着いているように感じた。

落ち着いている・・っていうのは、今までは、ただ激しさや
ただ強さや、迫力を求めていたようなところがあって、
もしかして書いている本人もよくわからず書いてるのでは?と
思わせる感もあったけれど、今年はそれぞれに自分の意識で作品を
書いているというか。。。 (なんて偉そうに  )

でも確かにそれぞれに今、書きたいものを書いているっていうのは感じた。

墨のマチエールを研究した作品も多く、興味深かった。

   2×6尺

   2×6尺 (部分)


そしてお隣では、創玄展。
こちらは9000人の会員を誇るマンモス団体だけあって、作品の数も
半端じゃない・・・。
入り口に出品者のブースを調べる名簿の他に、パソコンで検索してくれる
係のお兄さんまでいらした。

それにしても、あまりの点数の多さに、観る気力を失う 
↓こんな感じ。。。 色気も余韻もなくて。。






今NHKで書道講座の講師をされている、石飛博光先生の作品は
入り口入ってすぐのところにあった。↓の写真(勝手に載せてごめんなさい
さすが人気は高いようでした 




それにしても、これは書展といえるのだろうか・・・と 
どこも仕方のないこととはいえ、この羅列。。。

書は空間芸術とも言われているのに、こんなにひしめき合っていては
作品の魅力も半減するような気がする。。

なんとかならないのかなぁ。。。もったいないもったいない。。

今日観た中で、一番心に響いた作品は、奎星展でのこの「心」 ↓
まっすぐで一生懸命で真心を感じた。





上野の森での俊英作家展では、偶然兄弟子のH先生にお会いして
熱く語る姿に刺激を受ける。

その足で、新宿の東京オペラシティアートギャラリーで開催中の
池田満寿夫「知られざる全貌展」へ。

縄文土器に刺激を受けた彼の焼き物は、ものすごい生命力に溢れていた。
今回は陶芸、版画、陶板、般若心経を中心にした書など多数展示。

私は池田満寿夫の版画の、赤と青の色が、なんとも印象的。
一番好きなのは、エッチング作品の「化粧をする女」
「タエコの朝食」も好き

いやぁ・・・久々の展覧会のはしごに、腰が痛い。。

夜、地元に戻り、結心さん(ブックマークのペパスタの主)と
念願だった美味しい韓国料理をたらふく頂き(結心さん多謝~ )
10時過ぎに帰宅。 

うう・・・腰が痛い。。 ふくらはぎもぱつんぱつん 
でも、外に出ると刺激や発見もあるから、また行こっと 

ところで、3月16日まで池袋三越7階の催物会場で、
片岡鶴太郎展」やってるみたいです 

コメント (6)
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