acc-j茨城 山岳会日記

acc-j茨城
山でのあれこれ、便りにのせて


ただいま、acc-jでは新しい山の仲間を募集中です。

雷鳥観察 Vol.2

2014年04月30日 00時04分53秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2014.4.26(土)~27(日):1泊2日

メンバー:kei.2、他1名


北アに行く予定でいたが、同行メンバーがどうしようもない雷鳥好き!とあって、
1ヶ月前に行ったばかりの乗鞍に半強制的に行くことになってしまった。
今回は繁殖期を迎える雷鳥(ペア)が目的だそうだ。

前夜(金)に茨城を出発、翌(土)の2時頃 乗鞍観光センターPに着く。
止まっていた数台の車のフロントガラスには真っ白く霜がついていた。外は氷点下。

4/26~5/9位ヶ原山荘までバスが開通する為、7時ごろまでゆっくり仮眠ができる。

始発は8:20。9時過ぎには位ヶ原山荘に着く。バス4台フル乗車。(うち3台は三本滝から)
荷物を仮置きし、大黒岳を目指す。


沢山のスキーヤー


尾根側と谷側からそれぞれから山頂を目指す。まだまだ雪は多いが、雪はそれなりに締まっている。
1時間ほどで山頂に辿り着く。


中央右:畳平

あまりの天気の良さに雷鳥は姿を現さず・・・。
場所を富士見岳に変え雷鳥を探そうと途中まで向かうが、片方のアイゼンの紐がないことに気づく。

そういえば、大黒岳山頂直下の岩稜帯でアイゼンを外し、ザックにぶらさげたまま歩いていた時に失くしたのか???
仕方なく大黒岳へ逆戻り。(穏やかな天気で風もなかったので見つかるかも???)
やはり見つからなかった。

雪面が凍りつく前に片足アイゼンで下山しなくては・・・。
仕方なく1人で山荘まで下山することにした。14時に山荘に着き、独り宴会・・・

しばらくしてメンバーも山荘に戻ってきたが、雷鳥を見ることはできなかったそうだ。



今回は自炊でもつ鍋。翌朝4時に起き、メンバーは独りで大黒岳へ雷鳥を探しに向かった。

私は身動きが取れないため、山荘に残った。
下山のバスは9:20。時間はたっぷり。
山荘でのんびりしていたら、メンバーが戻ってきた。
4組のペアがいて、バッテリーが無くなるまでカメラやビデオを撮りまくったそうだ。


暇を持て余し、朝から生ビール+おつまみ


そして山荘付近をお散歩♪♪♪




☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆

西上州 諏訪山(楢原登山口~頂上~浜平登山口)

2014年04月21日 20時40分14秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
西上州 諏訪山(楢原登山口~頂上~浜平登山口)
2014年4月20日、諏訪山に登った。GW前に少し歩いておこうと思いでかけた。19日22
時頃には浜平登山口に着いたが生憎の雨であった。今回は歩くのが目的なので、少しの雨でも行動しようと思っていたが、朝4時に起きると相変わらず雨で、ちと億劫になり二度寝する。6時に目が覚めると雨が上がっており出かけることにした。登山口と下山口が違う場合、たいがいは下山口にバイクをデポするのだが、なぜか今回は下山口に車をデポすることにした。理由は無い。ただ何となくしただけである。バイクで林道を登っていくと驚いた。とてもGW前の西上州とは思えないほど残雪が残っていた。途中で林道は雪で覆われ登れなくなったので、車がUターンできそうな広い場所まで戻りバイクをデポした。虫の知らせだったのだろうか、まずは良かった。


林道は残雪で覆われており、とても西上州とは思えない


登山道はこの残雪の下である


このこまかい距離の指導標は、以前茨城県境の山でみたことがあった


山は霧氷が満開だった


ハシゴ場


こういうロープ場がたくさんあった


ロープは新しく、岩に擦れるところはキチンと処理してあった

登りだすと道が雪渓の下に隠れており道を探しながら登ることになった。でも特に分かりにくいという程の事はなかった。標高1000m付近からは回りが白くなってきた。どうやら昨日の雨は上では雪だったようだ。登山口は桜が満開だが、ここは霧氷が満開であった。単独の時は休んでも話し相手がないので直ぐに出発となる。浜平分岐を過ぎると、ロープ場やハシゴが多くなる。回りは白くても登山道に雪はないので危険なことはない。頂上では写真を撮っただけですぐに引き返す。少し下ったところで浜平から登ってきた2人パーティに会う。


真冬のような景色でGW前の西上州とは思えない


だれもいない諏訪山山頂

霧氷が融けかかってきたため、枝から氷や水滴が落ち、まるでミゾレの中を歩いているようで、体が濡れてきたため雨具を着た。浜平分岐から降りはじめると、こちらは楢原コースより残雪が多く、かなり雪渓の上を歩くことになった。ツリーホールを見ると、まだ1m以上の積雪が残っている。この辺は先般の大雪ではどのくらいの積雪があったのだろうか。かなり荒れている道だったが無事浜平駐車場に着いた。


浜平ルートは楢原ルートより残雪が多く、このような雪渓を歩いた


山は霧氷が満開だが登山口は桜が満開だった

車でバイクを回収に向かった。打田さんのエアリアマップに「林道上部パンクに注意」と書かれてあるが、道路上にたくさんの石が落ちていた。私の車はRV車なので、悪路には強いと思うが、落ちている石を見ると、凄く鋭利に尖っている石ばかりで、これではパンクが多いのもうなずける。石を整理しては少し走る、を何回も繰り返しバイクに辿りついた。
さてGWは岩稜か雪稜か天気次第でルートを決めよう、楽しみである。
楢原林道(8:00)-浜平分岐(9:10)-諏訪山(10:50)-浜平分岐(12:20)-浜平駐車場(13:25)
                                    ガストンガニマタ

浅草岳 ヤチ"マナ沢左岸尾根登高ー極上ザラメ雪のムジナ沢滑降 

2014年04月19日 15時56分25秒 | 山行速報(山スキ-)
2014年4月13日晴れ
浅草岳
山スキー
メンバー: Apple,Nak

ガストンさん山スキー再デビューの山行ということで、私はまだ行ったことのない浅草岳に前夜来ました。なのに、ガストンさんは出発直前に兼用靴のビブラムが剥がれてしまいました。申し訳ないですけど、AppleさんとNakの2名で浅草岳に登ってムジナ沢を下ってきました。ガストンさんは小出まで戻って接着剤を買ってきたそうです。そのあと、すばやくリベンジに行ったところは流石だなあと思います。


がんばって早起き、5時半ごろ出発です。ゲートから少し舗装道路を歩いて、白崩沢出合の橋手前から、林道らしきところをシールで登り始めます。多数のスノーシューやスキーやボードのトレースが見られます。好天が連日続いているので多数の人がここを訪れているのでしょう。700m付近は地形がやや複雑です。


午前7時すぎ、標高800mを超えた辺りです。早朝の雪面は固く凍っていて Appleさんは余裕で登って行きますが、私のシールはときどきスリップします。


7:30 (830m付近)背後には守門の真っ白な山並みが連なっています。860mポコの後、やや急な尾根があるので、どのあたりをルートにするか少々悩みました。ポコの上にあがって眺めてから、やはり正直に尾根通しがよいということになりました。900-950m付近がルート中でもっとも急傾斜です。Nakはスキーアイゼンをつけてなんとか直登することができました。Appleさんはがんばって階段登高などしながら、アイゼンなしで粘って行きます。


8:25 (1050m)ムジナ沢左岸尾根の雪庇は崩壊し始めています。


8:30(1100m)こんな感じの尾根を登って行きます。樹木のコケの付き方を見ると尾根上での積雪は最深3m程度なのかな、
ところどころ樹木の周囲の地表面が見えている穴をのぞくと現在の積雪深は1m程度のようです。


8:40 (1150m) このあたりは緩やかな広い尾根です。


8:50 1200m 早坂尾根の南西側へ下るのはどのあたりがよいのでしょうか、、、いろいろなルートが考えられます。


8:50 1200m付近から北岳方面の斜面を見る。浅草岳前岳からの南西側源頭斜面だけで物足りない方は、北岳方面へ登り返して滑ってみるといいかもしませんね。


10:00 1487mピークを過ぎて振り返ったところ。


1487mピークの東側コルから北側へ落ちる急な沢を単独のスキーヤーが滑り降りたシュプールが見えます。


前岳ー浅草岳の間から見える鬼が面の黒い岸壁群、ガストンさんはここも登ったのかな?


浅草岳頂上です。風もなく、しばらくすると、団体ツアーの方々が続々と登ってきました。


12:20 前岳から滑降開始します。ムジナ沢源頭斜面の右の方には亀裂があったりしますが、南向きの斜面はフィルムクラストの大斜面です。


12:30 あっという間に1300mでとなりの沢と合流し、傾斜が緩くなる。


1200m付近 ときどきストップスノーもありますが、概してよくすべるザラメ雪です。


1190m付近、ここで北岳からの沢と合流します。


1080m付近、滝を左岸から巻いているところです。


700m付近から、沢芯の雪面が開いています。


1580m付近で、少し不安なスノーブリッジを渡って沢の左岸斜面をつぼ足で10mほど登り杉林の台地に上がりました。
もっと楽に台地に乗り上がれるルートがあるのではないかな、、、と思います。


青:登り(ほとんどシール登高)、赤:下りスキー滑走

浅草岳・早坂尾根スキー滑降

2014年04月17日 19時52分19秒 | 山行速報(山スキ-)
浅草岳・早坂尾根スキー滑降
4月16日、浅草岳に山スキーに行って来た。実は浅草岳には4月13日に行ったばかりなのだが、すぐに来訪したのは深~い訳があった。出発時に突然靴のソールが剥がれてしまい自分だけ登れなかったのである。膝をケガして以来、十数年も山スキーをしていない自分の装備はお粗末で、人に見られるのが恥ずかしい。改造と改良を重ねたシロモノで、いつ壊れても不思議のない物であった。


改良に改造を重ねた兼用靴(ひどいシロモノ)


昔の細いシールを改造した板に張り付けたもの

天気最高なのに車中でNとSの帰りを待っていた。これが悔しくて、リベンジすることにしたのである。一人で行こうと思っていたが、アイス仲間のYN君が同行してくれるという嬉しい誤算もあった。
早朝出発。ヤヂマナ沢左岸尾根は、除雪された道路を少し歩き橋のところから取り付けば良いことは知っていた。しかし、13日に魚沼市観光協会主催のスキーツアーがあり、そのときガイドが、大自然館から雪の斜面に取り付いたのを見ていた私は「これが近道なんだ」と知った。今回はその場所から取り付くことにした。これが大失敗。多分雪の斜面をトラバースするだけだったのだろう。我々はこの尾根を登ってしまった。左下にはシール登高に最適斜面が見えるが急なブッシュで降りられない。しばらくはトラーゲンで登る。ついにこの尾根もブッシュに阻まれてしまい、急なセラック地帯を注意しながらトレースのある斜面に降りた。標高900m位の地点である。それなりの時間をロスした。ここからはシール登高で行く。真新しいスノーシューのトレールがあり先行者のいることがわかった。お粗末な昔の細いシールでは効きが悪く少々苦労したものの、YN君のトレールを正直になぞって行くとなんとかついていけた。


トラーゲンで登る


風は吹いているが、お天気良く気分は最高


頂上でのYN君


早坂尾根にて

先行者は単独のスノーボーダーでムジナ沢を滑って行った。頂上で休憩するも風があり少し寒かった。下る早坂尾根を一望にすることができる。広い大雪原で視界の無い時はルートファインディングにかなり苦労すると思う。傾斜は緩く初心者でもまったく心配なく滑ることができる。大回り小回り思うがままである。欠点を言わせていただくと傾斜が緩すぎる。YN君はアイスも上手だが、スキーもなかなかの足前である。途中3人パーティに会う。最後、林道に降りる手前が少し急になり、ルートを間違えないよう気を使う。林道の4㎞は歩きを覚悟して運動靴を持ってきたが、除雪もまだで雪質も良く、漕ぎながらではあるが3./4は滑って降りられた。除雪工事を行っているところで運動靴に履き替え、20分位で大自然館に着いた。


林道に着く(暑くなってきた)


林道の橋には、まだ3mの積雪はあろうか


除雪工事地点にて運動靴に履き替える


大自然館が見えてきた

今回のトラック

大自然館(5:05)-900m地点(7:15)-前岳(10:10)-浅草岳頂上(10:30~11:00)-途中休憩(11:40~12:00)-林道(12:30~12:45)-除雪地点(13:10~13:30)-大自然館(13:50)
                                    ガストンガニマタ

二王子岳(リベンジ)

2014年04月16日 23時21分55秒 | 山行速報(登山・ハイキング)
2014.04.12(土):日帰り

メンバー:kei2、他1名


昨年、油コボシ(標高1,230m)の手前まで行ったが、天候不良で撤退。
さぁ~て、今回はそのリベンジです!!
前回と違って天気は良さそう。 飯豊連峰の前衛の山として、眺めが期待できそう・・



駐車場は3ヶ所あるそうだが、まだ除雪されていないので路駐。ここから入って二王子神社へ。





一合目を過ぎた辺りから急登が始まる。 雪はしっかり締まっているのでとても歩き易い。(ノーアイゼン)



電柱のような物が立っている所が独標であり定高山(五合目:標高994.4m)。 ここまでくるとようやく急登も落ち着く。 柱には積雪の目安となる数字が書かれている。積雪はなんと3.5メートルも。




少し先の小ピークをいくつか越えトラバースしていくと、おそらくココが「油コボシ」?(標高1,230m)
最後の急登!?
そこを登り切ると稜線に出る。 一気に展望が開けると同時に風も強くなる。


斜度も緩みトラバースぎみに行くとオレンジ色の避難小屋。




山頂からは飯豊連峰大パノラマが見えるはずだったが、雲に覆われてほどんど見えず。時折、雲の合間から顔を出す程度。 この時期は仕方がないのかな~




☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆


~おまけ~

下山後は、登山口から10Km程離れた所にあるラーメン屋「ちゅんり」(偶然見つけたお店)
※ 2年連続 二王子岳下山後にはココで腹ごしらえ。超美味しい。


  鶏塩白湯麺     坦々麺(大盛り) トッピング:チャーチュー3枚

雷鳥観察&山スキー(どちらも残念)

2014年04月14日 23時29分57秒 | 山行速報(山スキ-)
2014.03.28(金)~29(土):1泊2日
メンバー:Kei2、他2名

今回の目的は雷鳥!
メンバーの1人が無類の雷鳥好きとあって、雷鳥を探しに「いざ、乗鞍へ」
歩行具は山スキー、スノーシュー、わかんと3人共バラバラ。
何度かツアーコースをわかんで歩いたことがあるが、山スキーで登るのは初めてなので、少々不安。

3月28日、快晴。
第3Pからリフト2本を乗り継ぎ、ツアーコースの入口へ。
何人かの山スキーヤーの先行者がいた。


ツアーコース入口正面の急斜面。登り切った後は汗だくに。


1番標識の先には高天ヶ原と剣ヶ峰。



4番標識に来ると、高天ヶ原と剣ヶ峰がより近づいてきた。


5番標識 奥に見える尾根を越えていく。


6番標識の後にツアーコースの分岐。直進は肩の小屋(急登:写真では急登に見えないが・・・)


右折は位ヶ原山荘。


尾根を越え、トラバースしていくと位ヶ原山荘が。。。
雪崩危険箇所に気を付けながら、橋を渡ると小屋に着く。

午後2時過ぎに小屋周辺で雷鳥探し。
一人出遅れ、雷鳥探しに奮闘したが見つからなかったので、スキー板で行けるところまで登ることにした。


途中スキーアイゼンをつけ、富士見岳と大黒岳の間にある県境広場まで登ってしまった。
到着したのは午後4時。


富士見岳まで15分ほど。。。


中央左下に小屋。雪面がガリガリで下りられず、結局、スキーアイゼンをつけたまま横歩きで1時間かけて小屋まで下山。トホホホホ

3月29日、私以外の2名は雷鳥探しに早朝5時30分頃から小屋周辺を散策。2日続けて雷鳥を発見。うらやましい限り!!


小屋前での記念撮影(富士見岳)


ツアーコース付近まで下って来て、ようやく滑ることができた~。そんな1枚。


☆☆☆ kei2(^_^)/ ☆☆☆





2014年雪上訓練(ビーコン主体)

2014年04月08日 20時10分18秒 | 山行速報(雪山・アイス)
2014年雪上訓練(ビーコン主体)
久しぶりで雪上訓練を4月6日谷川岳付近で行った。以前は毎年、雪上訓練、岩登り訓練、救助訓練を行っていた。山岳会は、それらの訓練を毎年行うのがあたりまえ、と考えている俺の頭が古いのかも知れないが、近年参加者が少なくなって自然とやめてしまっていた。そういえば当会が合宿をやらなくなって久しい。「同じ釜の飯を食って・・・」などと言ったら今の若者には笑われるのかも知れない。今回は参加者がまとまったので楽しく行うことができた。東京から3名、岩手の遠地から1名、茨城から6名、計10名の参加者があった。
今回はビーコン捜索主体の訓練である。まず1個のビーコン探し、次に2個、最後は3個を埋めて捜索訓練だ。深く埋めるとゾンデの必要性が高くなる。途中で人間を埋めてゾンデの感覚を覚えてもらう。ザックにビーコンを入れて、近くまで行ったらゾンデを行い掘り出す。皆さん要領を覚えてきて、だんだん見つけるのが早くなった。
お昼頃から雪が激しく降ってきて、掘り出した後の搬出訓練を行う。ツエルトを使っての搬送方法。スキー板を使っての搬送方法。岩手のK氏が持っていた、スコップにもピッケルにもソリにもなるアイテムは軽くて便利に感じた。
最後に滑落停止を少々行って終了とした。雪が降っていなければあと2時間位やりたかったが、まあそれなりの訓練ができたと思う。これらの技術を実際に使うことがあってはならないが、訓練は繰り返し行うことによって身につくものであることを肝に銘じていただきたい。


さあ!ビーコン捜索訓練の開始!!

こーじゃねえ!あーじゃねえ!船頭さんばっかり!!


まず一つは見つけたぞ!次だー!!

人間を埋めてゾンデの感覚を覚えてもらう


ツエルトを使った搬送訓練

雪玉を使ったツエルトとの結び方

実際に搬送してみる

山スキー板を使ったソリの作り方の例

                                    ガストンガニマタ