北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2025.1.24 『北電山』(ホクデンヤマ・145m) 雪から逃げて・・・
今日は金曜日だが休み。
会社の休日だ。
昨年まで年間休日数が少なかったらしく、
今年はその休日が10日増えたと言う。
それで増えた分を、
今のように暇な時期に振り分けるらしい。
従って、来週の金曜日も休みとなり、
二週連続で三連休となる。
ただ、私のような非正規労働者は、
出勤日数が減った分、
月額の賃金も減る。
もう長くは勤められない身としては、
出勤して稼いだ方がいいかな・・・
今朝栗沢町に向かって走っていると、
南幌町で急に雪が強く降りだした。
それで方向を変えて南に向かった。
雪雲から逃れるつもりで。
降りしきる雪は、
南下するほど小降りとなり、
安平町追分の手前で上がった。
それで追分で「北電山」に登ることにした。
アプローチ地点の「安平山スキー場」に行ってみると、
スキー場は雪不足で閉鎖されていた。
このスキー場は、
いつも雪不足でオープンが遅くなる。
しかし全道的に、
異常と言えるほど雪が少ない今冬は、
果たしてオープンできるのだろうか?
札幌市内の大きなスキー場でも、
雪不足で滑走コースの制限が、
相次いでいると聞く。
雪は少ないが、
とりあえずスノーシューを装着してスタートした。
本当は「北電山」~「犬山」を回るつもりで行ったのだが、
積雪の状況を見て、
「北電山」で折り返すことにした。
「犬山」周辺の深い笹の中では、
中途半端な積雪に難儀するからだ。
閉鎖されて立入禁止となっている、
「安平山スキー場」入口そばから、
北海道電力の送電線保守管理用の作業道に入った。
はじめは広い畑の脇を歩いて行くが、
やがて尾根筋で高度を上げる。
少々斜度が上がるものの、
送電線を支える鉄塔のそばを通ると、
間もなく平たんとなる。
この後は尾根筋に続く作業道を行くが、
まるで登山道の様な作業道で、
雪もしっかり踏み固められている。
そもそも雪が少ないので、
小人数が歩いただけで踏み固まる。
スノーシューはいらなかった。
それで外してザックにくくりつけた。
落葉樹の中に続く作業道を歩くのは楽しい。
木々の葉がすっかり落ちた今は、
遠くの景色が透けて見える。
途中でトラロープが張られていた。
そして下を見ると、
「防衛庁」(現防衛省)と刻まれた標柱が埋められていた。
それでロープの向こうは、
自衛隊の所有地だとわかった。
以前はなかったものだ。
作業道を歩いて二つ目の鉄塔の下に立つと、
追分の市街地が見えたが、
ガスが覆ってはっきりしない。
そして送電線が続く、
南方向に目をやると、
なんと伐採地だ!
送電線の維持管理のために伐採されたようだ。
切り倒された木が、
切断されて丁寧に並べられていた。
伐採地を含め、
これは意外で予期せぬいいものを見たという印象だ。
しっかり踏み固められた作業道は、
伐採地の南端で消失した。
従って、その先に続くのは、
エゾシカの足跡だ。
雪は少し深くなったが、
スノーシューを装着するほどではないので、
そのまま歩行を続け、
一旦斜面を下った。
すると小沢に沿ってトラロープが張られていたので、
ロープが地面に落ちているところでそれを越えた。
自己責任で自衛隊の所有地へ。
そこで雪が降り出した。
それも湿った雪で、
ストックを握る軍手が濡れる。
カメラも出せない湿雪の中を、
我慢して登り、
四等三角点「北電山」。
積雪は少ないが標石は目にできないと思っていた。
しかしストックで思い当たる部分を突きまわすと、
カチッとヒットした!
降りしきる湿雪に落ち着かず、
すぐに引き返した。
そして小沢まで下ると、
嫌な雪がピタリとやんでくれた。
伐採地まで登り返して昼食とした。
その後は作業道を忠実に戻って駐車地へ。
久しぶりの「北電山」で、
湿った雪にも降られたが、
未知の伐採地に接することができてよかった。
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