「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その2)北九州篇のつづきです。
北九州市立美術館・分館のあるリバーウォーク北九州に到着した私はエレベーターで5Fまで上り、まずはトイレへ…。と、また気になる表示に遭遇してしまいました。
福岡空港(こちらで書きました。上の写真をクリックすると福岡空港の写真を表示します)と同様に、実際の配置とピクトグラムが逆です。
ホント、不思議です。
それはさておき、「ロートレック・コレクション」展。
結論から書きますと、5点満点で★★★(3.0点)といったところでしょうか?
いまいち楽しみきれませんでした。
代表作「アリスティド・ブリュアン」とか、ときめきかけた作品もありましたが、う~む、どうしたことか…。
もうずいぶん前(10年以上前?)に、帰省した時にたまたま秋田市立千秋美術館で開催されていたロートレック展の方が格段にときめいた気がします。
何故なのか、よく把握しきれていませんが、ロートレック以外の作品がけっこう多く、ロートレックにのめり込めなかったことが原因の一つかもしれません。
この展覧会への出品作には、川崎市市民ミュージアムの所蔵品が多かった印象があります。
そのうち、川崎市市民ミュージアムに行ってみたいと思います。
そんなわけで、ロートレック・コレクション展は、30分程度で観終わってしまいました。
北九州市立美術館・本館に向かう連絡バス(乗車券
は分館4階のミュージアムショップで購入します。300円也)の発車まで20分ほどあります。
そこで、すぐとなりの小倉城趾を散策することにしました。
この天守閣は、1837年に失火で焼失したものを、昭和30年代に鉄筋コンクリート構造で再興されたものだそうで、Wikipediaの記述によりますと、
破風などは地元観光面への考慮から要望によって付加されたもので、大入母屋破風や千鳥破風・唐破風などの破風が見られる。
だとか。ふ~ん、そうですか…。
でも、どんど焼きに集まった子どもたちの歓声があふれる中で、こんなものを見つけました
旧第12師団司令部の正門跡です。第12師団といえば、文豪・森鴎外が軍医部長として左遷されたことで有名ですな。
この煉瓦積みを近くからしげしげと眺めますと、
目地がかまぼこ状に盛り上がっています。覆輪目地(ふくわめじ/ふくりんめじ)という手法の目地で、東京駅の煉瓦も同じ手法で積まれています。
丁寧な仕事です。
ちなみに、小倉時代の森鴎外の日記を捜す人物を描いた「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞した松本清張の記念館も近くにありましたが、今回はパス。
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或る「小倉日記」伝 (新潮文庫―傑作短編集) 価格:¥ 700(税込) 発売日:1965-06 |
連絡バスの乗り場へは八坂神社の境内を抜けて向かいました。
せっかくなので、今年2度目のご参拝。
ちょうど「十日えびす」ということで、かなり賑わっておりましたです。
そして、東の楼門を抜けて、リバーウォーク北九州1階にあるバス乗り場に到着。
既にマイクロバスに乗っていた先客はたった2人…。
結局、私を含めて3人の乗客を乗せて、バスは戸畑区にある北九州市立美術館・本館に向けて発車したのでありました。
つづき:2010/01/15 「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その4)戸畑篇