acc-j茨城 山岳会日記

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山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

白馬岳主稜

2018年05月12日 21時25分08秒 | 山行速報(アルパイン)

・ 期間:2018年4月28日

・ メンバー:sasa、S田

・ アクセス:自家用車、4月26日に白馬岳線交通規制解除により猿倉まで通行可

・ コースタイム:6:05猿倉-7:45白馬尻小屋-11:00八峰-14:40二峰-15:30白馬岳山頂-15:55白馬山荘-18:15白馬尻小屋-19:00猿倉

・ コース状況及び危険個所:

白馬尻小屋付近で左側の沢筋からデブリあり。

尾根末端からの登りはトレースがあり、踏み跡が階段状になっていた。

八峰への登り、その後も五峰あたりまでは、ところどころで雪が割れていて、ブッシュや脆い岩が出ている。

雪が大きく割れているところは、雪の段差があったり雪と斜面との間に隙間があったりして、通過するのに苦労した。

雪割れ箇所では雪があるところを辿って迂回する、跨ぐ、出ているブッシュや岩を伝うなどして通過した。

八峰、六峰~五峰あたりではテントが張れるスペースがあった。

頂上直下の急雪壁にも踏み跡はあったので、なるべく登ってから50mロープを使用した。

今回使用しなかったが、左側の岩にハーケンが2本あった。

大雪渓の下りは昨年2017年の同日昼頃に雪崩事故が起きているので、特に雪の緩んでいる昼の時間帯に通過しないこととした。

・ 記録:

白馬尻から大雪渓を横断し、尾根末端より取り付いた。

白馬尻方面がよく見える。

日差しが強く、暑い。半袖で登る人もいた。

テーブル状になっている雪でひとやすみ。

八峰までの斜面で最初に出てくる雪の割れ目は段差が大きく、左からブッシュを伝って通過した。先行パーティは右に巻いて雪のあるところを進んでいた。

八峰前には数張テントが張れるスペースがあった。

八峰越しに主稜ルートを眺める。

その後も何回か雪の割れ目があって緊張した。

時間の経過とともに徐々に雪は緩み、割れ目自体も下の方に深く切れ込んでいたり、空洞ができていたりと踏み抜く不安がよぎった。

ブッシュや岩、土の出ている箇所では短いブッシュをつかんで土の露出面をトラバースした箇所もあった。

幅が狭かったリ、傾斜が急な雪稜は緊張したが、雪の割れ目の対処の方が怖かった。

昼を過ぎると雪が緩んでいるのがはっきりとわかった。

六峰辺りから上には、3パーティがテントを設営していた。

二峰から頂上方面を眺める。

 

二峰には14:40頃到着。1張ツェルトが設置されていた。

日が陰り、緩んでいた雪面が固くなり始めた。

頂上直下の60mの雪壁にも踏み跡があり、なるべく登ってから50mロープを使用。

スノーバーで支点を作った。

結果として頂上より約30m下に支点を作っていたようだった。

同じく約30mのところで左にある岩にハーケンを2本発見。ハーケン周辺の踏み跡なし。

頂上へのピッチ後半は傾斜がさらにきつくなるが、雪庇はなかった。

 

頂上からは主稜がよく見えた。

頂上は風が強く、長居はできない。

白馬山荘は4月28日から営業開始だが、レストランはやっていないようだ。

大雪渓は凹凸があり、表面が固くなりかけていることからシリセードするとお尻が痛い。

スキーのシュプール箇所は特に表面が固く、スリップに注意した。

白馬尻小屋地点にはテントが数張あった。

(S田)


青岩谷

2018年05月03日 18時39分09秒 | 山行速報(沢)

2018/4/23 青岩谷


久しぶりの沢靴。
流れに入ったときのあの感じ。
2018シ-ズンの初遡行。

計画というのはあくまで、計画だ。
そううまくはいかないときもある。
でも、それはそれで楽しめればいいわけだ。

後山林道がなにやら今日まで入れないらしい。
カラ-コ-ンをよけて入ろうかとも思ったが、ゲ-トまでここから歩いて2kmほど。
舗装路の路側帯に駐車して歩きはじめる。

ひたすら歩く。

2時間ほどで、青岩橋。
装備を整え、入渓。
パ-トナ-はfulさん。

小滝はほとんどが登れる。
久しぶりの沢歩きで体が沢登を思いだしていくようだ。

釣りでも人気の沢のようだが、平日の為か今日は誰もいない。
はたまた、今は林道歩きが長いので敬遠されているのかもしれない。

大滝は落差といい、落ち方といい、滝らしい堂々たる姿。
小休止してから巻きに入る。

左岸巻きのガレが、青岩谷の核心らしい。
ネットでの過去記録には容易ともあったが、途中からはガレが土砂で埋まり固まっており、キックステップが効かない。
ハンマ-でステップを切って、30mほど登っただろうか。
冬季のルンゼ登攀を想い出す。
一歩一歩高度をあげるという、実に地味な登りとなった。

その後の滝場も程よく楽しみ、青岩鍾乳洞を過ぎた頃空模様が怪しい。
しかも、時間は12時。詰めれば、ヘッデンは必至だろう。
ということで、青岩鍾乳洞を見学してエスケ-プ。

※入口はゲ-トがあり入れません。隙間から撮影しました。

 

青岩鍾乳洞は1998年以降、一般公開されていないらしい。
純白の鍾乳石に大滝や大広間を構成しているそうです。

鍾乳洞からは薄い踏み跡を拾っていく。
GPSだとそろそろ登山道と合流するんだが、どうも見つからない。
しばし彷徨。
「上から声が聞こえる」
ということで、30mほど上方に登山道発見。
fulさん、グッジョブっす。

あとは、三条ノ湯を経由してコロコロと林道歩き。
下山の林道歩きは長い、というか長く感じる。

計画遂行は叶わなかったけど、程よく楽しめた。
そんな風に思える沢始めなのでした。

sak


鍬ノ峰

2018年05月01日 21時10分11秒 | 山行速報(登山・ハイキング)

2018.4/29(日):kei2、他1名

天気:快晴晴れ

 

今年は気温の高い日が続き、雪解けも進み、花の開花が早まっている。
シャクナゲも見頃と思い、大町市の里山 鍬ノ峰に登ることにした。

国営アスプスあづみの公園大町・松川地区ゲートの奥に餓鬼岳登山口あり。
更に800mほど進むと白沢側登山口駐車場に到着。(100m先で通行止め)

登山口からすぐに整備された階段の急登が送電線鉄塔まで続く。
鉄塔を過ぎると、笹の生い茂る道が山頂まで続く。

ちょっと早かったかな~。全体的に2分咲き。 山頂はまだ蕾。

山頂は360度展望。 1時間程で到着。

1623mの里山から北アルプスの名峰がずらり 目グッド!
1時間ほどのんびりと眺望を満喫し、シャクナゲの写真を撮りながら下山

 

無事到着。
登り1時間、山頂での休憩1時間、下山1時間。

短時間で北アルプスの眺望は見事でした。
シャクナゲの開花だけが少し残念。5月10日以降が見頃になりそうです。

 

おつかれさまでした。

☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆