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2024.12.8 『郡界』(グンザカイ・283m)  雪から逃げきれず・・・

 

 12月に入って最初の週末日曜日は、

前日と同じく私が住む地域以北で雪模様、

との予報を受けて、

また家を出て南方向に車を走らせた。

そしてこれも前日の朝同様、

南幌町から長沼町に入る辺りで空を眺めると、

そこには雪雲と青空の境目が!

「よし、あの境目ギリギリで雪から逃れよう!」、

と決めて、

由仁町川端地区から「クオーベツダム」に至る農道に入った。

これはこの一週間前、

「於兎牛山」に登った際に利用した農道だ。

そして最奥の林道ゲート手前に駐車。

 「於兎牛山」の際に、

ここが三叉路の林道入口であることを説明した。

この三つの林道入口を、

「於兎牛山」では左に入った。

それをここでは真ん中の林道に入り、

周遊して「郡界」に立ち寄り、

藪から林道に下って、

最後は三叉路右手の林道から駐車地に戻る、

と言うことにした。

つまり、林道入口を起点に、

ちょうど一周するというもの。

 ギリギリ雪をかわすつもりで着いた地ではあったが、

そこに着くとすぐに雪が降り出した。

どうやら雪雲が南下したようだ。

雪が降りしきる、

ひじょうに鬱陶しい中をスタート。

 雪が降る中、

林道を黙々と歩いて行く。

そして最初の分岐を右手に入った。

分岐までは車のタイヤ痕が残っていた。

ハンターだろう。

しかし、分岐から枝に入ると、

車が通った痕跡はない。

少し行くと伐採地が広がる。

広くて風景の良いところだが、

この日はただ雪が降る中を歩いて行く。

そして伐採地を過ぎると、

林道は樹林の中に続いて行った。

そこでふと一本のトドマツの幹に付けられた、

林務署のプレートに目がとまった。

プレートにはこの辺りの植栽年が、

「昭和56年」と記されていた。

昭和56年と言えば、

私の娘が生まれた年。

この年の1月21日昼過ぎ、

母胎内の心音が低下したため、

緊急の帝王切開が施され、

娘が誕生した。

首にへその緒が三重に巻かさって、

危なく命を落とすところだった。

そんなことを思い出させるプレートだった。

雪が降りしきる中を、

ただ黙々と歩いていると、

色々なことが頭の中に浮かんでくる。

 樹林の中を蛇行して伸びる林道が、

「郡界」の直下に達した地点で、

林道を離れて藪に入った。

登行斜面では薄かった笹薮も、

尾根筋にのると密度が濃くなった。

雪を載せた笹をかき分けて進み、

四等三角点「郡界」

但し、濃い笹と積雪で、

三角点標石は見つからなかった。

数年前に一度確認しているはずなんだが・・・

 下山は登ってきた方とは反対側の、

北に向かって藪の中を下降した。

ただ濃い藪は尾根筋だけで、

少し高度を下げるとほとんど藪無し状態で、

楽に林道に下りられた。

空腹だったので、

ここで昼食とした。

そして林道を歩き、

ちょうど一周して駐車地へ。

なかなかいいルートで気に入っている。

 駐車地に着く手前から、

青空が広がりだしたが長くは続かず、

後始末を終えて走り出すと、

再び雪が降り出し、

結局この後は終日降り続いた。

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