goo

2024.12.14 『鬼武士』(オニプシ・294m)  積雪の少ないところへ!

 12月に入ってちょうど真ん中の週末は、

久しぶりにHiromiと同行だった。

朝Hiromiを迎えに行って、

厚真町へと向かった。

今年は根雪になるのが早く、

近辺の山は既に結構な積雪がある。

しかし、まだ降り積もったばかりで、

足もとはひじょうに不安定だ。

寒暖を繰り返して、

雪が締まって行かないと、

大変苦労することになる。

それでまだ積雪の少ないところへと出かける。

 厚真町に入って予定した山に向かうと、

林道内に工事車両が出入りしている様子。

それでそこをあきらめ、

変更して「鬼武士」に登ることにした。

 道々「平取~厚真線」を厚真町から平取方向に走って行くと、

厚真町とむかわ町の境界線上に、

「あづほ隧道」が現れる。

その隧道の手前500mほどの地点に、

右に入る林道がある。

これは砂利道だが、

厚真町豊丘と宇隆地区を結ぶ、

町道「豊丘~宇隆線」だ。

これを道々から1kmちょっと入った地点に駐車。

駐車地のすぐ目の前のゲートを越えて林道に入った。

 積雪は厚真町に入るとグンと少なくなり、

この「三井フォレスト」の専用林道には、

5cmほどの積雪が残っているだけだった。

その中を快適に歩いて行く。

ただ、この辺りはエゾシカ狩猟が盛んなところなので、

ハンターの存在には神経を遣う。

ザックの鈴は今、

ヒグマへの警戒ではなく、

ハンターに我々の存在を知らせるために付けている。

しかし、林道上に車の痕跡はない。

周囲の広葉樹には既に葉がなく、

遠くの風景が透けて見える。

すると夏場では見えなかった作業道がたくさん見えた。

それがまた複雑で

縦横無尽に走っている。

そんな作業道状にハンターがいるかもしれないので、

やはり気は抜けない。

 木々に葉のないこの時期ならではの風景の中を、

3kmほど歩くと、

「鬼武士」への取り付き点に至る。

ここから林道を離れて尾根歩きとなる。

この踏み跡もだんだんはっきりしてきて、

今ではまるで登山道のようだ。

 尾根筋に続く踏み跡を辿って行くと、

落ちたら怪我をする細尾根がある。

その辺りから右前方に反射板が見えてくる。

そして樹林を抜けると、

踏み跡が方向を変え、

前方に大きな反射板が姿を現す。

この反射板に向かってひと登りし、

それを越えて一旦下る。

背の低い笹原だが、

そこにはもう踏み跡がない。

しかし、目指すピークは木の間越しに見えている。

それを登って、

三等三角点「鬼武士」。

このピークでは展望が効かない。

一つ手前の反射板があるピークに戻ると、

北側に遮るもののない風景が広がる。

ただ、この日は北の空が雪雲に覆われて、

遠くまでは見えなかった。

 寒いのですぐに下山を開始。

尾根筋を下って林道へ。

そして林道歩きの途中で、

早めの昼食とした。

ハンターらしき車は相変わらず現れない。

ゆっくり昼食を摂って再び歩き出した。

そして駐車地に着いたが、

とうとう車一台を見かけることもなかった。

心配したハンターの存在だったが、

実に静かな山歩きをできてよかった。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2024.12.8 『... 2024.12.15 『... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。