2017/4/29 丹波・火打石谷
今日の辛い想い出も、時間が経って「また行ってもいいかも」
そう思えたらのなら、間違いないです。
あなたはきっと困難に立ち向かう、選ばれし者たち。
簡単に言うと、、、
-沢始め-
久しぶりの沢靴
ネオプレ-ンソックスの感触。
谷に響く渓の音色
体が自然に溶けていく、あの感覚。
沢登シ-ズンの始まりです。
チョイスしたのは丹波の火打石谷
下部の滝場から幻の大滝までが見所。
距離は長いが、支沢を詰めてのショ-トカットも可能だ。
時に自由闊達に山を徘徊する楽しさは、沢登の醍醐味。
不安なのはここ数か月、デスクワ-クに特化した自分自身なのだが、さて如何に。
早朝集合でも奥多摩山行が可能になったのは圏央道の御陰さま。
8時前には大常木林道から丹波川、小常木谷から火打石谷へ
メンバ-はsak、SZTさん、KAKさん、沢デビュ-のFURさん。
切立ったゴルジュに穏やかな流れ。
時に現れる滝は水流近くを登ることができる。
流れ落ちる水流の裏を潜り抜けて登るあたりは、なかなか面白い。
ゴルジュ出口あたりの12mは、左岸支沢を少し登って左へトラバ-ス。
リッジをひと登りして、あとは懸垂で沢床に戻る。
ここは、チョット岩の脆さが際立つ。
落石に注意が必要だ。
その後もいくつかの滝がリズムよく現れる。
時に立った滝もあるが、手掛かりは多く楽しく登れる。
ナメが続くと前半は終了。
そのあとのゴ-ロがやたら長く感じる。
いくつかの滝場をこなすと、前方に大滝の姿。
その手前の二段滝は水流近くを登るが、ヌメっていてちょっと怖い。
40m大滝(支流)を仰ぎ見て、本流は右に屈曲。
そして現れるのが30m大滝(本流)
「大滝は左岸に明瞭な踏み跡」とあるが、そう明瞭ではない。(と思う)
ヤブも疎らな落ち葉に埋もれた急斜面を適当に行く。
その先の滝場を超えると、またもゴ-ロ。
時間も13時を過ぎ、そろそろ潮時。
支沢を詰めて、熊倉山へ。
支沢はなんてことのない沢が続くが、ツメは急斜面。
オマケに岩も脆く、足元も踏まれていないので安定しない。
辛い登りだ。
尾根に乗って、峰をひとつ超えると登山道。
熊倉山を越えて、熊倉尾根を下山。
登山道ではないものの、全く快適な仕事道を2時間ほど。
前半は良いリズム
後半が玉に瑕ず。
それでも心地よい風に吹かれた沢始め。
鈍りきった体に筋肉痛は心地良き度合いを越えてしまったのは言うまでもない。
それでも楽しかったと思える。
「もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう」
Helen Adams Keller
今日の辛い想い出も、時間が経って「また行ってもいいかも」
そう思えたのなら、間違いないです。
あなたはきっと困難に立ち向かう、選ばれし者たち。
簡単に言うと、「沢ヤ」向きです
sak