2013.08/04(日) 天気:晴れ→雨
巻機山 登川米子沢遡行をしてきました。
メンバー:S氏・T氏・N氏・Appleの4人パーティ。 装備:ザイルφ8.0×30m 2本
今回の登山行程は、前日発車で筑西市役所集合=R50=桐生太田IC=北関東道=関越道=塩沢石打IC=R291=桜坂Pまで入る。
6:00桜坂P~7:00滑ノ沢出合~7:55栂ノ沢出合~9:50大ナメ帯~10:50二俣~11:30-12:00避難小屋井戸尾根~14:25桜坂Pまでの1日です。
会のメンバーを誘ったら皆行ったと無いという米子沢に行くことにする。前から興味を持っていたので計画書はバッチリ出来ている。
いつもの場所で明るいうちに集合し出発進行!目指すは湯沢のスーパーです。もちろん宴会用の買出し。
iPhoneでお店をさがしダイレクトに直行する。私が食当ということになり買う物は酒のつまみばっかし。特に反対意見は無い。
そんでもって桜坂手前の駐車場に行きタープの設営をし大宴会が始まる。早めに出ると宴会が長くできていい。
蚊がすこしうるさかったがタープの下は涼しくて快適に眠れた。
朝飯を各自食べて準備完了。5:30にさて出発しますかと行くがいきなり道間違い駐車場の目の前の林道が入口だった。(^_^;
結局降り出しに戻るということになりリセット6:00出発となる。教訓はちゃんと道は確認すること。
入渓するとゴーロ帯となりスリットがある堰堤を抜けて行く。しばらく進むと沢の流れが出て来て最初の滝が。
開けて明るく良い感じ水流左を行く。快適に登っていくと二つの流れの中央から巻き道に入る。
右岸側をいくのだが薮で滝は見ることはできない。次回のチャンスがあれば滝を直登したいものだ。
降り口が分からず1時間超で巻き完了。滝上は開けたナメナメで良い感じである。
幅広の大きめの滝が表れる。ここは登ろうと2組に分かれロープを引き水流右からリードで登る。
フリクションもよくガバばかりなので問題なく登れる。滝上で一服。
ここからの滝は全て直登可能であるが、勾配もあるので滑ったら止まらないので注意が必要だ。
すこし平らになったゴーロ帯ではスノーブリッジが、だいぶ溶けているので下は厳禁で通らず脇から通過。
背の立たない滝壺を左草付きを小さく巻く。するとちょっとデンジャーなトラバースがある。
ここもロープを引いてリードする。ボルトは最初に2ヶ所のみで後は無し、ま行けそうなのでそのまま進む。
終了点にもボルトは無いのでチョックストーンからスリングを3本つないで支点をとる。
後はトイ状の滝や連瀑帯など快適な登攀で進む。そこを超えたところで不意に二段の滝に丸くゴルジュなった滝壺が表れる。
ここは一度は見た方がいい美しい景色である。滝壺の淵を円形にそって水流右から直登する。
しばらく進むとガッンと大きな滝が表れるが水流右を登る。ガバばかりなのでロープは不要だ。
ここを越えると天空のナメ床が始まる。フリクションが効くのでフリーでほぼ水流左を登る。
滑りそうなところは左によって草木を掴んだりシューズを岩の隙間にはめたりしながら登る。
ここを登れば終わりかなと思っていたが、最後に何本か小滝があらわれる。飽きない沢である。
沢床に土が混じるようになると源頭である。二俣を左に行くと巻機山避難小屋に水場出る。
ここでタイミングよく雨が降り出し避難小屋の中で休憩して昼食をとる。
雨は本降りになりやみそうもないので井戸尾根を下山することにする。
ゴーロを過ぎるとこんな感じの滝が連続します。
この滝は水流右より登ります。安全のためにロープ出した。
フォローをビレイ中です。デバイスはルベルソキューブを使用。
ナメ床はロープ出すほどの勾配ではないが滑ると止まりません。
スノーブリッジが表れました。ドキリとしたが脇からすんなり通れました。
滝壺左を小さく巻いて滝の上部に出ます。
先ほどの滝を上から見る。ロープを引いてFIXロープを張る。
フォローはFIXロープをプルージックで登ってもらう。
トイ状の滝です。右側をフリーで登ります。滑るので注意。
ここも水流右をフリーで登ります。岩の隙間を利用しながら確実に登る。
二段の滝に丸くゴルジュになった滝壺です。ここはとても美しい場所です。
ここは水流左を登ります。勾配はありますがガバなので難しくない。
この滝も水流右を登ります。ガバばかりなのでロープ不要です。
いよいよ天空のナメ床の始まりです。明るくて気持ちの良い沢です。
ナメ床を上から見る。ロープ不要だが滑ると止まりません。
天空のナメ床が終わる頃またも滝が出現する。なかなか飽きさせません。
源頭の雪渓を越すとまもなく遡行完了です。巻機山避難小屋の水場です。
井戸尾根を下って展望台から米子沢を望む。ここから見ると急勾配です。
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