新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その4)戸畑篇

2010-01-15 07:16:08 | 旅行記

「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その3)小倉篇のつづきです。


北九州市立美術館・分館⇒本館の連絡バスに乗って約20分、本館に到着しました。

なぁ~んと、巨大な、バブリーな美術館なのでしょうか

100115_1_1

大丈夫か、北九州 と余計な心配をしてしまう私でございました。

長~ぁいエスカレーターに導かれて、エントランスへ。

100115_1_2

と、入場しますと、生ピアノの演奏(モーツァルトのピアノソナタ)と、それを聴く大勢の人たち

ちょうど「ミュージアム・コンサート」が開催されていたのでした。
それにしても、こんなに大勢のお客さんが来ているんだ、と、ちょっと驚きでした(なにせ、いかにも交通の便が悪そうな場所なもので…)。

100115_1_3 時間にたっぷり余裕があれば、生演奏を楽しんでいたいところですが、残念ながら先を急ぎます。

でも、ウイーンゆかりの生音(なまおと)が響く中で観る「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」はなかなかでした。
ただ、19世紀末のウィーンのイメージとはちょいと違う音楽ではあったような…

   

そんでもって、肝心の展覧会。
これまた、う~む…でした。評価は、5点満点で、★★★(3.5点)

全然、つまらなくはないのですが、う~む…です。
どうしてなのでしょうねぇ。

貰って帰れるものならコレ」な作品はあったんですよ。


例えば、エゴン・シーレの「アルトゥール・レスラー」とか、

100115_1_4


シーレがウィーン工房の絵はがきのために描いたモノとか、

100115_1_5


ウィーン分離派展のポスターとか、かなり気に入りました。
でも、展覧会全体として、ちょっとイマイチの印象…。

そんな風に、これまた30分程度で観終わってしまいました。

   

エントランスでは、まだミュージアム・コンサートが続いています。
通常展を観ようかなとも思いましたが、腹が減ってきたので、戸畑駅行きのバスの時刻まで、昼食を摂ることにしました。

館内のレストランに行き、カルボナーラを注文。
ところが、けっこう待たされた…
バスの発車時刻がどんどん近づいてきます。
まずいなぁ、1時間あとのバスにしようか、それも良いかな? と思ったタイミングで、ようやくカルボナーラにありつけました。

急いで食べるパスタとして、生クリームが熱々のカルボナーラはあまり適切ではありませんでした。それでも、口の中をやけどしないように、ソースを飛ばさないように気をつけながら、猛烈な勢いで平らげ、セットのアイスコーヒーをガバリと飲み込むと、バス乗り場にダッシュ

そして、きわどく間に合いました

100115_1_6

それにしても、どうしてこんな場所に美術館を建てたのでしょうかねぇ

最寄りのバス停までは無料シャトルバスが15~20分間隔で運行されているようですけれど、よそ者にとって路線バスはなかなか使いづらい…。

でも、あれだけお客さんが入っていたということは、あまり問題ではないのかもしれません。

   

と、得るものの少ないことをグルグルと考えているうちに、バスはJR戸畑駅に到着しました。

100115_1_7

ちょいとダイヤが乱れていたJR鹿児島本線の準快速に乗り、一路、門司港を目指したのでありました。


つづき:2010/01/18 「福岡・北九州 新春の旅」覚え書き(その5)門司港篇<上>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする