北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2025.2.1 『御園山』(ミソノヤマ・284m) 大雪に翻弄されて・・・
先週末土曜日の朝も、
まずは除雪から始まった。
ただ、この日の夜中から早朝にかけて、
排雪を依頼している業者が、
家の前の雪をすっかり片付けてくれたので、
当分雪捨て場には困らない。
除雪を終えて家を出た。
この日は三笠市で活動する予定だった。
天気予報では雪が降るものの、
じきに止むとのこと。
私が住む江別市から、
隣りの南幌町に入ると、
積雪がグンと増えた。
そしてその向こうの栗沢町に入って驚いた!
大雪だ!
新たな降雪が30cm近くあったのではなかろうか?
栗沢町の市街地では、
町民総出で除雪に励んでいた。
「こりゃあヤバイかな?」、
と思いつつ未除雪の道々を更に走って行くと、
雪が降り出した。
それもかなり強く、
ワッサ、ワッサと!
それで栗沢町上志文で引き返した。
そして栗山町へと向かった。
空を覆う雪雲は、
栗山町継立地区辺りで切れて雪が止んだ。
しかし道路がほとんど除雪されていない。
地上高の低いフィットで走るのが怖い!
下から雪を巻き上げて、
エンジンルームに入るんじゃないかと、
ひやひやしながら走った。
もう昔の話しになるが、
ハイエースでこの辺りを、
同条件で走っていたとき、
下から巻きあげた雪が、
ファンベルトを外してしまったことがあった。
もうどうにも走っているのが落ち着かなく、
とにかく駐車できる場所へ、
と言うことで、
栗山町南角田の「不動の沢林道」入口に向かった。
するとそこの道々は、
早々と除雪済みで、
道々の最奥に駐車することができた。
そしてもうどうでもいいから、
そこを起点に「御園山」に登ることにした。
スノーシューで林道に入ると新雪はふかふかで、
そこそこ深かった。
こりゃあきついノルマだ!
ルートを短縮するべく、
林道に入ってすぐ左手の尾根に取り付いた。
しかしいくらも進まぬうちに、
エゾシカの防護柵に行く手を阻まれた。
まあ想定内ではあったが。
やむなく林道に戻った。
ズブズブスノーシューを取られながら歩いていると、
そばのトドマツの幹に、
真新しいヒグマの爪痕だ。
冬眠する前のものであろうが、
以前はなかったものだ。
周囲には古い爪痕があちこちに残されている。
エゾシカの防護柵扉をすり抜けて、
間もなく左手の尾根に取り付いた。
林道上より雪が深くなった。
急登を経て平たんな尾根に上がると、
西の空が青く美しい。
その下には空知平野が見える。
しかし、除雪の疲労がずいぶん残っている、
と思われる我が肉体は情けないほど苦しい。
それで地形図上の「244m標高点」手前でリタイアを決めた。
そしてそこで昼食とした。
昼食後は同ルートを下山。
自らのトレースを辿って楽をした。
駐車地に近付くほど青空の面積が広がるものの、
上空には青空と雪雲の境界線が、
はっきりとみてとれた。
この日ははじめから失敗だった。
もっと天気予報を観察し、
南へ向かうべきだった。
しかし、こんな日もあるさ~