北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.4.28 『神居尻山』(947m) 豊富な残雪の山を楽しむ
いよいよ始まった10連休。
私は28~7日までの10連休。
現在非正規労働者の身なので、
その間の賃金はないが、
もう金より時間の方が大切な年代となった。
従って大歓迎の10連休だ。
ただ、その影で休めずに働き続ける人々が、
たくさんいることを忘れてはいない。
そんな人たちには申し訳ない気持ちになる。
土曜休みがなかった私の4月だったが、
毎週日曜日に晴れてくれて、
Hiromiと二人で美しい風景の中を、
ずいぶん楽しませてもらった。
そんな4月最後の日曜日は『神居尻山』に登った。
『神居尻山』は私にとってもHiromiにとっても、
「好きな山ベスト10」に入る楽しい山だ。
土曜の終業後、Hiromiと出かけて『神居尻山』麓で車中泊。
夜は冷え込み、マイナス5℃まで対応のシュラフでも少し寒かった。
また夜中に車が揺れたのを覚えている。
地震だった。
日曜の朝起きると空は快晴だ!
また今回も晴天に恵まれたことを感謝!
準備を整えて道民の森神居尻地区に入っていった。
まだ公園はオープン前で立ち入り禁止処置が取られたままだ。
車道の雪は完全に融けており、
奥の宿泊施設まで車で入ることができた。
ただ、そこから先はまだ雪に覆われた部分が多く、
車では進めない状況だ。
6時ちょうど、駐車地をスタート。
当初は沢沿いに進み、『神居尻山』の北面を直登するつもりだった。
ところがこの一週間における融雪が予想以上に進み、
沢が完全に開いてしまっており、
靴中を濡らさずに登れる状態ではなかった。
それで夏道のAコースを登ることにした。
積雪期にも登ってきたこのコースは、
風景の美しいところが多く、
歩いていて楽しい。
おまけに素晴らしい快晴だ。
また空気が澄んでおり、遠くの山々がはっきり見える。
特に北の増毛山地は純白に輝き、
何とも言えない美しさを見せつけている。
足元の雪はよく締まっており、
大変歩きやすいのだが、
そこはやはり雪面ゆえ、夏道のように速くは歩けない。
北から南に向かう尾根の頭に上がると、
東側の景色が見渡せるようになる。
遠く表大雪や十勝連峰も見えている。
そんな美しい風景が広がるたびに、
Hiromiが歓喜の声を上げる。
そしてシャッター、またシャッターをカシャッ!
南に向かう尾根は高度を上げながら進み、
やがて『神居尻山』と『ピンネシリ山』を結ぶ稜線にぶつかる。
この稜線への雪庇が小さく、
難なくその上に上がることができた。
この雪庇は以前数mの高さの壁になっていたことがあり、
両手両足をその垂直の壁に突き刺してよじ登ったことを思い出す。
今年はいかに雪が少なかったかということだ。
稜線に上がると西に『神居尻山』の頂上が見える。
かなり融雪が進んだその姿がまた美しい。
稜線歩きは楽しい。
ぐるり遮るもののない山岳風景を楽しみながらの歩行だ。

そして9時05分、『神居尻山』。
快晴、無風!
ここに来てようやく先日登り歩いた浜益山塊の中から、
『幌内山』、『円錐峰』などの姿を確認することができた。
しばし360度遮るもののない風景を楽しんだあとは、
夏道のBコースを下る。
頂上からBコース側は更に融雪が進んでおり、
結構登山道が露出していたので、
滑落の危険はほとんどなかった。
ただ、最後に西斜面を車道まで下る際に、
雪がかなり固く締まって滑落の危険があったため、
アイゼンを装着して慎重に下った。
そして公園内の車道に下り立った。
そこでHiromiが「どこに降りるのかと思ったら、ここに出たんだァ・・・」。
11時ちょうど、駐車地。
う~ん、満足満足!
この後先週に続き、また札幌トヨペットに向かった。
この翌日いよいよ納車となるハイエースへ装備の積み替えをするためだ。
それが済むとトーゼン締めは「サイゼリヤ」!
今回も晴天の中を登ることができたことに感謝!