北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.4.21 『625m峰』~『604m峰』~『613m峰』 増毛山地の南端を歩く
週一しか休めない4月もとうとう最後の週となった。
先週と同じように土曜の仕事上がりを少し早めて帰宅し、
休みで待っていたHiromiを乗せて、
また浜益に向かった。
先週登り歩いた浜益の山々を、
北の増毛山地側から改めて眺めてみたいと、
先週帰宅してすぐこれを計画した。
地形図を見ると国道451号線の北側に、
浜益川の支流に添うように走る林道がある。
これを利用して3つのピークを周遊することにした。
土曜の午後6時半、
林道ゲートに着いてもまだ明るい。
日が長いというのは本当に気持ちがいい。
日曜の朝は早く起きられず、
7時05分、林道ゲートをスタートした。
なんかねえ、月曜から土曜まで働き続けると疲れる。
そんなことを言うと、
常に日曜日しか休めない方々のヒンシュクを買いそうだが、
私も64歳、グチらせてえ・・・
この林道は疎林の中に続き明るい。
そして500mほど歩くと浜益川の支流が現れ、
しばらくその左岸を歩くことになった。
目指すルートは右岸にあるので、
渡渉のチャンスを伺ったが、
この沢はそこそこの水量があって、
なかなか渡渉箇所が見つからない。
私一人ならどこでも走って渡ってしまうので問題ないのだが、
Hiromiにはそれができず、
絶対にゆっくり流れに足を浸して渡ることになるので、
必ず靴中に水を入れてしまう。
それがわかっているから渡渉が難しくなる。
しかし、地形図には表れない上流部まで歩を進めると、
水量が少なくなりなんとか渡渉を終えて右岸に上がった。
そしてすぐにでも目の前の斜面に取り付きたいのだが、
雪が融けて笹が立ち上がった部分が多く、
なかなか取り付く地点を見つけられない。
それでしばらく小沢を登り、
日陰になった部分で斜面に取り付いた。
急な斜面は長く続かず、木がまばらな樹林帯に入った。
ゆっくりゆっくり登って行くと、
やがて背後の視界が一気に開けた。
素晴らしい!
天気は雲一つない快晴だ。
8時50分、『625m峰』。
広い頂上は細い白樺の疎林の中にあった。
ここから稜線を西に進むと『知来岳』に至り、
更に進むと『奥徳富岳』~『群別岳』~『幌天狗』へと誘ってくれる。
それを今回は東に進路を取る。
一旦下って登り返して小ピークに立つが、ここはCO.600。
このピークからは樺戸山地の眺めがいい。
この後また一旦下降し、
広い大地をゆっくり登って行く。
そして9時40分、『604m峰』。
この頂上は先ほどの『625m峰』より更に広く、
どこがピークなのかわかりにくい。
しかし、ここに来てようやく増毛山地の核心部が姿を現した。
純白のその峰々は、そこに身を置くのも良いが、
こうして遠くから眺めるのも素晴らしい。
いつも人があふれていそうなその核心部には、
トンと足が向かなくなってしまった。
『604m峰』からはまた一旦下って、
10時ちょうど、『613m峰』。
ここに立つと国道451号線以南の浜益山塊が、
まるごと目に飛び込んでくる。
ただ、先週登った『幌内山』~『円錐峰』は、
北の『別狩岳』に遮られてその姿を見ることはできなかった。
しかし天気はいいし、
誰もいない二人じめの絶景に、
Hiromiともども大満足!
そしてここからの下山がまた素晴らしい。
純白の増毛山地を眺めながら下る。
極端に斜度がきつい斜面を避け、
ほどほどの部分を登山靴で滑る。
これがまた楽しい。
Hiromiはスキーが苦手だが黙って見ていると、
こういう場面では結構滑って降りるんだよねえ、転ばずに。
そんな楽しい下りは速い。
スタスタ、スイスイ下って登路に利用した沢へ。
今度は最初から左岸に下りたので、
そのまま左岸沿いに下って途中で昼食。
そして11時35分、駐車地。
以前からこの林道の奥に興味があったので、
今回の山行では大きな成果が得られて満足。
この後札幌に向かって車を走らせた。
実はねえ、大きい声じゃ言えないんだけどねえ、
この山行で私のザックの中には現金で400万円が入っていたのよ。
現ナマだぜ!
それは1月に発注したハイエースの支払いのために用意した現金だ。
そのハイエースがいよいよ29日、納車となる。
それをこのあとディーラーへ支払いに行ったのよ。
そこでHiromiと話したんだが、
現金400万円をザックに入れて山登りをした俺って、
ギネスもんじゃないか?
この後札幌トヨペット北支店にて無事支払いを済ませ、「ホッ・・・」。
そして附則だが、このトヨペットの営業担当が気の利いた男で、
私とはフィーリングが合う。
そこでHiromiが同営業から、
「ハリアー」を買うことに決めた。
その話しはまた今度・・・
この日も最後は「サイゼリヤ」で締めくくり!
なんだか盛り沢山な一日だったと、
Hiromiと二人笑って過ごした。