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2015.12.12 『五森山』(664m)

 

 この週末は土曜日だけの山行となる。

金曜の夜出て新十津川町に向かった。

札的沢に沿う農道の除雪終点で車中泊。

前泊すると飲酒の時間は短くなるが、朝はゆっくり寝ていられる。

そんな環境をHiromiも気に入っている。

 12月のまだ雪が落ち着かない時期、他の山域同様深い笹に覆われた樺戸山地に足を踏み入れることはめったにない。

それが先日来の天気予報から察すると、空知地方にかなりの降雪があったようなので様子を見がてら出かけたものだ。

 

 土曜の朝7時15分、除雪終点の駐車地をスタートした。

最初は農道から林道へと入っていくのだが、寒暖を繰り返した雪がよく締まっており、多少スノーシューを取られる感はあるものの、積雪期としては歩きやすい。

空はスッキリと晴れ上がり、実に気持ちよく歩ける。

そんな中、当初は『844mピーク』を目指すつもりだった。

  

 しかし、最短距離で登れる沢筋に入る手前でブッシュがうるさくなり、ルートを手前の尾根上に変更した。

そこで傾斜を増したことにより、スノーシューがズブズブと雪に取られることになった。

南斜面は直射日光に照らされて、既に腐りかけている。

極力直射日光を避けて西側の斜面を登るのだが、こちらも最中雪にスノーシューを取られる。

ゆっくりゆっくり進むしかなく、さっぱり高度を稼げない。

時間がひどく長く感ずる登行だ。

 10時20分、『五森山』着。

今回はここで良しとすることにした。

このころになると、西からゆっくり入り込んできたガスに、辺りの山々が上部を覆われ始めた。

記念撮影をして下山開始。

この下山がまた大変だ。

笹や他のブッシュ混じりの腐れ雪の中を、ズブズブと下る。

ゆっくりゆっくり。

急ぐと重く湿った雪に取られたスノーシューが壊れてしまいそうだ。

 

そしてそんな下降に嫌気がさし下降尾根から、林道に下ることにした。

林道に下りついたところで昼食。

その後林道をトボトボ歩いて、

12時45分、駐車地着。

この時期としてはいい山登りであった。

 

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