acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

鳥海山

2011年05月18日 23時12分12秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
鳥海山

メイスト-ム。
列島の大部分は台風やら前線やらの影響で大荒れ。
計画していた白馬主稜を早々に中止したものの、折角の連休にどうしたものかとしばし思案。
雲の切れ間を求めて鳥海山へ。



かつて、秋田の海岸線から望んだ山容が脳裏に焼きついていた。
山が海にせり出す光景に唖然としたものだ。
誰もが、羽後の名山を疑いはしないであろう。



祓川からの登路は頂に向けて残雪を踏んで行く。
このたびはABさん、東京のARさん夫妻、sakの4人。
直線的な登りにあっても、鳥海のたおやかさが心地いい。



七高山、新山を踏めば、日本海が美しい。
遠く春霞の向こうには、青春の一時を過ごした街があるはずだ。
あの時、あの山の頂に立つとは思いもよらなかった。
しかし、山を意識したのもあの時だったのかもしれない。
そんな想い出に浸れたのだから、ちょっと遠出した甲斐はあったというものだ。



山スキ-で来たパ-ティ-の華麗な滑降をしばし観覧。
あっという間に豆粒のようになってしまった。
さぞかし楽しいことだろう。



しかし、しかし。
滑るのならば、負けてはいけません。
山ヤには「シリセ-ド」があるではありませんか!
いうに及ばず、チョ-楽しい!

sak

西上州 東福寺川を巡るヤブ岩稜縦走完結

2011年05月16日 18時59分00秒 | 山行速報(薮・岩)
東福寺川を巡るヤブ岩稜一周完結

東福寺川右岸岩稜に行ってきた。今回は、こんな山行にS,K,Yの3名が付き合ってくれた。東福寺川左岸岩稜と比べると、今回の山行は面白みに期待はできない。下山予定地にバイクをデポし、舟子川左俣(仮称)に行き、例の如く到着祝いの小宴会を催す。私は寝付くのは早いほうであるが、いつもSには勝てない。今日もライオンの唸りに寝そこなってしまった。早朝起きだすも寝不足で頭が重い。これからSと行く時は耳センを忘れず用意していこう。
5月15日、持倉越に行く道が分からないので船子川を詰める。モミジガサ(シドケ)がたくさんあった。コル手前の斜面は急で辛い。あとは道なりに、途中Yがペットボトルを落としたので、拾いに降りたりしながら栗原山に行く。


二子山東峰、西峰、叶山、右手に両神山が見える

やはり、地図上や自分の目で見たとおり、左岸より右岸の方が岩稜は発達していなかった。途中、林道が横切るあたりまでは、目印も多く歩く人も多いように感じた。しかし後半は目印も全くなくて、ほとんど歩かれていないようだ。難しいところはなく、今日もロープの出番はないと思われたが、終点近くなって凄い急斜面になった。灌木を掴みながら慎重に降りる。西上州の灌木は、いとも簡単にポキっと折れるから十分なる注意が必要。その下は岩場になっておりロープを出して一人ずつ慎重に降りた。この岩場の通過に30分を要した。


通過に30分を要した岩場

最後、林道に降りる場所は、予定通り仕事道の階段にドンピシャリであった。このバイクデポ地点の下には、最近開拓されたらしい岩場があり、ペツルのボルトが打たれていた。
これで、一日での東福寺川反時計回りヤブ岩稜一周縦走は可能であることがわかった。しかし、車回収をしないで済むようにするには、城山へのルートを東福寺川付近に求めなくてはならない。その場合、ざっと見積もって城山頂上まで2時間の急登を覚悟しなくてはなるまいから、健脚でフル一日のコースと言えよう。
私が車回収に行っている間、皆さんは山菜採りを楽しんでいたようだった。
これにて東福寺川を巡る岩稜一周は終了した。残すは沢登りのルートであるが、地図で見る限りちと悪そうであり、楽しみでもある。
我々のコースタイム
船子川出合(6:00)~持倉越(7:10)~栗原山(7:40)~岩場(10:20-10:50)~バイク(11:00)
                                                
                                                 ガストンガニマタ

GWの大無間山

2011年05月07日 17時58分57秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
5月3日~4日で南アルプス深南部の大無間山に行ってきた。今までは、GWというとその年の雪山のシメとして、雪の多い山を選んできたが、今回は雪の無い山である。
以前から1度は行ってみたいと思っていたが、私は2回登る気はしないです。
5月3日。現在、神社から少しの間は地形図のルートとは違っている。メンバーは、N,A,S
と私の4人。足が揃っているので小無間小屋まで3時間半で着く。しかし5ℓの水は重い。テントは持ち上げたが、小屋が空いていたので小屋泊まりとする。


諏訪の霊水にてのA


小無間小屋

5月4日。朝3時発。ヘッドランプで鋸歯を行く。危険なところは皆無。小無間から雪が出てくる。ボコボコと又までハマるらしいが、まだ早朝なのであまりハマらず大無間山に着く。小休止後下山にかかる。途中、小屋で一緒だった人やテント泊の人達とすれ違う。小屋に戻るとまだ午前中であり、今日中に下山することにした。神社の諏訪の霊水で喉を潤す。道の駅(フォーレなかかわね茶茗館)で車中泊下山祝をする。


小無間山


途中からの大無間山


昨夜の雪で道は白くなっている


聖岳が見えた


さすが大無間の登りは雪が多くなった


大無間山にてのA,S,N

5月5日。道の駅5時半出発。東名高速が渋滞する前に茨城に着いた。

特記することもないので簡単な報告のみにて失礼。

我々のコースタイム
駐車場(テシャマングの里?意味不明)7:00~小無間小屋10:25
小無間小屋3:05~小無間山5:20~大無間山7:35~小無間山9:25~小無間小屋11:10~小屋発12: 00~駐車場14:05

ガストンガニマタ

筑波山の風景<19> ブナ

2011年05月05日 23時25分52秒 | 筑波山の風景

ブナ林

筑波の山頂付近。
それは標高750mほどからはじまる。



ブナ林。
氷河期が終わり、冷温期・関東平野に広がってきたそれが、温暖期に筑波山頂部に取り残されたものとされています。
その数約7000本。
日本の落葉広葉樹を代表するブナは、全国的に見ると北海道から鹿児島まで広く分布し、冷温帯の代表的な樹木。
しかし太平洋側では大規模な群落が発生せず、筑波山のブナ林は珍しいものといえます。



そんな筑波山のブナ林を研究、管理保全しようという運動も進んでいます。
ブナの1本1本につけられた固体認識のプレ-トもその一環。
冬枯れのブナ林に木枯らしが吹き渡るとシャラシャラと美しい音色が波打つ。
まるでブナの木が謳っているかのようでもある。

sak